楽天RPP広告とは?メリット・デメリット、設定方法など徹底解説!
楽天市場で売上を伸ばしたいと思ったとき、まず検討されやすいのが「楽天RPP広告」です。
楽天RPP広告では、検索結果や商品一覧に広告として商品を表示できるため、露出を増やしやすく、クリック課金型で少額から始められるのが特徴です。
一方で、楽天RPP広告の仕組みを理解せずに出稿すると「広告費だけが消化される」「クリック単価が高騰して赤字になる」といった失敗も起こりがちです。
本記事では、楽天RPP広告の基本(メリット・デメリット)から、表示される場所、費用感、設定手順、運用のポイント、効果測定、成果を伸ばす裏技、よくあるトラブルの対策までをまとめて解説します。
「これからRPP広告を始めたい方」も「すでに運用しているけれど成果が伸び悩んでいる方」も、判断軸を整理しながら最適な運用設計ができる内容になっています。是非参考にしてくださいね。
目次
楽天RPP広告とは?
楽天RPP広告(Rakuten Promotion Platform)は、楽天市場内の検索結果や商品一覧などに「広告」表示付きで商品を露出できる広告メニューです。
クリックされた分だけ費用が発生する仕組みのため、予算管理がしやすく、集客施策として導入しやすいのも特徴です。
楽天RPP広告を利用するメリットとは?
楽天RPP広告の魅力は、楽天市場内の購買意欲が高いユーザーに対して、商品単位で広告を出せる点にあります。
さらに、クリック課金型なので無駄な出費を抑えやすく、データを見ながら改善していけるため、店舗規模を問わず取り入れやすい施策です。メリットを把握しておくことで、「どの商品で」「どんな目的で」広告を回すべきかが明確になります。
ここからは、具体的なメリットを項目別に解説します。
購買意欲の高いユーザーに直接アプローチできる
楽天RPP広告の大きなメリットの一つが、すでに購入意欲の高いユーザーに対して直接アプローチできる点です。
楽天市場内で商品検索を行っているユーザーは、「何かを買いたい」「条件に合う商品を探している」という明確な目的を持っています。
RPP広告は、そうした検索結果ページや商品一覧ページに表示されるため、検討段階に入っているユーザーの目に留まりやすく、購買行動につながりやすい広告手法といえます。
SNS広告やディスプレイ広告のように、まだニーズが顕在化していない層へ広く配信する広告とは異なり、RPP広告は「今まさに欲しい人」に対して訴求できる点が特徴です。
そのため、クリック後の離脱が起こりにくく、費用対効果の高い集客を実現しやすくなります。
購買意欲が高まっているユーザーに絞って広告を表示できることが、楽天RPP広告が成果につながりやすい理由です。
成果報酬型(クリック課金)で無駄な広告費を抑えられる
楽天RPP広告は、広告が表示されただけでは費用が発生せず、ユーザーが実際にクリックした場合にのみ課金される成果報酬型(クリック課金)の広告です。
そのため、興味を持たれなかった広告に対してコストがかかることがなく、無駄な広告費を抑えやすい点が大きな特徴です。
特に、広告運用に慣れていない店舗や、限られた予算の中で集客を行う必要がある企業にとっては、費用対効果を確認しながら段階的に運用できる点が安心材料となります。
また、1クリックあたりの入札単価や月額予算を細かく設定できるため、想定以上に広告費が膨らむリスクを防ぐことも可能です。
売上や利益を見ながら広告費を調整しやすく、計画的な広告運用につなげられる点も、楽天RPP広告ならではのメリットといえます。
クリックが発生した分だけ費用が発生する仕組みだからこそ、無駄を抑えた広告運用が実現できます。
商品単位で広告配信でき、売りたい商品をピンポイントで訴求できる
楽天RPP広告は、店舗単位ではなく商品単位で広告配信ができる点が大きな特徴です。
そのため、数ある商品の中から特に売りたい主力商品や、在庫を優先的に消化したい商品、新商品などをピンポイントで訴求することが可能になります。
例えば、季節性のある商品やキャンペーン対象商品なども、タイミングに合わせて柔軟に広告出稿できるため、販売戦略と連動した運用がしやすくなります。
また、商品ごとに広告の成果を確認できるため、費用対効果の高い商品に予算を集中させるといった調整も行いやすくなります。
売上状況や在庫状況に応じて広告対象を切り替えることで、より効率的な売上拡大を目指すことができます。
商品ごとに広告戦略を組み立てられることが、楽天RPP広告の高い柔軟性につながっています。
楽天市場内の検索結果・商品一覧など露出面が多い
楽天RPP広告は、楽天市場内の検索結果ページやカテゴリ別の商品一覧ページなど、ユーザーの目に触れやすい複数の露出面に表示される広告です。
ユーザーが商品を探す過程で必ず通る導線上に広告が掲載されるため、自然な形で商品の存在をアピールできる点が大きなメリットです。
特に検索結果ページでは、通常の商品表示よりも目立つ位置に掲載されることもあり、まだ知名度やレビュー数が少ない商品でも露出を確保しやすくなります。
また、カテゴリ一覧や関連商品枠など、複数の表示箇所に広告が展開されることで、接触回数が増え、商品認知や検討促進につながりやすくなります。
SEO対策だけでは補いきれない露出を広告で補完できる点も、RPP広告ならではの強みといえるでしょう。
購買導線上のさまざまな場面で商品を露出できることが、RPP広告の集客力を高めています。
運用データをもとに改善しやすく、売上拡大につなげやすい
楽天RPP広告では、クリック数や広告費、売上金額、費用対効果などの運用データを管理画面上で確認することができます。
これらの数値をもとに、成果が出ている商品とそうでない商品を明確に把握できるため、感覚に頼らずデータに基づいた広告運用が可能になります。
例えば、費用対効果の高い商品には予算を増やし、成果が伸び悩んでいる商品は広告を停止するといった調整を行うことで、全体の広告効率を高めることができます。
また、広告の結果を分析することで、売れ筋商品やユーザーのニーズが可視化され、商品ページの改善や品揃えの見直しにも活かせます。
広告運用を継続的に改善していくことで、安定した売上拡大につなげやすくなる点も大きなメリットです。
データをもとに改善を繰り返せる仕組みが、楽天RPP広告の成果を継続的に高めてくれます。
楽天RPP広告を利用するデメリットとは?
