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ストアーズ(STORES)の手数料を徹底解説!各種手数料や計算方法、ショップ成功事例もご紹介!

近年、無料で簡単にECサイトの構築を行うことができるという点から「ストアーズ」が人気を集めています。
しかしECサイト開設後は、その他のECサイト構築サービスと同様に手数料がかかってきます。そこで本記事ではストアーズの手数料について、手数料の種類や計算方法、ストアーズショップの活用事例なども含めて詳しくご紹介していきます。

執筆者

佐藤美樹

アートトレーディング株式会社の専属WEBライター。
ECサイト運営では、SEOやSEM、SNSマーケティングの導入・運用を担当。現在はECサイト運営に関する記事の執筆を行う。

監修者

アートトレーディング株式会社代表取締役。
2002年に楽天市場へ出店したことをきっかけに、EC支援サービスの提供をスタート。累計150社以上のサイト制作、運営経験を持つ。

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ストアーズ(STORES)とは?


ストアーズ(STORES.jp)は、初期費用や登録料、月額料金がなく無料でネットショップの開業することができるECサイト構築サービスです。
通常ECサイトを構築するためには、ITやWebデザインなどの専門知識を持っている人に依頼をする必要があります。ECサイトの制作には多大なコストと時間がかかってしまうため、ECサイト構築に対するハードルは非常に高いものでした。
しかしストアーズを利用すると初期費用が無料なうえに、テンプレートを選択するだけでECサイトの運営に必要な基本機能が備わったネットショップを簡単に開設することができます。
このようなストアーズの特徴から、ストアーズはコストを抑えてネットショップを開設したい事業者の方や、試験的にネットショップを初めて見たい人におすすめのサービスとなっています。

ストアーズの評判とは?

ストアーズはネットショップの開設・運用が簡単にできるという点から、個人でネットショップを運営している人やECサイトの運用初心者の人が利用している場合が多く、利用者からの評判はおおむねポジティブなものが多いようです。
実際にストアーズを利用している人々からの声として多く聞かれるものは以下の通りです。

ストアーズへの人々の声

  • 安いうえに初月無料だからコストが抑えられる
  • 商品登録数が無制限
  • 売上金を翌日すぐに受け取ることができる
  • 専門的な知識がなくても簡単にショップを開設することができた

やはりECサイト構築を低コストで行えることが、利用者がストアーズを選ぶ理由として一番多くあげられています。
しかしその価格の安さだけではなく、ストアーズの充実した機能面を評価する声も複数あげられています。
商品登録数が無制限であったり、テンプレートを選択するだけで基本機能が搭載されたECサイトを構築することができることから「低コストでクオリティの高いネットショップが作れるなんてお得だ」と感じる人が多いようです。

