「BASE(ベイス)」使い方総まとめ!出店方法や便利な機能を詳しくご説明します!
自分のネットショップを持ちたい、そんな方にお勧めのサービスが「BASE(ベイス)」です。
名前はご存じの方も多いと思いますが、実際BASE(ベイス)にネットショップを開設する際の料金体系や出店方法は知らない方が多いのではないでしょうか。
今回は、BASE(ベイス)でのネットショップの出店方法とショップのカスタマイズ方法、運営に必要な便利機能など、BASE(ベイス)の使い方をご紹介していきます。
BASE(ベイス)とは?
「ネットでお店を開くならBASE」のCMで知られるBASE(ベイス)は、誰でも簡単・無料でネットショップを作成できるECプラットフォームです。
無料で始められるスタンダードプランをはじめ、デザインテンプレート・決済機能(BASEかんたん決済)・販売分析ツールなど、ネットショップ運営に必要な機能をワンストップで提供しています。
Web知識がなくても操作がわかりやすく、初心者からでもすぐにオンライン販売を始められる点が大きな魅力です。
決済方法は、クレジットカード・コンビニ払い・キャリア決済・PayPal・あと払い(Pay ID)などに対応。
さらにデザイン拡張や機能追加ができる「Apps」機能により、ブランドイメージに合わせたカスタマイズも可能です。
運営会社である株式会社BASEによれば、BASEを利用するショップ数は2025年6月時点で累計240万ショップを突破。
EC需要の拡大や個人事業・スモールビジネスのオンライン化を背景に、国内最大級のネットショップ開設サービスへと成長しています。
なお、BASEは初期費用・月額費用が無料で始められますが、売上に応じて決済手数料(3.6%+40円)およびサービス利用料(3%)が発生します。
コストを抑えつつもデザイン性・機能性を両立できるため、個人や小規模事業者にとって非常に導入しやすいECプラットフォームと言えるでしょう。
BASEの2つの料金プラン(2025年版)
BASEには現在、「スタンダードプラン」と「グロースプラン」の2種類の料金プランが用意されています。
スタンダードプランは初期費用・月額費用ともに無料で、ショップ開設から運営まで手軽に始められるプランです。
売上が発生した際にのみ手数料がかかる仕組みのため、個人やスモールビジネスの方に人気があります。
- スタンダードプラン:決済手数料3.6%+40円 + サービス利用料3%(月額無料)
- グロースプラン:決済手数料2.9% + 月額16,580円(年払いの場合)または19,980円(月払いの場合)
グロースプランは、より安定した売上を目指す店舗向けのプランで、サービス利用料が発生せず、決済手数料が低く設定されています。
2022年に提供開始された当初は月額5,980円でしたが、機能強化やサポート拡充に伴い現在は料金が改定されています。
スタンダードプランに比べて手数料負担が軽いため、おおよそ月商40万円を超える規模のショップであれば、グロースプランを選ぶことでコスト面で有利になるケースが多いです。
どちらのプランも機能面は共通で、デザインテンプレートや「BASE Apps」による拡張機能、アクセス解析、在庫管理など、EC運営に必要な機能を利用できます。
BASE(ベイス)利用にかかる手数料は?
