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化粧品ECランキング

化粧品ECの売上高ランキングTOP45!市場規模やEC化率も解説!

化粧品ECの売上高ランキングは?市場規模やEC化率も知りたい!と気になっていませんか。

化粧品ECの売上高ランキング1~10位までは、以下の通りです。

順位 会社名 売上高 (百万円)
1 オルビス 36,529
2 ファーマフーズ 35,105
3 新日本製薬 33,390
4 ファンケル 23,942
5 サントリーウエルネス 23,000
5 再春館製薬所 23,000
7 ドクターシーラボ 20,000
8 プレミアアンチエイジング 18,316
9 ディーエイチシー 15,021
10 コーセー 14,900

また2023年の化粧品ECの市場規模は9,709億円EC化率は8.57%になります。

この記事では化粧品ECの売上高ランキングTOP45をまるっとご紹介していきます。

是非参考にしてくださいね。

監修者

アートトレーディング株式会社代表取締役。
2002年に楽天市場へ出店したことをきっかけに、EC支援サービスの提供をスタート。累計150社以上のサイト制作、運営経験を持つ。

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化粧品ECの売上高ランキング1~10位

化粧品ECの売上高ランキング1~10位は、以下の通りです。

順位 会社名 売上高 (百万円) 増減率 (%) 決算期 本社所在地
1 オルビス 36,529 7.4 12月 東京
2 ファーマフーズ 35,105 7月 京都
3 新日本製薬 33,390 2.2 9月 福岡
4 ファンケル 23,942 8.0 3月 神奈川
5 サントリーウエルネス 23,000 12月 東京
5 再春館製薬所 23,000 3月 熊本
7 ドクターシーラボ 20,000 12月 東京
8 プレミアアンチエイジング 18,316 -24.0 7月 東京
9 ディーエイチシー 15,021 -6.7 7月 東京
10 コーセー 14,900 33.3 12月 東京