一方で、RPP広告は出稿すれば必ず売上が伸びる万能施策ではありません。
商品ページの完成度や利益設計が甘い状態で運用すると、クリックだけが増えて赤字になることもあります。また、競合状況によってクリック単価が上がるなど、外部要因の影響も受けやすい点には注意が必要です。
デメリットを理解しておけば、リスクを回避しながら安定運用しやすくなります。
それでは、実際にどのようなデメリットが起こりやすいのかを見ていきましょう。
広告費をかけても必ず売上につながるわけではない
楽天RPP広告はクリック課金型の広告であるため、広告がクリックされれば売上が発生しなくても広告費は発生します。
そのため、商品ページの内容や価格、送料、レビュー数などが十分に整っていない場合、広告で集客できても購入まで至らず、費用対効果が悪化する可能性があります。
特に競合商品が多いジャンルでは、ユーザーが複数の商品を比較するため、広告で集客しても他店舗に流れてしまうケースも少なくありません。
RPP広告はあくまで集客を補助する施策であり、商品自体の魅力や購入しやすさが伴っていなければ、期待した成果を得ることは難しくなります。
広告運用とあわせて、商品ページ改善や価格設計の見直しを行うことが重要です。
広告だけに頼らず、商品力やページ内容を整えることが成果を出すための前提条件となります。
競合が多いジャンルではクリック単価が高騰しやすい
楽天RPP広告は入札制の広告であるため、同じ商品ジャンルやキーワードに多くの店舗が出稿すると、クリック単価が上昇しやすくなります。
特に、人気ジャンルや売れ筋商品が集中するカテゴリでは競争が激しく、想定よりも高い広告費が必要になるケースも少なくありません。
クリック単価が高騰すると、一定のアクセスは集められても、広告費が利益を圧迫し、結果として費用対効果が合わなくなるリスクがあります。
また、広告費を抑えるために入札単価を下げると、表示順位が下がり、十分な露出が得られなくなる可能性もあります。
そのため、競合状況を把握したうえで、利益率や商品単価に見合った広告運用を行うことが重要です。
競合の多さを前提に、無理のない広告単価設計を行うことが安定運用のポイントです。
広告運用には継続的な調整と管理が必要
楽天RPP広告は、一度設定すれば自動的に成果が出続ける広告ではなく、継続的な調整と管理が求められます。
広告の配信状況やクリック数、広告費、売上などを定期的に確認し、成果が出ている商品とそうでない商品を見極める必要があります。
成果が伸び悩んでいる商品は広告を停止したり、入札単価や予算を見直したりするなど、状況に応じた対応が欠かせません。
また、季節要因や競合の動きによって広告効果が変動するため、放置してしまうと費用対効果が悪化するリスクもあります。
一定の時間や運用リソースを確保できない場合、十分な成果を出しにくい点はデメリットといえるでしょう。
RPP広告は「設定して終わり」ではなく、継続的な改善を前提とした施策です。
利益率の低い商品では赤字になる可能性がある
楽天RPP広告はクリック課金型の広告であるため、商品が購入されなくてもクリックが発生すれば広告費がかかります。
そのため、商品単価が低い、もしくは利益率が低い商品では、広告費が売上や利益を上回り、赤字になってしまうリスクがあります。
特に送料込み価格の商品や、原価率が高い商品では、少しの広告費増加でも収支バランスが崩れやすくなります。
広告を出稿する際は、1件あたりの利益額や許容できる広告費を事前に算出し、無理のない運用設計を行うことが重要です。
利益構造を把握せずに広告を継続すると、売上は伸びていても利益が残らない状況に陥る可能性があります。
広告出稿前に利益率と許容広告費を把握しておくことが、赤字を防ぐための基本です。
広告に依存しすぎると自然検索の強化がおろそかになりやすい
楽天RPP広告で安定した集客ができるようになると、広告に頼った運営になりやすい点は注意すべきデメリットです。
広告によって一定のアクセスや売上を確保できている状態が続くと、商品ページの改善やSEO対策、レビュー獲得といった自然検索を強化する取り組みが後回しになってしまうケースがあります。
しかし、広告は出稿を停止すれば露出が一気に減少するため、広告だけに依存した運営は安定性に欠けます。
長期的に売上を伸ばしていくためには、広告による集客とあわせて、商品名や説明文の最適化、画像改善、レビュー施策などを継続的に行うことが欠かせません。
広告と自然検索のバランスを意識した運営を行うことが、安定した売上基盤を築くポイントとなります。
広告はあくまで補助施策と捉え、自然検索の強化と両立させることが重要です。
楽天RPP広告の活用例
RPP広告は「とりあえず配信する」よりも、目的に合わせて使い分けたほうが成果が出やすい広告です。
例えば、新商品を早期に露出させたいのか、主力商品をさらに伸ばしたいのか、広告費が先行している状態を改善したいのかで、設定や見るべき指標が変わります。
ここでは、よくある目的別の活用パターンを事例形式で整理します。
それでは、A社・B社・C社のケースを順番に確認していきましょう。
A社:新商品の露出強化にRPP広告を活用したケース
A社では、新商品発売直後は自然検索での露出が少なく、アクセスが伸び悩んでいました。
そこで楽天RPP広告を活用し、商品CPCをやや高めに設定して検索結果や関連商品枠での表示回数を増やしました。
あわせて商品ページの内容も見直し、広告流入後の購入率向上を図りました。
発売初期から集中的に広告を活用することで、短期間でデータを蓄積できた点も大きなポイントです。
新商品のアクセス数が増加し、発売初月から安定した売上を確保。
B社:主力商品の売上拡大を目的に運用したケース
B社では、すでに売上実績のある主力商品をさらに伸ばすためにRPP広告を導入しました。
全商品一律のCPC設定ではなく、売上・ROASが高い主力商品のみCPCを引き上げ、その他の商品は除外または低単価で運用しました。
広告費を集中投下することで、無駄なクリックを抑えつつ効率的な集客を実現しています。
戦略的に配分した広告運用が成果につながった事例です。
広告費を抑えながら、主力商品の売上と利益率が向上。
C社:検索キーワードを絞って費用対効果を改善したケース
C社では、広告費が先行し利益が残らないことが課題でした。
そこでRPP広告のキーワード別CPC設定を活用し、購入意欲の高い検索キーワードに予算を集中させました。
ビッグキーワードは単価を抑え、ニッチなキーワードを中心に配信することでクリックの質を改善しました。
定期的な数値確認と調整を繰り返したことで、安定した広告運用が実現しています。
ROASが改善し、広告経由の売上が安定して黒字化。
楽天RPP広告が表示される場所とは?
