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ヤフーショッピング広告とは?広告の種類やアイテムマッチ広告の予算まで徹底解説!

ヤフーショッピングは2019年の5月にソフトバンク連結子会社となり、PayPayでの決済が可能となりました。これまでの顧客層は30代~40代が中心でしたが、PayPay決済の導入と同時に若年層の顧客の囲い込みを開始し、規模が拡大しつつある将来性の高いECモールです。
それと同時にヤフーショッピングへの出店数も増加傾向にあります。店舗同士の競争が激しくなる中で効果的に売り上げを上げていくためには、ヤフーショッピング広告の運用が必要不可欠です。
そこで本記事ではヤフーショッピングの概要から、ヤフーショッピング広告の種類や各種のメリット・デメリット、運用方法も含めて詳しくご説明いたします。

監修者

アートトレーディング株式会社代表取締役。
2002年に楽天市場へ出店したことをきっかけに、EC支援サービスの提供をスタート。累計150社以上のサイト制作、運営経験を持つ。

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ヤフーショッピングとは?


ヤフーショッピングは、日本最大級の検索エンジンであるYahoo! JAPANが運営するECショッピングモールです。
ヤフーショッピングの最大の特徴は、出店料が無料であるという点です。誰でも気軽に出店をできるよため、ヤフーショッピングは現在国内最大級の出店店舗数を誇っています。

ヤフーショッピングの広告は4種類!

国内でも随一の集客率を誇るヤフーショッピングですが、効果的な運用を行うためにはヤフーショッピング広告の導入が必要です。
以下ではヤフーショッピング広告の種類や各種のメリット・デメリットなどについてご紹介していきます。
ヤフーショッピング広告の種類は以下の4つになります。

ヤフーショッピング広告の種類

  • バナー・テキスト広告(ディスプレイ広告)
  • アイテムマッチ(ストアマッチ)
  • ソリューションパッケージ
  • PRオプション

バナー・テキスト広告(ディスプレイ広告)

バナー・テキスト広告とは別名ディスプレイ広告とも呼ばれ、ヤフーショッピングのトップページや総合ランキング、全検索結果に設けられている広告枠などに掲載される広告のことです。
多くの人の目につくところに掲載されるため、ヤフーショッピング広告のなかでも圧倒的な集客を見込むことができます。
ヤフーショッピングバナー広告・テキスト広告の中でも、以下の2種類に分類されます。

バナー広告・テキスト広告の種類

  • 通常広告
  • 促進広告

通常広告は、季節などに関係なく常にトップページにある広告枠が多く用意されています。ヤフーショッピング内でも商品やショップの認知度を高めるには最適な広告形態です。
促進広告は「お中元」や「おせち」など、季節性の高い特集に掲載する広告枠が多い傾向にあります。季節限定の商品を出品する際にはおすすめの広告形態です。
ディスプレイ広告のメリット・デメリットには以下の項目があげられます。

メリット

  • 入札すれば必ず掲載される
  • ショップの認知度を上げることができる
デメリット

  • 広告掲載の費用は30000円からなので、他の広告形態に比べてコストがかかる
  • 掲載枠や掲載期間によって費用が大きく変動する

【効果的な運用方法】
バナー・テキスト広告は、検索履歴などによってパーソナライズされる広告形態ではありません。そのため商品お得なクーポンやポイント施策などと組み合わせて広告を出向すると、商品の売り上げに繋がりやすくなります。

アイテムマッチ広告(ストアマッチ広告)

アイテムマッチ広告とは、ヤフーショッピング内のリスティング広告のことです。
例えば、利用者が「マウスウォッシュ」という商品カテゴリーをヤフーショッピング内で検索したときに、検索結果ページの「ストアのイチオシ」という欄に表示されている商品がアイテムマッチ広告によって表示されている商品ということになります。
以前まではストアの名前や、具体的な商品名などの特定のキーワードに関する検索結果ページに対してもそれに関連する商品として「ストアのイチオシ」欄に広告を出稿する広告形態も存在しました。
こちらの広告形態とアイテムマッチ広告を合わせてストアマッチ広告という名称がありましたが、現在では商品のカテゴリーに対して入札するアイテムマッチ広告のみの提供となっています。
アイテムマッチ広告のメリット・デメリットは以下の通りになります。