それぞれの会社の特徴と売上高が高い要因など見ていきましょう。

オルビス

オルビスロゴ

オルビスは、シンプルで高品質なスキンケア商品を中心に展開している日本の化粧品ブランドです。

特に「オルビスユーシリーズ」が人気で、保湿力の高さと使い心地の良さがリピーターを増やしています。

また、年末商戦では効果的なプロモーションを展開し、ECサイトでの売上が大幅に増加しました。

環境に優しいパッケージやリサイクル活動を積極的に行っている点も評価されています。

ファーマフーズ

ファーマフーズ

ファーマフーズは健康食品メーカーとしての地位を確立しており、科学的根拠に基づく商品の開発が強みです。

化粧品分野では、内側からの美容をサポートするサプリメントや美容液が人気で、「ニューモ育毛剤」などの美容関連商品が注目されています。

ECサイトとテレビ通販を組み合わせた多角的な販売戦略が、売上を支えています。

新日本製薬

新日本製薬

新日本製薬は、「パーフェクトワン」シリーズで知られるオールインワンジェルのパイオニアです。

シンプルケアを求める幅広い年齢層から支持され、特にエイジングケア効果を訴求した「パーフェクトワン モイスチャージェル」が売れ筋商品です。

定期購入プログラムが安定した収益を生み出しており、在宅需要の高まりも売上増加に貢献しました。

ファンケル

ファンケル

無添加化粧品の先駆者として知られるファンケルは、肌に優しいスキンケア商品を幅広く提供しています。

「エンリッチプラスシリーズ」や「ホワイトニングスキンケア」が特に人気で、敏感肌の方にも安心して使える点が評価されています。

ECサイトと店舗を組み合わせた販売戦略が功を奏し、健康食品分野の売上拡大も全体の業績を支えています。

サントリーウエルネス

サントリーウエルネス

サントリーウエルネスは、健康食品のノウハウを活かし、美容と健康を結びつけた商品展開を行っています。

特に「セサミンEX」や「フラバンジェノール」などの美容サプリメントが好調です。

サプリメント購入者へのクロスセル施策を強化し、安定した売上を確保しています。

再春館製薬所

再春館製薬所

高級スキンケア商品「ドモホルンリンクル」で知られる再春館製薬所は、肌老化に対応する効果を訴求し、高齢者層をターゲットとしています。

1本あたりの単価が高く、定期購入による安定収益が特徴です。長年にわたる広告展開がブランドロイヤルティの高さに直結しています。

ドクターシーラボ

ドクターシーラボ

ドクターシーラボは、医師監修のもとで開発された「アクアコラーゲンゲル」シリーズが中心商品です。

特に「アクアコラーゲンゲル エンリッチリフトEX」は、保湿力とエイジングケア効果が好評で、幅広い年齢層に支持されています。

信頼性の高いブランドイメージが、リピーターの増加につながっています。

プレミアアンチエイジング

プレミアアンチエイジング

プレミアアンチエイジングは、クレンジングバーム「DUO」で急成長を遂げた企業です。

しかし、競争激化と広告費の増加により利益率が低下し、売上高も減少傾向にあります。

若年層の支持を維持するため、商品ラインナップの強化が今後の課題となっています。

ディーエイチシー (DHC)

ディーエイチシー (DHC)

DHCは、健康食品やサプリメントを基軸に化粧品分野でも展開しています。

「DHC薬用ディープクレンジングオイル」は長年のベストセラー商品です。

しかし、ブランドイメージの刷新や新規顧客獲得に苦戦しており、化粧品ECでの競争力向上が必要とされています。

コーセー

コーセー

コーセーは、「DECORTÉ」や「SEKKISEI」などの高級ブランドを展開する日本を代表する化粧品メーカーです。

特に「DECORTÉ モイスチュアリポソーム」は、国内外での人気商品であり、ECサイトとSNSを活用したグローバルマーケティングが売上を押し上げています。

若年層から高価格帯を求める顧客まで幅広いターゲットをカバーしています。

化粧品ECの売上高ランキング11~19位

化粧品ECの売上高ランキング11~19位は以下の通り。

順位 会社名 売上高 (百万円) 増減率 (%) 決算期 本社所在地
11 アテニア 14,000 3月 神奈川
12 北の達人コーポレーション 13,900 2月 北海道
13 ランクアップ 12,760 6.3 9月 東京
14 I-ne 12,500 12月 大阪
15 キューサイ 12,400 6.8 12月 福岡
16 ビューティガレージ 12,272 24.5 4月 東京
17 銀座ステファニー化粧品 12,000 12月 東京
18 アイスタイル 10,846 16.3 6月 東京
19 ソーシャルテック 10,400 -1.9 3月 東京

それぞれの会社の特徴と売上高が高い要因など見ていきましょう。

アテニア

アテニア

アテニアは、高品質でありながら手頃な価格の商品を提供する化粧品ブランドです。

特に「スキンクリア クレンズオイル」が人気で、毛穴ケアと美白効果を訴求した製品として広く支持されています。また、エイジングケアに特化した「ドレスリフトシリーズ」もリピーターが多い商品です。