RPP広告は、楽天市場内のさまざまな導線に表示されるため、ユーザーが商品を探すプロセスに自然に入り込めるのが強みです。
検索結果だけでなく、カテゴリ一覧や楽天市場TOP、楽天グループメディアなど、露出面によってユーザーの温度感や期待値が異なります。表示場所を理解しておくと、「どの段階のユーザーに当てたいか」を意識した商品選定やCPC調整がしやすくなります。
それでは、具体的にどの場所に表示されるのかを解説します。
楽天市場の検索結果ページ上部・中部

RPP広告が最も多く表示されるのが、楽天市場内の検索結果ページです。
ユーザーがキーワード検索を行った際、自然検索結果に混ざる形で「広告」表記付きの商品が表示されます。
購入意欲が高いユーザーに直接アプローチできるため、RPP広告の中でも特に重要な掲載枠といえます。
カテゴリ一覧ページ

カテゴリ別に商品が一覧表示されるページにも、RPP広告が掲載される場合があります。検索キーワードではなくカテゴリから商品を探しているユーザーに向けて露出できるため、ジャンル認知や比較検討段階での接触機会を増やせるのが特徴です。
楽天市場TOP

楽天市場のトップページ内にもRPP広告が表示されることがあります。特集枠やおすすめ商品枠などに掲載されるケースがあり、多くのユーザーの目に触れるため認知拡大に効果的です。検索前の段階で商品を訴求できるため、潜在層へのアプローチや新商品の露出強化にも活用できます。
楽天グループメディア

RPP広告は、楽天市場だけでなく、楽天が運営する各種グループメディアにも配信されます。
楽天ポイント関連サービスやコンテンツメディアなど、楽天経済圏内のユーザーに幅広くリーチできるため、効率的に見込み顧客を獲得できる点が魅力です。
楽天RPP広告のアルゴリズムとは?
楽天RPP広告の配信ロジックについては、楽天市場から公式に詳細なアルゴリズムが公開されているわけではありません。
そのため、一般的に語られている内容だけでなく、実際の運用結果や数値の変化をもとに判断していく必要があります。
RPP広告は、入札単価だけでなく、商品ページの実績やユーザーの反応など、複数の要素が組み合わさって表示可否や順位が調整されていると考えられます。詳しい内容を見ていきましょう。
以下で解説する内容は、こうした仕組みを前提に、日々の広告運用・改善を通じて得られた自社の知見に基づく情報となります。
入札単価(クリック単価)が表示順位に影響する
楽天RPP広告では、各商品ごとに設定する入札単価(クリック単価)が、広告の表示順位を左右する重要な要素の一つとなります。
同じ検索キーワードやカテゴリ内で複数の商品が広告出稿されている場合、基本的には入札単価が高い商品ほど、検索結果や商品一覧ページの上位に表示されやすくなります。
そのため、露出を増やしたい商品や、売上を伸ばしたい主力商品については、ある程度の入札単価を設定することが必要になります。
一方で、入札単価を高く設定すればするほど広告費も増えやすくなるため、単純に高額入札を続けるだけでは利益を圧迫してしまう可能性があります。
実際の運用では、商品単価や利益率、目標ROASなどを踏まえたうえで、無理のない範囲で入札単価を調整していくことが重要です。
また、入札単価だけでなく、商品実績や広告のパフォーマンスも加味されるため、継続的なデータ確認と調整が欠かせません。
入札単価は表示順位を左右する重要な要素であり、利益を意識したバランス調整が成功のカギとなります。
商品ページの売れ行き・実績が評価に反映される
楽天RPP広告では、入札単価だけでなく、商品ページの売れ行きや過去の販売実績も広告評価の要素として反映されます。
一定期間における販売数や売上、購入率などの実績がある商品は、ユーザーから支持されている商品として評価されやすくなります。
その結果、同じ入札単価であっても、実績のある商品ほど広告が表示されやすくなる傾向があります。
反対に、販売実績が少ない商品や、直近で売上が伸び悩んでいる商品は、広告を出稿しても表示順位が上がりにくいケースがあります。
そのため、RPP広告の効果を高めるためには、広告運用と並行して、商品ページの改善や販売促進を行い、実績を積み上げていくことが重要です。
広告だけでなく、日頃の販売実績の積み重ねがRPP広告の表示評価を高める要因になります。
クリック率(CTR)が広告表示の最適化に関係する
楽天RPP広告では、広告が表示された回数に対してどれだけクリックされたかを示すクリック率(CTR)も、広告表示の最適化に関わる重要な指標です。
クリック率が高い商品は、ユーザーの検索意図やニーズに合っていると判断されやすく、広告としての評価が高まる傾向があります。
その結果、同じ入札単価であっても、CTRの高い商品は表示されやすくなり、露出機会が増える可能性があります。
一方で、表示はされているもののクリックされない商品は、ユーザーとの関連性が低いと判断され、広告表示が抑えられる場合があります。
クリック率を高めるためには、商品名の工夫やメイン画像の改善、価格や送料無料表示など、ユーザーが思わずクリックしたくなる要素を整えることが重要です。
CTRを意識したサムネイル・表記が、RPP広告の表示機会を広げるポイントになります。
コンバージョン率(CVR)が広告配信の効率に影響する
楽天RPP広告では、広告をクリックしたユーザーが実際に購入に至った割合を示すコンバージョン率(CVR)も、広告配信の効率に影響する重要な指標です。
CVRが高い商品は、商品ページの内容や価格、条件がユーザーの期待に合っていると判断されやすく、広告としての評価が高まります。
その結果、同じ入札単価であっても、CVRの高い商品は費用対効果が良い広告とみなされ、安定して配信されやすくなる傾向があります。
一方で、クリックはされるものの購入につながらない商品は、広告効率が低いと判断され、配信が抑えられる可能性があります。
CVRを高めるためには、商品説明の充実、画像や動画の改善、レビュー獲得、送料や返品条件の明確化など、購入を後押しする要素を整えることが重要です。
CVRを高める商品ページ作りが、RPP広告の配信効率を向上させるカギとなります。
在庫状況や販売継続性も評価要素となる
楽天RPP広告では、入札単価や実績データだけでなく、商品の在庫状況や安定した販売継続性も評価要素の一つとして考慮されます。
在庫切れが頻発している商品や、販売停止と再開を繰り返している商品は、ユーザー体験を損なう可能性があるため、広告配信が不安定になりやすい傾向があります。
一方で、常に一定数の在庫を確保し、継続的に販売されている商品は、購入機会を安定して提供できる商品として評価されやすくなります。
特にRPP広告は購買意欲の高いユーザーに表示されるため、クリック後に在庫切れとなっていると、広告効果が無駄になってしまいます。
そのため、広告運用とあわせて在庫管理を徹底し、安定した販売体制を整えておくことが重要です。
安定した在庫確保と継続販売が、RPP広告の評価と成果を支える土台となります。
ユーザーの検索キーワード
楽天RPP広告では、ユーザーが実際に入力した検索キーワードとの関連性も、広告表示を左右する重要な要素となります。
ユーザーの検索意図に対して、商品名や商品説明、カテゴリ設定が適切に一致している商品ほど、関連性が高いと判断されやすくなります。
その結果、検索キーワードと親和性の高い商品は、広告として表示されやすくなり、クリックや購入につながる可能性も高まります。
一方で、検索キーワードと商品内容がずれている場合は、広告が表示されにくくなったり、表示されてもクリック率が低下したりする傾向があります。
RPP広告の効果を高めるためには、商品名に適切なキーワードを含めることや、検索されやすいワードを意識した商品ページ設計が欠かせません。
ユーザーの検索意図を正しく捉えたキーワード設計が、RPP広告の表示機会と成果を大きく左右します。
楽天RPP広告にかかる費用とは?
