ShopifyでのSEO対策について徹底解明!役立つアプリも含めてご紹介!
ECサイト運営の難しさの一つとして、集客が挙げられます。Shopifyで作成、運営する自社サイトでも、集客にお悩みのご担当者さまは多いのではないでしょうか。今回は、ECサイトの集客や他社との差別化を図るうえで欠かせない「SEO」についてご紹介します。ShopifyにおけるSEOや、行うべき施策、アプリなどについて解説します。ぜひ参考にしてみてください!
目次
ShopifyにおけるSEO(検索エンジン最適化)とは?
Shpifyには、SEO対策を施すことのできる機能が複数あります。それぞれの編集時に留意すべき点に言及しながらご紹介します。
タイトルタグ
Shopify内の各商品名、ページのタイトル、オンラインストアのタイトルを編集することができます。SEOを考慮したキーワードを用いることはもちろん、わかりやすさやキャッチーさを意識しましょう。また、他のサイトで既に使用されているタイトルを完全に模倣することのないようにしましょう。
メタディスクリプション
メタディスクリプションとは、該当ページの概要で、タイトル・URLの下に表示される説明文のことを表します。タイトルやコンテンツ内容と異なり、直接SEOに影響を及ぼすとはいわれていませんが、よりわかりやすい概要を表示することで、競合サイトとの差別化を図ったり、ユーザーが求めている情報を発見しやすくなったりするため、注力すべきポイントです。
Shopifyで設定、編集できるメタディスクリプションは、自社店舗のホームページ、各ページ、ブログ記事が挙げられます。コンテンツ作成・編集時に自動で設定されますが、自由にカスタマイズすることができます。
該当ページの概要をわかりやすく、そしてSEOを考慮したキーワードを用いて作成することを心がけましょう。
ページのURL
Shopifyで作成、運営するホームページ、各ページ、ブログ記事などのURLに対してもSEO対策を行うことができます。メタディスクリプション同様、コンテンツ作成・編集時に自動で設定されますが、自由にカスタマイズ可能です。
URL設定時は、該当ページの内容をシンプルに表すもの、英語または数字のみで構成することを意識しましょう。後者に関して、一部のブラウザや環境によっては、日本語表記されないものもあり、正しいURL表示がされない場合があるため、該当の英単語やローマ字を用いることをおすすめします。また、複数の単語を使用する際は、「-(ハイフン)」を利用するようにしましょう。
画像
Shopify内で使用する画像のファイル名、alt属性(=代替テキスト、該当の画像をテキストで示したもの)に対して、SEO対策を行うことができます。
alt属性は、画像を視覚的に読み込むことのできない検索エンジンに対して、画像が何を示すのかを伝えることができます。画像のHTMLタグ内の「alt=”○○”」にて設定することができます。
<img src=”画像のURL” alt=”画像の説明” width=”幅の数値” height=”高さの数値” / >
見落としがちになってしまう画像のファイル名やalt属性ですが、コンテンツ内の情報量が十分か、ユーザーにとってわかりやすいか、などを強調することができるため、意識して行いましょう。
sitemap.xmlファイル
「sitemap.xml」とは、ユーザーではなく、検索エンジンに向けたもので、該当サイトの構造を伝えるためのサイトマップです。とくに、コンテンツ内で、該当ページ以外のリンクが挿入されていない、または少ない場合、xmlのサイトマップを設定することで、検索エンジンがより反応しやすくなり、関連リンクがなくても良質なコンテンツであるという認識を得ることにつながります。
Shopifyでは、自社店舗のホームページ、各ページ、ブログ記事など、すべてのページにて、xmlサイトマップを設置することができます。ユーザーに対して、直接「わかりやすさ」を伝えるものではありませんが、検索エンジンに直接影響を及ぼすことができるため、SEO対策として、手を抜くことはできないでしょう。
robots.txtファイル
「robots.txt」とは、クロール最適化、つまり該当ページへのクローラーによる巡回を目指したり、特定範囲への巡回を制御したりするための施策です。クローラーとは、検索エンジンが、膨大な量のウェブサイトを把握するために巡回させているプログラムです。インターネット上のすべてのサイトを収集し、そのデータに基づいて、検索結果等を決定します。
「robots.txt」を用いることで、ページ内のクロールが必要ない部分を制御し、クロールされるべき重要な範囲の優先度を高めることができます。
Shopifyでは、robots.txt は自動で生成されます。正しく設置されているか確認するようにしましょう。クロール最適化は、順位向上に直結するとはいえませんが、重要度の高いコンテンツ内容を示すことで、検索エンジンに対して、該当ページへの正当な評価をいち早く促すことにつながります。