ECサイトでは、定期購入プランや限定キャンペーンを通じて安定した売上を確保しています。

北の達人コーポレーション

北の達人コーポレーション

北の達人コーポレーションは、「メイク落とし不要の美容液」や「カイテキオリゴ」など、ニッチな悩みを解決する製品を展開しています。

健康食品や美容製品の取り扱いが多く、特に「ミルクピールケア」シリーズは、敏感肌向けのスキンケアとして注目を集めています。

公式ECサイトでの直接販売が主流で、ユーザーとの直接的なコミュニケーションが売上向上に貢献しています。

ランクアップ

ランクアップ

ランクアップは、「マナラホットクレンジングゲル」で知られる企業です。

この商品は、温感効果で毛穴汚れを落としつつ、肌に優しい成分設計が特徴です。マナラブランドの高い知名度とリピート購入率が売上の安定に寄与しています。

また、商品の効果を分かりやすく伝える広告やキャンペーンが集客を支えています。

I-ne

I-ne

I-neは、ヘアケアとスキンケア分野で急成長を遂げている企業です。

「ボタニスト」シリーズは植物由来成分を使ったシャンプーやトリートメントとして、自然派志向の顧客から高い評価を受けています。

特に、SNSを活用したプロモーション戦略が成功し、ECサイトへの集客力を高めています。

キューサイ

キューサイ

キューサイは、健康食品やコラーゲン商品で広く知られています。

「青汁」シリーズが主力商品ですが、美容分野では「ひとみの恵み」「コラーゲン生活」などのサプリメントが人気です。

長年の健康志向マーケティングに加え、直販サイトでの定期購入プログラムが収益を安定させています。

ビューティガレージ

ビューティガレージ

ビューティガレージは、美容サロンやエステ向けの商品を提供する企業で、プロフェッショナル市場に特化しています。

高品質な美容機器や施術用品が主力商品で、業界での信頼性が高いです。

サロン運営者向けのECサイトが成功しており、専門的な需要を的確に捉える商品構成が売上を支えています

銀座ステファニー化粧品

銀座ステファニー化粧品

銀座ステファニー化粧品は、エイジングケアに特化したブランドで、「フェイシャルリフト」「ステファニーシリーズ」が人気商品です。

特に、高齢者層をターゲットにした商品展開と広告戦略が売上に寄与しています。

テレビ通販や直販を通じて、信頼性の高いサービスを提供しています。

アイスタイル

アイスタイル

アイスタイルは、美容情報サイト「@cosme」を運営していることで有名です。

EC分野では、「@cosme SHOPPING」を展開し、豊富な商品ラインナップと口コミ情報を武器に顧客を引きつけています。

特に、若年層の利用が多く、トレンドを意識した商品展開が強みです。

ソーシャルテック

ソーシャルテック

ソーシャルテックは、オンラインマーケティングに強みを持つ企業で、化粧品やサプリメントを幅広く展開しています。

「ヘアバースサプリ」やスキンケア商品の販売が主力であり、インターネット広告を活用した効率的な集客が特徴です。ただし、近年は競争激化により売上が微減しています。

化粧品ECの売上高ランキング21~30位

化粧品ECの売上高ランキング21~30位は以下の通りです。

順位 会社名 売上高 (百万円) 増減率 (%) 決算期 本社所在地
20 A. GLOBAL 10,000 8月 岐阜
20 アンファー 10,000 3月 東京
20 ザ・プロアクティブカンパニー 10,000 12月 東京
20 ヤーマン 10,000 4月 東京
20 井上誠耕園 10,000 5月 香川
20 花王 10,000 12月 東京
20 協和(現 株式会社 FRACORA) 10,000 1月 東京
27 フューチャーラボ 9,724 18.3 7月 東京
28 オージオ 9,000 3月 埼玉
29 アクシージア 8,540 38.2 7月 東京
30 山田養蜂場 8,000 4月 岡山
30 第一三共ヘルスケアダイレクト 8,000 2月 香川
30 富士フイルム ヘルスケア ラボラトリー 8,000 3月 東京

各会社の詳細を見ていきましょう。

A. GLOBAL

A. GLOBAL

A. GLOBALは、自然派志向のスキンケア製品を中心に展開している企業で、特に「オーガニックモイスチャライザー」が人気商品です。

オーガニック成分を使用し、敏感肌に配慮した設計が幅広い層から支持されています。

定期購入プログラムやSNSでの口コミ拡散が売上向上の鍵となっています。

アンファー

アンファー

アンファーは、「スカルプD」シリーズで知られる企業で、頭皮ケアに特化した製品が強みです。

特に「スカルプD 薬用シャンプー」が主力商品です。

長年のブランド信頼性とオンライン販売に注力した戦略が、売上向上に寄与しています。

ザ・プロアクティブカンパニー

ザ・プロアクティブカンパニー

ザ・プロアクティブカンパニーは、ニキビケア製品のパイオニアとして、「プロアクティブ+」シリーズが人気です。

テレビCMやオンライン広告を通じて認知度を高め、若年層を中心にリピーターを獲得しています。

ヤーマン

ヤーマン

ヤーマンは、美容機器のリーディングカンパニーで、特に「RFボーテ フォトPLUS」が注目されています。

美容家電市場の成長を背景に、性能とデザイン性を兼ね備えた製品が売上を押し上げています。

井上誠耕園

井上誠耕園

井上誠耕園は、オリーブを使用したスキンケア商品が人気の企業で、特に「オリーブフェイスオイル」が評価されています。

香川県のオリーブ産地の魅力を活かし、地域ブランドとしての認知が売上を支えています。

花王

花王

花王は、日本を代表する化粧品メーカーで、「ソフィーナ プリマヴィスタ」「ビオレUV」などのヒット商品があります。

幅広い価格帯と高い製品クオリティが、国内外での人気を支えています。

協和(株式会社 FRACORA)