RPP広告はクリック課金型で、月額予算やCPCを自社で調整できるため、費用の設計次第でリスクを抑えながら運用できます。
ただし、費用感を曖昧なまま始めると「いつの間にか広告費が膨らんだ」「利益が残らない」といった問題につながりやすいです。事前に費用の仕組みと設定できる範囲を理解しておくことで、狙い通りの運用に近づけられます。
次からは、課金方式や最低予算、CPCの設定幅などを具体的に確認します。
楽天RPP広告はクリック課金型で費用が発生する
楽天RPP広告は、広告が表示された回数ではなく、ユーザーが商品広告をクリックした時点で費用が発生するクリック課金型(CPC)の広告です。
そのため、実際に商品ページへアクセスしたユーザー分のみ広告費がかかる仕組みとなっています。
無駄な表示コストが発生しにくく、広告費と集客効果の関係を把握しやすい点が特徴です。
広告運用が初めての店舗でも、少額から試しやすい広告手法といえます。
クリックされた分だけ費用が発生するため、無駄な広告費を抑えやすいのが特徴です。
月額の広告費は5,000円から設定できる
楽天RPP広告では、月額の広告予算を店舗側で自由に設定できます。
最低出稿金額は月額5,000円からとなっており、小規模店舗や広告を試してみたい場合でも始めやすい点が魅力です。
設定した予算上限に達すると、その月の広告配信は自動的に停止されます。
そのため、想定以上に広告費が膨らんでしまう心配もありません。
まずは5,000円から始め、成果を見ながら調整する運用がおすすめです。
キャンペーン・商品CPCは10円〜10,000円で設定可能
楽天RPP広告では、キャンペーン単位や商品単位でクリック単価(CPC)を設定できます。
キャンペーン・商品CPCは10円〜10,000円の範囲で指定可能です。
単価を高く設定するほど広告は表示されやすくなりますが、その分クリック時の広告費も高くなります。
利益率や商品単価を考慮しながら、無理のないCPC設定が重要です。
売上だけでなく、利益を残せるCPC設定を意識しましょう。
キーワードCPCは40円〜10,000円で調整できる
検索結果に表示されるRPP広告では、キーワードごとにクリック単価を設定できます。
キーワードCPCは40円〜10,000円の範囲で設定可能です。
競合が多いビッグキーワードは高単価になりやすく、ニッチなキーワードは低単価でも成果が出る場合があります。
データを見ながら、成果の出ているキーワードに予算を集中させることが重要です。
闇雲に単価を上げず、費用対効果を重視して調整しましょう。
初期費用・固定費がかからず費用管理がしやすい
楽天RPP広告には、初期費用や月額の固定費は一切かかりません。
実際に発生するのは、ユーザーにクリックされた分の広告費のみです。
そのため、必要なタイミングで必要な分だけ広告を出稿できます。
ROASなどの指標を確認しながら、継続的に改善することで安定した広告運用が可能になります。
低リスクで始められ、改善しながら育てていける広告施策です。
楽天RPP広告の設定方法について
RPP広告は、RMSの管理画面からキャンペーン作成→除外設定→CPC調整という流れで進めるのが基本です。
手順自体は難しくありませんが、最初の設定で「全商品配信」「除外漏れ」「CPCの決め方が曖昧」といった状態になると、初動から無駄な広告費が発生しやすくなります。運用を安定させるためにも、設定の意図を持ちながら段階的に進めることが大切です。
それでは、まず管理画面へのアクセス手順から見ていきましょう。
1.楽天RPP広告の管理画面へアクセスする
楽天RPP広告の設定は、楽天市場の店舗運営者向け管理画面「RMS」から行います。
RMSにログイン後、左サイドバーにある「広告・アフィリエイト・楽天大学」をクリック後、「広告(プロモーションメニュー)」をクリック。
その後広告関連メニューの中にある「RPP広告」を選択することで、設定画面へ進むことができます。
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初めて利用する場合でも、専用の管理画面が用意されているため、複雑な操作は必要ありません。
まずは広告設定を行う前に、RPP広告の管理画面構成を一通り確認しておくと、その後の設定がスムーズになります。
2.キャンペーンを作成する
その後、広告配信の単位となる「キャンペーン」を作成します。
RPP広告のメニューを開いたら、「キャンペーン」を選択し、「新規登録」をクリックします。
設定画面では、まずキャンペーン名を入力します。これは任意項目のため、後から見返した際に内容が分かりやすい名称を付けておくと管理がしやすくなります。次にステータスを設定し、すぐに広告配信を開始したい場合は「有効」を選択します。商品設定をすべて完了してから配信したい場合は、「無効」にしておくことで、意図しない配信を防ぐことができます。
続いて月額予算を入力します。ここで設定した金額は1か月あたりの広告費として適用され、特に変更を行わない限り翌月以降も同じ条件で継続されます。そのため、無理のない範囲で予算を設定することが大切です。
また、1クリックあたりの入札単価(CPC)もこのタイミングで設定します。CPCは最低10円から指定でき、キャンペーン内のすべての商品に共通で適用されます。特定の商品を広告配信から外したい場合は、登録後に個別で除外設定を行うことが可能です。
キャンペーンのステータスを「有効」にして登録が完了すると、RPP広告の配信準備が進みます。広告は早ければ数時間で表示され始めますが、場合によっては反映までに10時間以上かかることもあります。
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なお、キャンペーンは複数作成することができますが、実際に配信できるのは常に1キャンペーンのみです。複数のキャンペーンを同時に配信することはできない点に注意しましょう。
3.商品の除外設定をする
RPP広告のキャンペーンを設定しただけでは、すべての商品が広告配信の対象となってしまうため、配信が不要な商品には除外設定をする必要があります。
売上は出ているものの広告費がかかりすぎている商品や、季節外れの商品などを除外することで、広告費の無駄を防ぎ、費用対効果の高い運用につながります。
設定方法は、「手動登録」と「CSVファイルでの一括登録」の2種類の方法があるため、下記でそれぞれ見ていきましょう。
手動登録