BASEでネットショップを開設する際に、費用はかかりません。
登録料や月額利用料・年会費等は一切かからないので、完全無料でお店を開設することができます。
初期経費が無料なら、いったいどこで費用が発生するのでしょうか。
実は、BASEは、商品が売れた際にのみ手数料が発生するシステムとなっています。
逆に言えば、商品が売れるまでは、無料でリスクなく利用できるということになります。
ここでは従来プランでかかる費用を紹介します。
- 商品が売れた際の各注文毎の売り上げ手数料
- 売り上げ手数料【注文の合計金額(商品代金+送料)の3%】
- BASEかんたん決済利用料【注文の合計金額(商品代金+送料)の3.6%+40円】
- 振込・振込手数料【一律250円】
- 事務手数料【振込申請額が2万円未満の場合→500円/振込申請額が2万円以上の場合→0円】
ショップの売上金は、一時的にBASEに預ける形になります。
振込申請とは、その売上を引き出すための手続きのことを指します。
無料のイメージが強いBASEですから、手数料がいくつかかかると聞いて残念に思った方もいるかもしれません。
しかし、手数料がかかってでも利用したいサービスがBASEにはあるのです。
それが、「BASEかんたん決済」です。
BASEかんたん決済は、クレジットカード、コンビニ・銀行振込、後払い、キャリア、PayPal(ペイパル)の6つの決済方法に対応したエスクロー決済です。
つまり、BASEが、各ショップオーナーと決済主である買い手の仲介役をしてくれるということです。
通常、ネットショップ運営でクレジットカード決済を導入したい場合、各ショップオーナーが、自分で各クレジットカード会社に審査を通す必要があり、審査には日数がかかるうえに必ず導入できるとも限りません。
そこで、BASEかんたん決済ならば、BASEに申請をするだけでクレジットカード決済の導入が可能なので、非常に便利なサービスであると言えます。
ネットショップは、BASE以外にも様々なプラットフォームで制作することができます。
また販売する商品や品数・ターゲットによって、販売戦略も全く異なります。
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BASE(ベイス)を利用する注意点
集客力が弱い
BASEは、他ECモールに比べて出店が簡単なためライバルも多いです。
出店するだけでは集客は見込めないので、検索から顧客を獲得することができるようにSEO対策など、自力での集客施策が必要になってきます。
BASE(ベイス)では売ってはいけないものが存在する
BASEは有形の商品の販売に特化していると公言しています。
無形商品も販売できなくはないのですが、証明となる有形物(チケットや領収証など)の送付が必須になります。
また、金融系情報商材やツール、寄付・募金などが登録禁止となっています。
アンティーク小物や古着といった中古品の販売にも、事前に古物商許可申請が必要です。
本格的なECには不向き
BASEの料金体系は、本格的な商品販売には不向きです。
売上金額から一定の率でサービス料を支払うので、月額や年会費などとは違い売れれば売れるほど利用料がかかります。
デザインや機能にこだわりたいならShopify
Shopifyでは無料のものを含め100種類以上のテンプレートがあり、テンプレートから細かなカスタマイズまで選択できるため、自社のストアイメージを確立することができアクセス数増加につながる可能性があります。
ネットショップは、BASEやshopify以外にも様々なプラットフォームで制作することができます。
また販売する商品や品数・ターゲットによって、販売戦略も全く異なります。
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BASE(ベイス)のネットショップ出店方法
STEP1:ショップアカウント作成
BASEでネットショップを開くため、まずはBASE登録画面からアカウント登録をしましょう。

こちらのページで、メールアドレス・パスワード・ショップURLを入力します。
メールアドレス
BASEからのお知らせや、お客様からの問い合わせが届くメールアドレスになるので注意しましょう。
新しくBASE運営用にメールアドレスを発行しておくのも良いでしょう。
また、メールアドレスは、登録した後に変更することも可能です。
パスワード
今後、BASEにログインする際に必要です。
こちらも、登録後の変更は可能です。
ショップURL
BASEで設定できるURLは、https://〇〇〇(好きな文字列).△△△.△△ (10種類のドメインから選択)
ショップURLはずっと使う物なので、注意して設定しましょう。
ショップカードや名刺に記載することもあるかもしれません。