フラコラ

協和は、エイジングケアに特化した商品を展開する企業で、特に「キューサイコラーゲン」が好調です。

定期購入プランの導入と専門性の高いマーケティングが、安定した売上を支えています。

フューチャーラボ

フューチャーラボ

フューチャーラボは、美容液やスキンケア商品に強みを持つ企業で、「エイジングリペアシリーズ」が人気です。

科学的根拠に基づいた製品開発と、若年層向けのマーケティング戦略が成功要因です。

オージオ

オージオ

オージオは、エイジングケア商品で定評があり、「ビューティーオープナー」が売れ筋商品です。

広告と口コミを効果的に活用したマーケティング戦略が売上を牽引しています。

アクシージア

アクシージア

アクシージアは、高級スキンケア商品を展開しており、「エイジングビューティーEX」が人気です。

アジア市場での需要が高まり、輸出を通じた売上が成長しています。

山田養蜂場

山田養蜂場

山田養蜂場は、蜂蜜を活用したスキンケア商品で知られ、特に「ハニーラボ」シリーズが好調です。

自然派志向の商品ラインと地域ブランドの信頼性が売上を支えています。

第一三共ヘルスケアダイレクト

第一三共ヘルスケアダイレクト

第一三共ヘルスケアダイレクトは、医薬部外品の分野で強みを持ち、「トラネキサム酸配合美白化粧水」が人気商品です。

医療的信頼性と効果を重視した製品展開が支持を得ています。

富士フイルム ヘルスケア ラボラトリー

富士フイルム ヘルスケア ラボラトリー

富士フイルム ヘルスケア ラボラトリーは、独自技術を活かしたスキンケア商品を展開しており、「アスタリフト」シリーズが好調です。

先進的な技術とブランドイメージが、売上を後押ししています。


化粧品ECの売上高ランキング33~45位

化粧品ECの売上高ランキング33~45位は以下の通りです。

順位 会社名 売上高 (百万円) 増減率 (%) 決算期 本社所在地
33 ハーバー研究所 7,333 2.8 3月 東京
34 タカミ 7,000 12月 東京
35 ポーラ 6,599 18.0 12月 東京
36 ヴァーナル 6,500 3月 福岡
37 スイスセルラボ・ジャパン 6,282 2.5 9月 東京
38 世田谷自然食品 6,000 6月 東京
39 アルマード 5,520 17.1 3月 東京
40 DECENCIA 5,220 10.5 12月 東京
41 nijito 5,000 3月 福岡
41 NILE PROMOTION 5,000 3月 福岡
41 ピュール 5,000 3月 福岡
44 JIMOS 4,969 2.8 3月 福岡
45 エバーライフ 4,500 12月 福岡