ストアーズ(STORES)の出店プラン

ストアーズでは、2025年現在、主に次の2つの出店プランが提供されています。

ストアーズの出店プラン

  • フリープラン
  • スタンダードプラン

これらのプランは、2025年3月に改定された新制度に基づいており、事業規模や販売方法に応じて選択できます。

フリープランは初期費用・月額費用が無料で、まずは小規模にネットショップを始めたい方向けです。

スタンダードプランは月額3,300円(税込)で、機能拡張や手数料の優遇が受けられる設計になっています。

フリープラン

フリープランは、初期費用・月額料金が無料で利用できる、もっとも手軽なプランです。

テンプレートを使ってデザインを選び、商品を登録するだけで簡単に自分のネットショップを開設できます。

ただし、無料プランのため、決済時の手数料がやや高めに設定されています。

ネットショップでのクレジットカード決済では、約5.5〜6.5%の手数料が発生します。

一方、対面キャッシュレス決済(VISA/Mastercardなど)の場合は約2.48%です。

コストを抑えてまずは販売を試してみたい個人・小規模事業者におすすめのプランです。

スタンダードプラン

スタンダードプランは、月額3,300円(税込)の有料プランです。

このプランでは、デザインや機能の自由度が高まり、ショップのブランディングや運営効率を強化できます。

また、決済手数料が抑えられるのが大きな特徴で、

ネットショップのクレジットカード決済では約3.6〜4.6%

対面キャッシュレス決済では約1.98%が適用されます。

すでに一定の売上があり、コスト削減や拡張機能を重視したい事業者に最適です。

ストアーズ(STORES)の手数料の種類

ストアーズの手数料は、取引や入金のタイミングで発生します。

主に以下の種類があります。

ストアーズの主な手数料

  • 決済手数料
  • 振込手数料
  • スピードキャッシュ(早期入金)手数料

これらの手数料は、プランや取引額・決済方法によって異なります。

以下でそれぞれ詳しく説明します。

決済手数料

決済手数料は、商品が売れた際に発生する基本的な手数料です。

各プラン・決済方法によって異なります。

プラン 決済方法 手数料率(目安)
フリープラン ネットショップ(クレジットカード) 約5.5〜6.5%
フリープラン 対面キャッシュレス決済(VISA/Master) 約2.48%
スタンダードプラン ネットショップ(クレジットカード) 約3.6〜4.6%
スタンダードプラン 対面キャッシュレス決済(VISA/Master) 約1.98%

一部の決済手段(PayPay・あと払い・楽天ペイなど)は別料率(最大6.5%)が設定されています。

振込手数料

売上金を指定口座に振り込む際には、振込手数料が発生する場合があります。

金額や条件は公開されておらず、プラン・取引内容によって異なる形で設定されています。

振込頻度や入金スケジュールもプランにより異なるため、詳細は管理画面の入金設定で確認が必要です。

スピードキャッシュ(早期入金)手数料

通常、売上金は翌月以降の入金サイクルで振り込まれますが、

スピードキャッシュ機能を使うと、最短で翌営業日に入金が可能です。

この場合、追加手数料としてベーシックプラン(1.5%)、フリープラン(3.5%)が発生します。

早期に資金を回したい事業者には便利なオプションです。

 

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ストアーズの手数料は送料にもかかる?

ストアーズの決済手数料は送料にもかかります。
つまり決済手数料は1つの注文の送料も含んだお支払金額に対し、フリープランの場合は5%スタンダードプランでは3.6%かかります。

ストアーズのカード決済手数料はいくら?

ストアーズでお客様がクレジットカードで決済を行った場合も、決済手数料が基本のものから変動することはありません。
しかしコンビニ決済・キャリア決済にはこれにプラスして支払手数料がお客様負担で300円発生しますので、こちらは事前にお客様にご説明しておく必要があります。

ストアーズの手数料の計算方法とは

上述したように、ストアーズの手数料には4種類あります。
では実際に商品が売れたときや振り込みが行われるときには、どのような計算式をたてたら良いのでしょうか。
以下では、それぞれの手数料の計算方法をご紹介していきます。

決済手数料の計算の仕方

決済手数料は、注文金額(送料を含む)に対して所定の料率を掛けて算出します。

プランや決済手段によって手数料率が異なり、2025年10月時点では以下のように設定されています。

主な決済手数料率

  • フリープラン(ネットショップ決済):約5.5〜6.5%
  • スタンダードプラン(ネットショップ決済):約3.6〜4.6%
  • フリープラン(対面キャッシュレス決済):約2.48%
  • スタンダードプラン(対面キャッシュレス決済):約1.98%

【例:注文合計金額が4,500円(送料込み)の場合】

フリープラン(ネットショップ)
4,500 × 5.5% = 247円(決済手数料)

スタンダードプラン(ネットショップ)
4,500 × 3.6% = 162円(決済手数料)

販売者の受取金額(目安)
フリープラン:4,500 − 247 = 4,253円
スタンダードプラン:4,500 − 162 = 4,338円

※実際には振込手数料やオプション利用料が加味される場合があります。

振込手数料・事務手数料・スピードキャッシュ利用手数料の計算の仕方

【振込金額が1万円で、スピードキャッシュサービスを利用する場合】
フリープラン
(10000-275)×3.5%=340円
スタンダードプラン
(10000-275)×1.5%=145円

 

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ストアーズの決済方法とは?

ストアーズが取り決めている決済方法には以下の7つがあります。

ストアーズの決済方法

  • クレジットカード決済
  • コンビニ決済
  • 銀行振込
  • 翌月後払い
  • PayPal
  • キャリア決済
  • 楽天ペイ

このうちコンビニ決済とキャリア決済には別途お客様負担の手数料が300円かかってきます。

ストアーズとベイスではどちらの方が手数料が安い?