canonical URLタグ
「canonicalタグ」とは、ある特定のコンテンツがもつ複数のURLを1つにまとめることで、検索エンジンへ正しいURLを伝えるためのタグです。URLの「正規化」として知られています。
とくに、ECサイトであれば、同一商品のサイズやカラーなど、バリエーションごとにURLが異なる場合、検索エンジンには「内容が重複した別ページ」として認識されてしまいます。コンテンツの重複は、高評価つまり上位の順位獲得の妨げとなってしまいます。そのため、canonicalタグを設定することで、より正当な評価を受けられるようにします。
Shopifyでは、canonicalタグは自動で生成されます。紐づけたいページなど、正しく設置されているか確認するようにしましょう。
参照:) https://www.shopify.jp/blog/the-basics-of-seo-for-your-shopify-store
Shopifyで特に注力すべき3つのSEO施策
上記がShopifyで実施できるSEO施策になりますが、その中でも比較的結果が出やすく、且つ着手しやすいポイントは以下の3つです。
①タイトルタグ
Shopifyで作成するホームページ、各商品ページ、ブログ記事のタイトルは、比較的簡単にSEOへの対策を行うことができ、且つ順位向上にも直接影響を与えます。タイトル次第でクリック数、つまり集客力が変動するといっても過言ではありません。そのため、SEOを意識しつつ、あらゆるユーザーにわかりやすいタイトルを設定するよう心がけましょう。タイトル決めの際にとくに意識すべき点は以下の通りです。
- ターゲットとするキーワードを入れる
- 競合サイトまたは既存記事とのタイトル重複は必ず避ける
- 該当コンテンツの内容を一文で表す
タイトルは長すぎるものであると、全文が表示されない恐れがあります。できるだけ30字以内におさめ、そしてターゲットとなる検索クエリは可能な限り先方に設置することをおすすめします。
②メタディスクリプション
タイトルと同様メタディスクリプションも、ShopifyでのSEO対策で重視すべきポイントです。メタディスクリプションは、類似したタイトルが並ぶ検索結果から、ユーザーが自身の検索意図と合致しているか確かめたり、クリックするサイトを決定したりする要因の一つとなります。Shopifyでは、コンテンツ編集時に自動で作成されますが、適切かどうか、更新前に今一度確認することをおすすめします。メタディスクリプション設定時、とくに意識すべき点は以下の通りです。
- 該当コンテンツの概要をわかりやすくまとめる
- 競合サイトまたは既存記事との重複は避ける
- ターゲット、そして関連するキーワードを用いる
メタディスクリプションもまた、長すぎてしまっては、全文が表示されない恐れがあります。検索エンジンによる更新に伴い、変動があるため、断言はできませんが、一般的なメタディスクリプションの文字数として、PC版 120字、スマートフォン版 90字といわれています。タイトル同様、伝えたいことやターゲットキーワードはできるだけ先方で用いるようにしましょう。
③ブログ
ホームページや商品ページなどのタイトルやメタディスクリプションの設定は、SEO対策として手を抜くことはできませんが、これら単体で競合サイトとの差別化を図ることは容易ではありません。そこで、おすすめなのが、商品ページ以外のブログ記事の作成です。自社ページで有するコンテンツ数を増やすことで、自社サイトの露出機会を増やします。
ブログ記事は、定期的、かつ継続した更新が望ましいことに加え、作成に時間がかかったり、既存記事のアップデートを行ったりなど、中長期的に取り組まなければなりませんが、コストをかけず、集客を図ることができます。また、自社商品やサービスだけでなく、並行して自社サイトの価値を高めることも可能で、ブランディングの一環として取り組むことができるます。その結果、競合性の高いネットショッピング上にて、他社との差を生み出す施策ともなります。
ブログコンテンツを作成する際に、意識すべき点は以下の通りです。
- 検索ボリューム、価値の高いキーワードを特定する
- ターゲットキーワードに関連した情報も盛り込む
- 質の高いコンテンツ、すなわちユーザーが求めている情報の提供を意識する
- 既存コンテンツや他社との重複は必ず避ける
ブログ記事の内容として頻繁にみられるものとして、自社商品やサービスに関しての解説、レビューや導入事例などが挙げられます。作成時に、ターゲットとするキーワードで検索をかけ、上位表示されているコンテンツの内容を見てみることも、有益なコンテンツ内容を作成するうえで、有効な手段となるでしょう。
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ShopifyでSEO対策をする際に役立つアプリとは?