ショップ名と同じ文字を選んだり、お店の内容がイメージできる様にしたりしましょう。
また、ドメイン名は11種類から選ぶ事ができます。
こちらも、作成するショップの目的やイメージに合わせて選びましょう。
登録後であれば、独自ドメインに変更することも可能です。
- thebase.in
- base.shop
- shopselect.net
- base.ec
- theshop.jp
- handcrafted.jp
- fashionstore.jp
- buyshop.jp
- supersale.jp
- official.ec
- kawaiishop.jp
ハンドメイド品のショップであれば「handcrafted.jp」、公式ショップサイトであれば「official.ec」のように選択することが可能です。
これら3つの入力が終わったら、「無料でネットショップを開く」をクリックしてアカウント仮登録を完了させましょう。


「反社会的勢力でないことの表明・確約に関する誓約書」画面に切り替わるので、こちらの誓約書の内容をよく確認し、問題なければ、チェックを入れて同意してください。
誓約書に同意後、あなたのショップアカウントの作成が完了します。
この時点では、まだあなたのショップは非公開の状態です。
STEP2:メールアドレス認証
ショップアカウント作成後、最初に行うのはメールアドレス認証です。
送信元アドレス:noreply@thebase.in
タイトル:【BASE】新規登録のお知らせ
こちらのメールに貼られたリンクをクリックすることで、メールアドレス認証は完了です。
STEP3:運営に関する情報の設定(特定商取引法に関する表記)の入力
メールアドレス認証が完了すると、運営に関する情報の入力画面に切り替わります。
- 個人・法人区分
- 事業者の氏名
- 事業者の所在地
- 事業者の連絡先(電話番号)※1
- その他(営業時間・定休日)※2
- 販売価格について
- 代金の支払い方法・時期
- 役務または商品と引き渡し時期
- 返品についての特約に関する事項
※1.電話番号認証をすると、ショップの特商法のページに認証済みマークが表示されます。
※2.扱う商品によっては、許認可番号と管理責任者名の記載が必要です。
入力が終わったら「保存する」をクリックして次に進みましょう。
⑤~⑨までは、デフォルトの値が既に入力されているので相違がある場合は入力し直しましょう。
後ほど変更も可能です。
STEP3:お支払方法を選択
BASE内での決済のことを「BASEかんたん決済」と言います。
この決済方法は、必要事項を入力するだけで導入可能です。
導入のための必要事項は以下の通りです。
- 決済方法
- 後払い決済利用申請
- 屋号
- 事業者情報
- お住まいのご住所(個人事業主であれば住民票に記載されている住所を入力/法人であれば代表者個人の住所を入力)
- ショップカテゴリ
入力したこれらの情報は、申請上必要ですが、サイト上に公開されることはありません。
入力が終わったら「保存する」をクリックすれば、ショップアカウントの作成は完了です。
BASE(ベイス)でネットショップ開設準備
ここまでの情報入力が済めば、ショップの公開が可能です。
しかし、まだあなたのお店は出品された商品がない、サイトデザインがデフォルトのまま、という状態ではないでしょうか。
ここからは、BASEでネットショップをカスタマイズしていく方法をご紹介します。
BASE(ベイス)に商品を登録する
メニューの「商品管理」から「+商品を登録する」をクリックし、こちらのページを開きます。
ホーム画面に、「商品を登録しましょう!」のアイコンがあれば、そこからも遷移可能です。
商品画像は最大20枚まで追加できますが、メインで表示したい画像は、一番左側に設定しましょう。
写真をドラッグすれば並び替えが可能です。
また、後から変更を加えることもできます。
サイズやカラー展開が複数ある商品なら、在庫数の欄で「種類を追加する」をクリックすれば追加が可能です。
それぞれのサイズ・カラーでの在庫設定ができるようになります。
商品の公開後は、ショップオーナーが自由に削除・非公開状態にすることができます。
以上で商品登録は終了です。
とても簡単ですね!登録が簡単な分、商品撮影等に力を入れてみましょう。
サイトデザイン編集
BASEの大きな強みでもある、サイトデザイン機能についてご紹介します。
BASEでは、HTMLやCSSの使い方がわからなくても、サイトデザインを自由にカスタマイズできる機能が揃っています。
テーマ
無料で使えるデザインが17種類用意されています。
また、「BASE DESIGN MARKET」では、有料デザインも購入可能です。
パーツ
画像やテキストの挿入だけでなく、SNSバナーや送料説明などもここから挿入・変更が可能です。