それぞれの会社の特徴や主力商品など見ていきましょう。

ハーバー研究所

ハーバー研究所

ハーバー研究所は、「無添加主義」を掲げたスキンケア商品が特徴です。

特に「スクワランオイル」が人気商品で、保湿力が高く幅広い年齢層に支持されています。

健康志向と自然派化粧品の需要増加に応えた製品展開が売上を支えています。

タカミ

タカミ

タカミは、角質ケアに特化した製品を展開する企業で、特に「タカミスキンピール」が支持されています。

ターンオーバーを促進する独自処方と高価格帯ながらリピーターの多さが売上向上に寄与しています。

ポーラ

ポーラ

ポーラは、高級スキンケアブランド「B.Aシリーズ」で知られています。

特に「B.Aローション」が人気で、エイジングケア市場で強い存在感を持っています。

店舗とECを組み合わせたマルチチャネル戦略が売上増加を牽引しています。

ヴァーナル

ヴァーナル

ヴァーナルは、洗顔石鹸を中心に展開する企業で、特に「素肌つるつるセット」が売れ筋です。

肌トラブルを抱える顧客に向けたシンプルケアが評価され、口コミを通じて広がっています。

スイスセルラボ・ジャパン

スイスセルラボ・ジャパン

スイスセルラボ・ジャパンは、再生医療技術を応用した化粧品を展開しています。

特に「セルラボエッセンス」が注目されており、肌の若返り効果を訴求しています。

先進的な技術と高い専門性がブランド価値を高めています。

世田谷自然食品

世田谷自然食品

世田谷自然食品は、健康食品とスキンケア商品を手掛ける企業で、特に「エイジングケアクリーム」が好調です。

テレビ通販とECサイトを連携したプロモーションが売上を支えています。

アルマード

アルマード

アルマードは、卵殻膜を使用した化粧品が特徴で、特に「卵殻膜クリーム」が人気です。

高品質な天然成分と独自の製法が差別化ポイントとなり、支持を得ています。

DECENCIA

DECENCIA

DECENCIAは、敏感肌向け化粧品のブランドで、特に「アヤナスシリーズ」が注目されています。

敏感肌市場での信頼性と革新的な製品開発が売上を押し上げています。

nijito

nijito

nijitoは、「haru」ブランドで知られる企業で、特に「黒髪スカルプシャンプー」が人気商品です。

無添加で環境に配慮した製品が、自然派志向の顧客から支持されています。

NILE PROMOTION

NILE PROMOTION

NILE PROMOTIONは、男性向け美容製品を展開する企業で、特に「NILEスカルプシャンプー」が好調です。

男性美容市場の成長を背景に、シンプルかつ高品質な商品設計が支持を集めています。

ピュール

ピュール

ピュールは、自然派スキンケア製品を提供する企業で、特に「オーガニック保湿クリーム」が人気です。

自然派志向と環境配慮型のブランドイメージが売上を支えています。

JIMOS

JIMOS

JIMOSは、通信販売に特化した化粧品ブランドで、特に「リ・ダーマラボ モイストゲルプラス」が好評です。

テレビ通販とECでの直販モデルがリピーターを増やし、安定した収益を実現しています。

エバーライフ

エバーライフ

エバーライフは、健康食品とスキンケア商品の両方を展開しており、特に「ヒアルロン酸ドリンク」が好評です。

年齢層の高い顧客層をターゲットにしたプロモーションが売上向上に貢献しています。

化粧品ECの市場規模

ここでは化粧品ECの市場規模について、下記の内容を見ていきましょう。

・2023年の化粧品EC市場規模
・過去の化粧品EC市場規模
・将来的な化粧品ECの市場規模予測
・化粧品ECの市場規模が大きくなっている理由とは?

2023年の化粧品EC市場規模

結論、2023年の「化粧品・医薬品」分野でのBtoC-EC市場規模は9,709億円という結果になりました。

化粧品EC市場規模
※参照:【経済産業省】令和5年度電子商取引に関する市場調査

化粧品ECの1世帯あたりの年間平均支出額は49,590円(前年比4.8%増)という結果に。

マスク規制緩和や外出増加によりメイクアップ用品の支出が拡大したと考えられます。

過去の化粧品EC市場規模

それでは化粧品ECの過去の市場規模は、どうだったのでしょうか。

下記の表をご覧ください。

年度 市場規模(億円)
2018年 6,136
2019年 6,611
2020年 7,788
2021年 8,552
2022年 9,191
2023年 9,709

上記の表を確認すると、コロナウィルスが流行した2020年度から、市場規模がぐんと伸びるようになったことがわかります。

それ以降も着実に市場規模を伸ばしていますが、コロナ禍の時と比べると2023年からは成長率が伸び悩んでいるようです。

将来的な化粧品ECの市場規模予測

それでは将来的な化粧品ECの市場規模は、どうなっていくのでしょうか。

下記の表では、過去の前年比成長率の平均から、2026年度までの市場規模を予測しています。

年度 市場規模(億円) 前年比成長率(%)
2018 6,136
2019 6,611 7.74
2020 7,788 17.80
2021 8,552 9.81
2022 9,191 7.47
2023 9,709 5.64
2024 10,613 9.29
2025 11,597 9.29
2026 12,678 9.29

2024年以降の前年比成長率(%)は、過去5年(2019年~2023年)の成長率の平均で算出しています。

(7.74 + 17.80 + 9.81 + 7.47 + 5.64) ÷ 5=9.29%

過去のデータではコロナウィルスによる急成長があったので、ここまで市場規模が大きくなるかはわかりませんが、確実に成長し続ける業界だと言えるでしょう。

市場規模が大きくなっている理由とは?

化粧品EC市場の市場規模が大きくなっている理由は、以下が挙げられます。

・オンラインショッピングの普及
・男性消費者や新たなターゲット層の増加
・ARやAIの活用(バーチャルメイクや肌診断ツールなど)
・インフルエンサーやSNSの影響
・海外市場への進出

 

化粧品EC市場が大きくなっているのは、ネットショッピングが便利で普及したことや、SNSやインフルエンサーが商品の魅力を広めているからです。

また、男性や海外の新しいお客さんに向けた商品が増えたことも大きな理由です。

技術の進化と世界への広がりが市場をどんどん成長させています。

化粧品ECのEC化率

2018年~2023年のEC化率は?