メリット

  • 最低入札単価が10円~なので、低予算で広告運用を始めることができる
  • 入札順位を広告設定画面で確認することができる
デメリット

  • キーワードに対してではなく、商品カテゴリーに対してしか広告の入札をすることができないので、細かいターゲティングができない

【効果的な運用方法】
アイテムマッチ広告を利用して上位の広告枠を獲得するためには、入札価格をいくらに設定するのかというのが非常に重要な鍵となっています。
アイテムマッチ広告では、「いくらで入札すれば何位の広告枠に表示されるか」が自動で計算されます。
そのためアイテムマッチ広告を利用するときには、どの順位の広告枠に商品が表示されたら売上に繋がったと感じることができるのかを見極めつつ運用を行っていくことが大切です。

ソリューションパッケージ広告

ソリューションパッケージとは、Googleの検索結果ページやYahoo!Japanのとトップページなどヤフーショッピング以外の広告枠に広告を配信することができる形態の広告のことです。
その他の検索エンジンの検索結果ページへの広告の掲載を可能にすることによって、「欲しい商品はあるが、どのECショッピングモールで購入するのかは決めていない」という消費者を、ヤフーショッピングへ誘導することができるのがソリューションパッケージ広告の最大の特徴です。
加えて、1度ヤフーショッピングで自社の商品を閲覧していた利用者が他のWebサイトを訪れたときに、「前回ヤフーショッピングで利用者が見た商品」+「お勧め商品」を表示させることも可能です。
このような広告の配信の仕方をリターゲティング配信といいます。
ソリューションパッケージ広告のメリット・デメリットは以下通りになります。

メリット

  • ヤフーショッピングの外部から新規顧客の獲得が狙える
  • 広告の入稿の手間が少ない
デメリット

  • Googleに広告を表示したい場合には審査がある
  • リターゲティング広告は短期間の運用では効果が出にくいことがある

【効果的な運用方法】
ソリューションパッケージ広告は、配信の設定を行ってから実際に広告が配信されるまでに2日~2週間程のタイムラグが生じます。それに加え、リターゲティング配信の場合はその効果を感じるまでに時間がかかる場合があります
そのためソリューションパッケージ広告を利用する際には長期的な運用を前提に、どの商品から売り出していくのかなど、細かいスケジューリングをしてから配信を始める必要があります。

PRオプション

通常、検索結果ページなどの広告掲載欄の上位枠にどの商品が広告として掲載されるかは、その広告の入札額、商品説明やショップページの見やすさなど様々な要素によって決定されます。これらの要素がスコアによって評価され、そのスコアが高い商品の広告から上位の広告枠に表示されます。
PRオプションとは、スコアを上げるために設定することのできる料率オプションのことです。
PRオプションの料金形態はコンバージョン型課金広告で、商品が売れたときにのみ発生するシステムとなっています。
その料金は「販売価格×料率(%)」で求めることができます。料率は1.0%~30.0%までで、0.1%刻みで設定をすることができます。
PRオプションのメリット・デメリットは以下の通りになります。

メリット

  • コンバージョン型課金広告なので、購入されない限り広告費がかからない
  • 一定の料金よりも料率を高く設定すると、Yahoo!プレミアム会員等の有料ユーザーにさらに表示されやすくなる
デメリット

  • PRオプションの料率をどれだけ高く設定しても、商品名やキャッチコピーなどの要素もYahoo!に評価されなければ上位枠を獲得することができない。

【効果的な運用方法】
広告の掲載枠の決定には、広告の入稿の為に払っている料金以外の要素も大きく関係してきます。PRオプションも同様で、どれだけ料率を上げてもそれ以外の要素が評価されなければ費用対効果を全く感じられない結果となってしまいます。
そのためPRオプション以外にも商品名やキャッチコピーの調整、ストアマッチ広告などと併用して運営を行うのがおすすめです。

Yahooショッピング広告はGoogleでも配信することができる?