ショップロゴ
自分のショップのロゴ編集ができます。
画像をアップロードすることもできますし、BASEのショップロゴ作成Appを使えば、新たにショップロゴを作成し使用することが可能です。
ナビゲーション スタイル 背景
また、BASEではデフォルトでモバイルテーマを自動適応する設定になっているので、モバイルテーマの作成に手間はかかりません。
他にもBASE(ベイス)でできること
販促管理
BASEのショッピングアプリと連携すると、ショップのフォロワー向けにプッシュ通知を行えます。
セール予告やクーポンのお知らせなどに使いましょう。
また、SNSでの投稿・フォローリンクの発行も、このページから可能です。
データ
ここでは、注文に関する分析から、web閲覧に関する数値までを簡単にみることができます。
ショップ運営において必要な情報を、一目で掴むことができ、ショップの強みや力を入れるべき点を分析することが可能です。
また、集客施策を検討するための情報も揃っていて、ネットショップ初心者にもわかりやすく記載されているため、活用するべきコンテンツであると言えます。
BASE(ベイス)の便利なApps
BASEでは、ネットショップの機能を拡張するときには、このAppsを使います。
Appsはショップページに設定を追加したり、便利な機能を追加できる機能です。
BASEのAppsには、BASE独自で開発した「Official Apps」と、企業と連携した「Connect Apps」があり、種類も様々ですがそのほとんどを無料で使うことができます。
Appsは、Appsページから簡単にインストールでき、インストール後は自動的にショップに適用されます。
今回はその中から、最低限入れておきたいAppsを紹介します。
ショップのルール設定Apps
これらをインストールすることにより、ショップに商品検索機能を追加したり、英語対応にしたりすることができます。
このAppsは、商品配送の際の送料を地域や値段に応じて細かく設定する機能になります。
任意の配送設定をいくつか保存しておくことができるので、ぜひインストールしておきたいAppsです。
商品ルール設定Apps
出品された商品の設定や、数量制限や抽選販売など販売に関してのルールも設定することができるAppsです。
カテゴリ管理
商品のカテゴリを設定しておくことで、ショップ訪問者が欲しい商品にたどり着きやすくなります。
ECサイトでは基本的な機能と言えるでしょう。
ラベル
出品商品が多いショップや、一押し商品があるショップにおすすめのAppsです。
ラベル管理により、商品ページが見やすくなり、一押し商品をさらに目立たせることができます。
集客Apps

SEO設定
ショップ内の各ページごとにSEO設定が可能になる便利なツールです。
この設定をしておかないと、GoogleやYahoo!などの検索エンジンサイトで、自分のショップをアピールすることができません。
売上向上Apps
これらのAppsでは売上向上のための各種施策を拡張することができます。
クーポンの発行やセールの設定、メールマガジンの配信など重要な機能が多いです。
レビュー
ECサイトの強みともいえるレビュー機能を追加するためのAppsです。
レビュー機能はショップの信頼に繋がる重要な機能ですから、必ずインストールしたいところです。
Instagram販売
BASEの商品とインスタグラムを連携することで、インスタグラムから商品販売ページへ直接リンクさせることができる機能です。
実は、この機能がBASEの大きな強みの一つで、商品の魅力をアピールするのに最適なインスタグラムを集客施策に取り込めることは、あなたのショップに大きな影響を与えること間違いなしです。
課題分析ツール・運営効率化ツール
これらは、ショップの運営を拡大させていく中でショップオーナーの仕事を各段に楽にしてくれるAppsです。
Google Analytics設定
ショップの訪問者の行動を分析することができます。
集客施策を立てる際に必須Appsです。
ワンクリックで納品書をダウンロードすることができるので、ショップオーナーの事務作業を短縮してくれます。
この他にも、オリジナル商品を作成することができるAppsや、Googleのプロモーションコードのプレゼントなど、様々なサービスを利用することができます。
まとめ
BASE(ベイス)でのショップ開設はとても簡単です。
集客力が弱いというデメリットはあるものの、各AppsやInstagram連携で改善可能です。
ECサイトを利用して買い物をする人はどんどん増えてきています。
この機会にぜひBASE(ベイス)を使ってネットショップを開設してみてはいかがでしょうか。
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