手動で登録する際は、RMSのメニューバーの「RPP」>>「除外商品」をクリック。
その後「+新規登録」>>「除外商品の新規登録」欄にて除外したい商品の商品管理番号を入力してください。
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CSVファイルでの一括登録
一括登録する場合は、RMSのメニューバーの「RPP」>>「除外商品」>>「一括ダウンロード」をクリック。
その後、サイトからサンプルフォーマットをダウンロードし、除外したい商品を記入後、CSVファイルをアップロードしましょう。
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4.CPCを個別に設定する
楽天RPP広告は、キャンペーン全体のCPCを設定するだけでも配信されますが、より細かく運用したい場合は商品ごと・キーワードごとにCPCを個別設定することが可能です。
個別設定を行う場合は、RPP広告管理画面内の「商品・キーワード設定」画面を開き、まず設定したい商品の商品の商品管理番号を入力します
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そのうえで、特定の検索ワードからの流入を強化したい場合は、該当商品に対してキーワード別CPCを追加します。キーワード別CPCは40円から設定でき、登録時には推奨される「目安CPC」が表示されます。
この目安よりも低い単価を設定すると、広告が表示されにくくなる場合があるため注意が必要です。
商品やキーワードごとにCPCを調整することで、成果の出やすい部分に予算を集中させ、効率的な広告運用につなげることができます。
楽天RPP広告運用のポイント
RPP広告で成果を出すには、入札単価を上げ下げするだけでなく、「利益が残る設計」になっているかを軸に運用することが欠かせません。
具体的には、利益率の把握、商品ごとの取捨選択、商品ページの完成度、在庫状況、数値を見た改善の習慣化など、広告以外の要素も成果に直結します。
ここを押さえると、短期の売上だけでなく安定した伸びにつながりやすくなります。
次からは、運用で特に重要なポイントを順番に解説します。
利益率を把握したうえで入札単価を設定する
楽天RPP広告を安定して運用するためには、「いくらまで広告費をかけてよいのか」を事前に明確にしておくことが欠かせません。
その判断軸となるのが、商品ごとの利益率です。
利益率→許容広告費→入札単価という順番で考えることが、失敗しにくい広告運用のコツです。
次からは、利益率を基準に入札単価を考える際の具体的なポイントを、段階的に整理して解説します。
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まずは1商品あたりの利益額を明確にする
最初に行うべきことは、1商品が売れたときに最終的にいくら利益が残るのかを把握することです。
商品原価だけでなく、送料、梱包費、楽天の手数料なども含めて計算することで、実際の利益額が見えてきます。
この「実利益」を把握しておくことで、広告費にどこまで使えるかの上限が明確になります。
次に重要になるのが、その利益の中から広告費をどう配分するかという考え方です。
許容できる広告費から入札単価の目安を決める
利益額が分かったら、「1件の購入に対して何円まで広告費をかけられるか」を決めます。
例えば、1件あたり2,000円の利益が出る商品であれば、広告費は1,000円以内に抑えたい、といった基準を設けます。
この許容広告費をもとに、想定クリック数から逆算して入札単価を設定することで、赤字リスクを抑えた運用が可能になります。
ここまで整理できると、感覚ではなく数字を根拠に単価調整ができるようになります。
利益を残すために定期的な見直しを行う
入札単価は一度決めて終わりではなく、定期的に見直すことが重要です。
競合状況やクリック単価の変動、CVRの変化によって、同じ入札単価でも利益が出なくなるケースがあります。
広告費と利益のバランスを定期的に確認し、必要に応じて単価を調整することで、長期的に安定した広告運用につながります。
利益率を軸にした入札単価設計と継続的な見直しが、RPP広告で成果を出し続けるための基本といえるでしょう。
商品ごとに広告の成果を確認・取捨選択する
楽天RPP広告は商品単位で運用できるため、「どの商品に広告費を使うべきか」を見極めることが成果を左右します。
すべての商品に一律で広告を出すのではなく、数値をもとに取捨選択することで、広告効率を大きく改善できます。
広告は「全商品に出すもの」ではなく、「選んで出すもの」と考えることが重要です。
次からは、商品ごとに成果を見極め、広告対象を取捨選択する際の具体的なポイントを段階的に解説します。
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まずは商品ごとの広告成果を数値で把握する
最初に行うべきことは、商品ごとに「広告費・売上・利益」を確認することです。
広告経由で売上は出ているものの、広告費を差し引くと利益が残っていない商品も少なくありません。
感覚ではなく数値で成果を把握することで、広告を続けるべき商品と見直すべき商品が明確になります。
次に重要なのが、その数値をもとに広告の強弱を判断することです。
成果の出ている商品と出ていない商品を切り分ける
広告費に対して売上・利益がしっかり出ている商品は、入札単価や予算を強化する対象となります。
一方で、クリックは発生しているものの購入につながらない商品や、赤字になっている商品は、広告停止や改善の検討が必要です。
この切り分けを行うことで、限られた広告費を「成果の出る商品」に集中させることができます。
メリハリのある配分が、全体の広告効率を高めるポイントです。
定期的に見直し、広告対象を入れ替える
広告成果は常に一定ではなく、季節要因や競合状況によって変化します。
そのため、一度決めた広告対象商品を固定するのではなく、定期的に成果を確認し、広告対象を入れ替えていくことが重要です。
成果が落ちてきた商品は一時的に広告を止め、別の商品を試すことで、新たな売れ筋を発見できることもあります。
商品単位での見直しを繰り返すことが、RPP広告で安定して成果を出し続けるための基本といえるでしょう。
商品ページの完成度を高めてから広告を出稿する
楽天RPP広告は、商品ページへユーザーを集めるための施策であり、最終的に購入を決めるのは商品ページそのものです。