これまで述べたように、ShopifyでのSEO対策は一筋縄ではいかないことがわかります。そこで、SEO対策の一元管理を可能にしたり、タイトルやメタディスクリプションのカスタムを容易にしたりする、Shopifyで使用できるアプリを利用することも有効な手段となります。
SEO施策の実施や管理だけでなく、実際に効果を検証したり、ユーザー数の変動を解析したりできるアプリも存在します。自社サイトで抱える課題を明確にし、場合によってはアプリを用いることで、より効果的なSEO対策を実現することができるでしょう。
アプリの詳細は以下の記事で掲載しています。ぜひ参考にしてみてください!
ShopifyでSEO対策をする際におすすめの分析ツール2選
ここではshopifyでSEO対策をする際におすすめの分析ツールを2つ紹介します。
Ahrefs
Ahrefsは、世界中で60万人以上が使用する高機能なSEOツールです。このツールは、被リンク分析、キーワードリサーチ、競合分析、コンテンツ探索など、多岐にわたるSEO関連の機能を提供します。Ahrefsの強みは、その膨大なデータベースと迅速なデータ更新頻度にあり、ユーザーは最新のSEOトレンドを把握しやすくなっています。また、直感的なインターフェースと詳細なレポート機能により、初心者から上級者まで幅広いユーザー層に対応しています。
さらに、Ahrefsは、競合サイトの詳細な分析や、自社サイトのSEOパフォーマンスの監視に最適です。新規コンテンツのキーワード選定や悪質な被リンクの監視など、SEO戦略の構築に役立つ多彩な機能が揃っています。各種プランは、個人事業主から大規模企業まで幅広く対応しており、ニーズに合わせて選択可能です。Ahrefsを活用することで、SEOの効率を大幅に向上させ、ビジネスの成長を支援することができます。
Semrush
Semrushは、デジタルマーケティングのオールインワンツールとして知られており、SEO、広告、SNSの競合分析を一つのプラットフォームで提供します。世界中で1,000万人以上のユーザーが利用するこのツールは、特にSEO分野での優れた機能を誇ります。競合サイトのキーワードや広告戦略の分析、SNSの投稿パフォーマンスのトラッキングなど、多彩な機能が揃っており、マーケティング戦略の最適化に役立ちます。初心者から上級者まで、誰でも直感的に使える設計と高いコストパフォーマンスが特徴です。
まとめ
いかがでしたでしょうか。集客の難しいECサイトだからこそ、SEOへの対策を十分に行う必要があります。検索エンジンの更新によって、頻繁に順位が変動したり、効果が出るまでに時間がかかってしまったりなど、根気のいる取り組みになります。ただし、ポイントを抑え、定期的に取り組むことで、売上向上につながる施策であることはたしかです。ぜひ参考にしてみてください!
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