ヤフーショッピングの提供している広告形態の1つである「ソリューションパッケージ広告」を利用すれば、他社であるGoogleの検索結果ページにも商品の広告を配信することができます。
しかしGoogleに配信をする場合には別途Googleが設定している審査に通る必要があります。

ヤフーショッピングの商品リストを広告用に分類する方法とは?

ディスプレイ広告では、ショップがヤフーショッピングの定めている一部の対象商品を扱っている場合のみ配信することのできる「動的ディスプレイ広告」というものがあります。
動的ディスプレイ広告とは、ヤフーショッピングで出店しているショップページを訪れた消費者の行動履歴をもとに、各消費者の興味や関心に合わせた広告を動的に作成し、配信する広告のことです。
もしショップで扱っている商品が動的ディスプレイ広告の対象であり、動的ディスプレイ広告を利用したいという場合には、商品セットを広告グループに設定することで配信が可能になります。
商品セットは、商品リスト内の商品を分類することで作成することができます。
商品セットは、ヤフーショッピング出店者用の広告管理ツールから設定を行います。
なお広告管理ツールの画面の状態が以下のように設定されている出店者の方は、動的ディスプレイ広告を利用することができません。

動的ディスプレイ広告を利用できない場合

  • 広告管理ツールの「ツール」メニュー内に「商品リスト管理」が表示されない。
  • 新しい広告管理ツールでキャンペーンの新規作成時、「商品リスト訴求」目的が表示されない。

アイテムマッチ広告の導入に必要な予算とは?

アイテムマッチ広告の料金形態は、アイテムマッチによって配信している広告が消費者にクリックされた場合にのみ料金が発生する「クリック課金型」です。
1クリック当たりにいくらの料金が発生するか、というのを入札単価と呼びますが、ヤフーショッピングのアイテムマッチ広告の場合は入札単価を10円から設定することができます。
入札単価の設定方法ですが、アイテムマッチ広告では「いくらで入札すれば何位に表示されるのか」が自動で計算されます。こちらの順位はヤフーショッピングの出店者用の広告管理ツールから確認することができます。
この方法で順位を確認しつつ1日にどれくらい掲載したいのかを決めれば、1ヶ月あたりにどれくらいの予算が必要なのかを割り出すことができます。
またストアマッチ広告では、あらかじめ設定していた予算にクリック回数達すると広告の掲載が自動でストップされるため、予算以上に広告費が請求されることはありません。そのため予算を超過する心配なく安心して利用することができます。

ヤフーショッピング広告を初めて使うならアイテムマッチ広告がおすすめ!アイテムマッチ広告の設定方法とは?

アイテムマッチ広告はその他の広告形態とは異なり、低予算で簡単に始められることからヤフーショッピングでの広告運用が初めての方におすすめできる広告の配信方法です。
以下では、アイテムマッチ広告を始める際に必要な手順をご紹介いたします。
まずアイテムマッチ広告の利用を始めるためには、ストアマッチ専用のアカウントを作成し、ストアマッチの管理者画面にログインする必要があります。
アカウントは、ストアマッチの公式ホームページにある「アカウント登録」ボタンから作成することができます。
アカウントを作成しストアマッチの管理者画面にログインしたら、管理者画面内の「予算管理」のページから予算を追加していきます。
予算の入金に利用できる決済方法は以下の通りです。

ストアマッチ専用サイトで利用できる決済方法

  • クレジットカード決済(都度入金・オートチャージ)
  • ジャパンネット銀行振込

最後に入札単価を設定すれば、アイテムマッチ広告の運用を開始することができます。

まとめ

いかがでしたでしょうか。本記事では、ヤフーショッピング広告の種類やメリット・デメリット、効果的な運用方法についてご紹介いたしました。
ヤフーショッピング広告には4つの広告形態があり、それぞれに効果的な運用方法が異なります。それぞれの広告形態の特徴を踏まえたうえで広告運用を行っていくことが、ヤフーショッピングで売上を上げていくためには必要不可欠です。
この記事がヤフーショッピングを利用する際の参考になれば幸いです。

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