そのため、広告を出稿する前に「このページで本当に購入したくなるか」という視点で内容を確認しておくことが欠かせません。
広告は集客、購入を決めるのは商品ページという役割分担を意識することが重要です。
次からは、広告出稿前に確認しておきたい商品ページ完成度のポイントを、段階的に整理して解説します。
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検索結果で「選ばれる」情報が揃っているか確認する
まず重要なのは、検索結果や商品一覧で表示された際に、ユーザーが安心してクリックできる情報が揃っているかです。
商品名が分かりやすいか、メイン画像で商品の特徴が一目で伝わるか、価格や送料が明確かといった点が第一関門となります。
この段階で不安要素があると、広告で表示されてもクリックされず、広告費が無駄になってしまいます。
次に意識すべきなのが、ページ内での購入判断材料です。
商品ページ内で疑問や不安を解消できているか
商品ページでは、ユーザーが感じやすい疑問や不安を事前に解消できているかが重要です。
商品の特徴や使い方、サイズ感、素材、注意点などが具体的に説明されていないと、購入をためらわれる原因になります。
また、画像や動画を活用して実際の使用イメージを伝えることで、購入後のギャップを減らすことができます。
ここまで整えることで、広告経由のクリックが購入につながりやすくなります。
レビューや実績で「安心材料」を補強する
最後に重要なのが、第三者評価となるレビューや実績です。
レビュー数が少ない場合でも、実際の購入者の声が掲載されているだけで、ユーザーの安心感は大きく変わります。
広告で集客する前に、レビュー獲得施策やQ&Aの整備を行っておくことで、CVRの底上げが期待できます。
商品ページの完成度を高めてから広告を出稿することが、同じ広告費でより高い成果を出すための基本といえるでしょう。
在庫状況を常に意識して広告を運用する
楽天RPP広告は、購入意欲の高いユーザーを商品ページへ誘導する施策であるため、在庫状況との連動が欠かせません。
在庫が不安定な状態で広告を配信すると、広告費の無駄だけでなく、ユーザー体験の低下にもつながります。
在庫がある前提で広告は初めて効果を発揮します。
次からは、在庫状況を意識したRPP広告運用の具体的なポイントを、段階的に解説します。
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在庫切れ・残りわずかの商品は広告対象から外す
まず重要なのは、在庫切れや在庫が極端に少ない商品を広告対象に含めないことです。
広告経由でアクセスが集まっても、在庫切れでは購入につながらず、広告費だけが消化されてしまいます。
また、在庫切れ表示が続くことで、ユーザーの不満や店舗評価の低下につながる可能性もあります。
そのため、広告配信前には必ず在庫状況を確認する習慣をつけることが大切です。
安定供給できる商品を優先して広告配信する
RPP広告で強化すべきなのは、継続的に在庫を確保できる商品です。
安定して販売できる商品であれば、広告によってアクセスが増えても、販売機会を逃すことなく売上につなげられます。
特に主力商品やリピート購入が見込める商品は、在庫状況を整えたうえで広告を配信することで、効率的な集客が可能になります。
次に意識したいのが、在庫変動に応じた広告調整です。
在庫変動に合わせて広告をON/OFFする
在庫数は日々変動するため、広告も固定的に運用するのではなく、状況に応じて調整することが重要です。
在庫が潤沢なタイミングでは広告を強化し、在庫が減ってきたら一時的に広告を抑えるといった判断が必要になります。
在庫と広告を連動させることで、無駄な広告費を抑えながら、機会損失を防ぐことができます。
在庫管理と広告運用をセットで考えることが、RPP広告で安定した成果を出すための重要なポイントといえるでしょう。
定期的に数値を確認し、改善を繰り返す
楽天RPP広告は、設定して終わりの施策ではなく、数値を見ながら調整を続けることで効果を高めていく広告です。
そのため、日々の運用の中で「どの数値を、どのように見るか」を決めておくことが重要になります。
数値確認と改善を前提にしてこそ、RPP広告は本来の力を発揮します。
次からは、RPP広告を安定して改善していくための考え方を、段階的に整理して解説します。
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まずは定期的にチェックする指標を決める
最初に行うべきことは、毎回確認する指標を明確にすることです。
クリック数、広告費、売上、ROASなど、基本となる数値を定点観測することで、広告の状態を把握しやすくなります。
すべての数値を細かく見る必要はなく、「成果判断に必要な指標」を絞ることが継続のコツです。
次に重要なのが、数値の変化から課題を見つけることです。
数値の変化から原因を切り分ける
数値を確認する際は、「どこが変わったのか」に注目します。
クリック数が減っているのか、購入につながらなくなっているのかによって、対策は大きく異なります。
例えば、CTRが下がっていれば商品名や画像の見直し、CVRが下がっていれば商品ページ改善が必要になります。
数値を分解して考えることで、的確な改善につなげることができます。
小さな改善を積み重ねて成果を伸ばす
RPP広告の改善は、一度で大きな成果を出そうとするよりも、小さな調整を積み重ねることが重要です。
入札単価の微調整や広告対象商品の入れ替えなど、できることから順番に改善していきます。
定期的な見直しを習慣化することで、広告効果は徐々に安定し、成果も積み上がっていきます。
継続的な改善こそが、RPP広告で長期的に成果を出すための最大のポイントといえるでしょう。
楽天RPP広告の効果測定方法
広告を回し続けても、効果測定の基準がないと「良くなっているのか」「悪化しているのか」が判断できません。
RPP広告はデータが見える広告だからこそ、広告費・売上・ROAS・CTR・CVRなどを定点観測し、改善判断に落とし込むことが重要です。測定の考え方を整理しておけば、単なる出しっぱなしにならず、成果の再現性が高まります。
ここからは、具体的にどの指標をどう見ればよいかを解説します。
広告費と売上の関係を把握する
楽天RPP広告の効果測定において、最初に確認すべきなのが広告費と売上のバランスです。