ネットショップを開設する際に、多くの方が比較検討するのがSTORES(ストアーズ)BASE(ベイス)です。

どちらも無料で始められるプランを提供しており、個人事業主や小規模ECの立ち上げに人気があります。

しかし「どちらの方が手数料が安いのか?」という点では、実際に数字を見比べて判断する必要があります。

ここでは2025年10月時点での最新情報をもとに、両サービスの料金体系を比較してみましょう。

BASEとSTORESの料金比較

BASEとSTORESの主要なプランの比較表は以下の通りです。

BASE(ベイス) STORES(ストアーズ)
月額費用 0円(無料) 0円(フリープラン)
決済手数料 3.6% + 40円 約5.5〜6.5%(ネットショップ決済の場合)
サービス利用料 3.0%(売上に対して) なし
振込手数料 250円(1回あたり) 取引条件により変動(目安:275円前後)
事務手数料 2万円未満:500円
2万円以上:無料
1万円未満の場合に追加手数料が発生する場合あり
(公式明記なし)

BASEとSTORESの手数料構造の違い

BASE(ベイス)は、「決済手数料 3.6% + 40円」に加えて、売上に対するサービス利用料 3.0%が発生します。

つまり、実質的な販売手数料は合計で約6.6% + 40円となります。

一方で、STORES(ストアーズ)のフリープランでは、月額料金がかからない代わりに、決済手数料が約5.5〜6.5%に設定されています。

また、STORESではBASEのような「サービス利用料」はかかりません。

このため、販売金額が小さい場合は両者の差はほとんどありませんが、取引数が増えるにつれてBASEの手数料負担が大きくなる傾向があります。

振込・事務手数料の違い

BASEでは、売上金の振込申請を行う際に、振込手数料250円がかかります。

さらに、2万円未満の振込申請には事務手数料500円が追加されます。

2万円以上の場合はこの事務手数料が無料になります。

一方、STORESでは「振込手数料275円」「1万円未満で事務手数料275円」などの情報が一部で見られますが、
2025年現在、公式には固定金額の明記がなく、取引条件によって異なるケースがあります。

そのため、あくまで目安としての比較と捉えるのが妥当です。

どちらが安いかのまとめ

結論から言えば、販売件数が少ない場合はどちらも大きな差はありません。

しかし、売上が増えてくると次のような違いが出ます。

費用の傾向まとめ

  • 少額・個人販売中心なら:STORES(フリープラン)がやや有利
  • 安定した売上がある場合:STORESの有料プラン(月額3,300円)に切り替えると総コストが下がる
  • 取引件数が少ない・一時的販売なら:BASEの仕組みが分かりやすく、初期コストゼロで始めやすい

まとめると、STORESは「固定費なしで中長期的に安定運用したい方向け」、BASEは「少量販売・簡単開設を重視する方向け」という特徴があります。

運営スタイルや売上規模に合わせて最適なプラットフォームを選ぶことが重要です。

ストアーズショップの成功事例2選

ストアーズには、ECサイト構築・運営の初心者の状態からストアーズを利用して自身のネットショップを開設し、大きく売り上げを伸ばしているショップが多く存在します。
以下では、そのようにストアーズのサービスを利用して成功を収めているショップの事例を2つご紹介いたします。

押し花ケース専門店 ROSE WITH TOO


「押し花ケース専門店 ROSE WITH TOO」は「女性のちょっとした幸せ」をテーマに押し花を使用したスマートフォンのケースのデザイン・販売を行っています。
2014年にストアーズのサービスを利用してオンラインでのスマートフォンケースの販売を開始しました。その後事業規模は徐々に拡大し、2017年には法人化も行っています。

NO COFEE FUK. JAPAN Life with good coffee since 2015


「NO COFEE FUK. JAPAN Life with good coffee since 2015」は、「Life with good coffee」をコンセプトにしたコーヒーの新しいライフスタイルを提案するショップです。
ストアーズのサービスを利用して開設した自社のネットショップでは、コーヒー豆だけでなくショップTシャツやアクセサリーなどのアパレル製品も販売しています。

まとめ

いかがでしたでしょうか。本記事では、ストアーズ(STORES)の概要や手数料についてご紹介致しました。
ストアーズは、フリープランを選択すれば月額料金・登録料金を一切かけずに、誰でも簡単にECサイトを開設できるEC構築プラットフォームです。また手数料は発生しますが、この手数料は商品が売れた際にのみ発生するので赤字になることを気にせずに安心してショップ運営を行っていくことができます。
この記事がストアーズを利用する際の参考になれば幸いです。

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