広告経由でどれだけの売上が発生し、そのためにいくらの広告費が使われているのかを把握することで、施策全体の成果感をつかむことができます。
広告費に対して売上が極端に少ない場合は、商品選定や入札単価、商品ページ内容に課題がある可能性があります。
まずはシンプルに「広告費をかけた結果、売上が伸びているか」を確認することが重要です。
広告費と売上の関係を把握することが、効果測定の第一歩です。
ROAS(広告費用対効果)で効率を判断する
売上金額だけでなく、ROAS(広告費用対効果)を見ることで、広告の効率をより正確に判断できます。
ROASは「広告経由売上 ÷ 広告費」で算出され、数値が高いほど効率よく売上を生み出せている状態といえます。
事前に目標ROASを設定しておくことで、広告を継続すべき商品と見直すべき商品を明確に判断できるようになります。
感覚ではなく指標をもとに判断することが、安定した広告運用につながります。
ROASを基準に考えることで、広告効率の良し悪しが明確になります。
クリック数とクリック率(CTR)を確認する
広告がユーザーに興味を持たれているかを判断する指標が、クリック数とクリック率(CTR)です。
CTRが高い商品は、検索結果画面での見え方や訴求内容がユーザーのニーズに合っていると考えられます。
一方で、表示されているにもかかわらずクリックされない場合は、商品名や画像、価格表示に改善余地がある可能性があります。
CTRの数値を見ることで、広告表示時点での課題を把握することができます。
CTRは「広告が魅力的に見えているか」を測る重要な指標です。
コンバージョン率(CVR)で商品ページの完成度を測る
コンバージョン率(CVR)は、広告をクリックしたユーザーがどれだけ購入に至っているかを示す指標です。
CVRが低い場合、広告自体ではなく、商品ページの内容や価格、送料、レビュー数などに課題がある可能性があります。
CVRを見ることで、集客後の導線や商品ページの完成度を客観的に評価することができます。
広告と商品ページを切り分けて考えるためにも、CVRの確認は欠かせません。
CVRは商品ページ改善が必要かどうかを判断する指標になります。
商品単位で成果を比較・分析する
楽天RPP広告は商品単位でデータを確認できるため、商品ごとの成果分析が可能です。
広告費に対して利益が出ている商品と、そうでない商品を切り分けることで、広告運用の精度を高めることができます。
全体の平均値だけを見るのではなく、商品ごとの数値に注目することが重要です。
強化すべき商品を明確にすることで、無駄な広告費を抑えられます。
商品単位での分析が、RPP広告改善の精度を高めます。
一定期間で数値の推移を見る
楽天RPP広告の効果測定では、1日単位の数値だけで判断しないことが重要です。
曜日やキャンペーン、季節要因によって数値は大きく変動するため、1週間〜1か月といった一定期間で推移を見る必要があります。
短期的な上下に一喜一憂せず、傾向として改善しているかを確認することが、正しい判断につながります。
継続的な数値チェックが、安定した成果につながります。
RPP広告の効果は、一定期間での「流れ」を見ることが大切です。
楽天RPP広告で成果を出すための裏技
基本の運用を押さえたうえで、もう一段成果を伸ばしたい場合は、広告の使い方を少し工夫するのが効果的です。
例えば「売れすぎ商品を外す」「初動だけ単価を上げる」「時間帯で出し分ける」など、同じ広告費でも結果を変えやすいテクニックがあります。闇雲に新しい施策を増やすより、まずは既存運用の効率を上げる視点が重要です。
それでは、実務で取り入れやすい裏技を項目別に見ていきましょう。
あえて「売れすぎ商品」を広告から外す
楽天RPP広告では、すでに自然検索やランキング経由で安定して売れている商品に広告費をかけ続けているケースが少なくありません。
しかし、こうした商品は広告を止めても一定の売上が見込めることが多く、広告費が実質的に「不要な上乗せ」になっている可能性があります。
売れすぎ商品を一度広告対象から外すことで、広告費に余力が生まれ、次に伸ばしたい商品や利益率の高い商品に投資できます。
全体売上ではなく「利益最大化」を目的とした場合、この取捨選択は非常に効果的です。
広告は「売れている商品」ではなく「伸ばすべき商品」に使うのが裏技です。
広告開始直後は短期間だけ入札単価を高めに設定する
新商品やテコ入れした商品をRPP広告で配信する際、最初から低い入札単価で始めると、十分な表示やデータが集まらないことがあります。
初動の数日〜1週間だけ入札単価を高めに設定することで、意図的に表示・クリック・購入データを集めることが可能になります。
一定の実績が蓄積された後に入札単価を下げることで、評価を維持しつつ広告費を抑えた運用がしやすくなります。
最初の動かし方で、その後の広告効率が大きく変わる点は見落とされがちです。
初動は「データを集める期間」と割り切ることが成功の近道です。
曜日・時間帯を意識して広告ON/OFFを切り替える
楽天市場では、商品ジャンルによって売れやすい曜日や時間帯が明確に分かれることがあります。
常に広告を配信し続けるよりも、購入が集中しやすいタイミングに絞って広告を強化することで、無駄なクリックを抑えられます。
特に平日昼間など、購入につながりにくい時間帯を見直すだけでも、広告効率が改善するケースがあります。
広告を「出し続ける前提」で考えないことが、この裏技のポイントです。
売れる時間に広告を集中させるだけで、費用対効果は大きく変わります。
商品名は「広告表示」を前提に組み直す
商品名はSEOを意識して長文化しがちですが、RPP広告では検索結果一覧での見え方が重要になります。
広告枠では一瞬で内容が伝わらないと、表示されてもクリックされません。
用途・悩み・ベネフィットなど、ユーザーが判断しやすい要素を前半に配置することで、CTR改善につながるケースがあります。
自然検索用と広告用で、役割を分けて商品名を設計する視点が有効です。
「検索される商品名」と「クリックされる商品名」は必ずしも同じではありません。
広告を使ってレビュー獲得を加速させる
レビュー数が少ない商品は、CVRが低くなりやすく、広告効率も伸びにくい傾向があります。
RPP広告を活用して初期購入数を増やし、レビュー投稿につながる導線を整えることで、商品全体の評価を底上げできます。
レビューが増えることで、広告・自然検索の両方で成果が出やすくなる好循環が生まれます。
短期売上ではなく、中長期の成長を見据えた使い方がこの裏技のポイントです。
広告は「売るため」だけでなく「育てるため」にも使えます。
売上ではなく「広告経由の利益」で判断する
RPP広告の成果を売上だけで判断すると、実は赤字の商品に広告費を使い続けているケースがあります。
広告経由の売上から、原価・送料・広告費を差し引いた実質利益で判断することで、本当に伸ばすべき商品が見えてきます。
売上は小さくても、利益率の高い商品を育てることが、長期的に安定した広告運用につながります。
数字の見方を変えるだけで、広告戦略は大きく変わります。
RPP広告は「売上」より「利益」で評価するのが本当の裏技です。
楽天RPP広告でよくあるトラブルと解決策
RPP広告は運用型広告のため、状況に応じて「よくあるつまずき」が発生します。
売上につながらない、単価が高い、表示されない、在庫切れで無駄が出る、数値がブレるなど、原因のパターンを知っておくと対応が早くなります。トラブルは“失敗”ではなく、改善ポイントが見えるサインとして捉えることが大切です。
ここからは、代表的なトラブル別に原因と対策を整理します。
広告費だけが消化されて売上につながらない
楽天RPP広告で最も多いトラブルが、クリックは発生しているものの売上につながらず、広告費だけが消化されてしまうケースです。
この場合、広告自体ではなく、商品ページの内容や価格、送料、レビュー数などに原因があることが少なくありません。
特に商品ページの情報不足や、競合と比較して割高な価格設定になっていると、購入直前で離脱されやすくなります。
CVRを確認したうえで商品ページの改善を行い、広告は「集客」、購入は「ページ内容」で決まるという役割分担を意識しましょう。
クリック単価が高騰して利益が出ない
競合が多いジャンルでは、入札競争によってクリック単価が想定以上に高くなり、利益が出にくくなることがあります。
この状態で広告を回し続けると、売上は伸びていても実際には赤字になっているケースもあります。
利益率を基準に許容広告費を再設定し、入札単価を見直しましょう。あわせて、競合の少ない商品や利益率の高い商品に広告対象を切り替えることも有効です。
広告を出しているのに表示されない
RPP広告を設定しているにもかかわらず、思ったように表示されないというトラブルもよくあります。
この場合、入札単価が低すぎる、商品実績が不足している、CTRやCVRが低いといった要因が考えられます。
短期間だけ入札単価を引き上げて表示機会を確保し、データを蓄積しましょう。あわせて商品名や画像を見直し、クリックされやすい状態を整えることが重要です。
在庫切れによる広告費の無駄が発生する
在庫切れや在庫が不安定な商品に広告を出し続けてしまい、広告費が無駄になるケースも少なくありません。
特にRPP広告は購買意欲の高いユーザーに表示されるため、在庫切れ表示はユーザー満足度の低下にもつながります。
在庫状況を定期的に確認し、在庫が少なくなった段階で広告を停止・調整する運用ルールを作りましょう。
成果が安定せず数値が大きくブレる
一時的に成果が出たものの、翌週には急に数値が悪化するなど、成果が安定しないという悩みもよくあります。
短期間の数値だけで判断し、頻繁に設定を変えすぎていることが原因になる場合があります。
1日単位ではなく、1週間〜1か月といった一定期間で数値を見て、傾向をもとに少しずつ改善を行いましょう。
楽天RPP広告に関するよくある疑問
ここでは楽天RPP広告に関するよくある疑問を見ていきましょう。
楽天RPP広告は、設定したらすぐに表示されますか?
まずは「キャンペーンが有効か」「除外商品に入っていないか」「月額予算が残っているか」をチェックし、それでも表示が弱い場合はCPCや商品ページの状態を見直すのがおすすめです。
広告を出しているのに、表示回数やクリック数が伸びないのはなぜ?
対策としては、短期間だけCPCを引き上げてデータを集める、クリックされやすい商品名・画像に調整する、広告対象商品を「需要があるのに露出が足りない商品」に入れ替えるといった見直しが有効です。
月額予算はいくらに設定するのが適切ですか?
まずは主力商品・伸ばしたい商品の利益額(1件あたり)と目標ROAS(もしくは許容広告費)を決め、少額で検証→成果が出たら増額、という流れにすると失敗しにくくなります。
CPC(クリック単価)はどのくらいに設定すべきですか?
例えば「1件の購入で残る利益」「目標とする広告費割合」が分かれば、1購入あたりに使える広告費が算出できます。そこから想定クリック数(CVRの逆数)を使って、無理のないCPC目安を設定すると赤字を防ぎやすくなります。
商品別CPC・キーワード別CPCは、必ず設定したほうがいいですか?
いきなり細かく設定すると管理負荷が増えやすいため、最初はシンプルに運用し、成果が見えたところから段階的に最適化していきましょう。
広告費ばかり使って売上が伸びません。どこから見直すべきですか?
CTRが低い場合は、商品名・画像・価格表示など“クリックされる見え方”の改善が優先です。CVRが低い場合は、商品ページの情報不足、価格・送料条件、レビュー不足など“購入の不安要素”を潰す改善が必要になります。
あわせて、赤字になりやすい商品は一度広告対象から外し、利益が残る商品に予算を寄せる運用に切り替えるのがおすすめです。
効果測定は、最低限どの指標を見ればよいですか?
改善まで行うなら「表示回数」「クリック数」「CTR」「CVR」もあわせて見ると、課題の位置(広告の見え方なのか、ページなのか)を切り分けやすくなります。
運用は毎日やらないといけませんか?
まずは週1回など頻度を決めて、一定期間の傾向を見ながら「商品入れ替え」「CPCの微調整」「ページ改善」の順で小さく改善を重ねる運用がおすすめです。
まとめ
楽天RPP広告は、購買意欲の高いユーザーに商品を露出できる一方で、利益設計やページ完成度が伴わないと広告費だけが先行しやすい施策です。メリット・デメリット、表示場所、費用、設定手順、運用ポイント、効果測定までを一通り理解しておくことで、再現性のある運用に近づけます。最後に重要なのは、広告を「出して終わり」にせず、数値を見ながら小さく改善を積み重ねる姿勢です。
次は、この記事内で紹介したポイントを踏まえて、自社の目的に合う運用設計から着手していきましょう。
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