年度 EC化率(%)
2018 5.80
2019 6.00
2020 6.72
2021 7.52
2022 8.24
2023 8.57

参照:【経済産業省】電子商取引実態調査

他業界と比較したEC化率は?

分野 EC化率(%)
物販系全体 9.13
家電・AV機器・PC関連 35.6
書籍・映像・音楽ソフト 29.6
衣類・服装雑貨等 17.0
生活雑貨・家具・インテリア 12.5
食品・飲料・酒類 4.29
化粧品 8.57

※参照:【経済産業省】令和5年度電子商取引に関する市場調査

化粧品のEC化率は約8.57%で、物販全体の平均(9.13%)より少し低めです。

例えば家電や本はEC化率が高いですが、これは、家電や本は商品内容がわかりやすくオンラインで買いやすい一方、化粧品や食品は実際に試してから買いたい人が多いためといえるでしょう。

しかし最近では、ARを使ってバーチャルでメイクを試したり、オンラインで肌診断やカウンセリングを受けられるサービスなどが登場しているため、化粧品ECのEC化率も少しずつ増えているといえます。

これからも、消費者のニーズに合った新しい売り方が必要になりそうです。

化粧品EC化率が低い理由

化粧品ECのEC化率が他の業種よりも低い理由は、下記の内容が挙げられるでしょう。

・実際に肌に合うかどうか試したいユーザーが多い
・高価格帯の化粧品では、直接相談できる対面販売が選ばれがち
・色味やテクスチャーなど、オンラインでは分かりにくい要素が多い
・多くの販売チャネルがあり、EC以外の選択肢が豊富

 

そのため、前述したバーチャルメイクやオンライン上の肌診断カウンセリングなどの他に、試供品の提供や返品保証などを充実させる必要がありそうです。

化粧品ECを成功させるポイント

実際にECサイトを構築する為には何が必要なのでしょうか?ここでは、初めて化粧品ECプラットフォームを構築する方でも分かりやすいように化粧品ECの構築ポイントをまとめたので、是非参考にしてみてください。

オンライン接客を活用する

化粧品の資格を持ったプロ(ビューティアドバイザー)による商品の説明や相談受付等のサービスをオンラインで提供することで顧客満足度の向上に繋がり、結果的にリピーターが増えることによりEC事業の成功に導くことができます。
オンラインだと自分に適した商品を見つけることが出来ないのではという不安を解消するためにオンライン接客が必要です。

SNS、ライブコマースを活用する

実際に気になる商品をどのように利用すれば良いのか気になっている方に対して、SNSやライブコマースを活用して実演することで、購買意欲を高めることができます。
また、SNSでの拡散や紹介等を通じて商品の認知度を高めることも可能です。

海外顧客にも目を向ける

先述したようにコロナ禍で化粧品の売上高が減ったのは訪日外国人が減ったことが大きな要因の1つです。化粧品・医薬品事業は日本で6億円という市場規模ですが、海外は人口比も大きく、日本より更に化粧品の需要が拡大しています。
顧客層を日本人だけに留まらせるのではなく海外の人も対応可能できるように英語表記が可能なサイトを構築することでEC事業の売り上げを伸ばすことが可能です。

オムニチャネル戦略を導入

実店舗とオンラインを連携させたオムニチャネル戦略を採用することで、顧客にとって便利な購買体験を提供できます。

たとえば、店舗で試した商品をQRコードで記録し、自宅でオンライン購入できる仕組みを作ることで、販売機会を広げられます。

試供品の提供

試供品の提供も有効な手段です。

多くの消費者は、化粧品を試してから購入したいと考えるため、サンプルを無料で提供したり、トライアルキットを販売することで、実際に商品を試す機会を提供できます。

これにより、不安を解消し、本製品の購入につなげることが可能です。

定期購入制度の導入

化粧品ECを成功させるためには、定期購入制度の導入も重要な要素です。

化粧品は多くの場合、日常的に使用する消耗品であるため、定期的に同じ商品を購入する顧客が多いことが特徴です。

この需要に応えるために、定期購入プランを提供することで、顧客に利便性を提供するとともに、企業にとっても安定した売上を確保することができます。

参考になる化粧品EC一覧

ここからは実際にどのようなECサイトを構築すれば良いか想像つかないという方のために、参考になるような化粧品ECサイトの一覧を紹介します。利用者目線でどういう見た目にすれば注目してもらえるか等を考えながら参考にしてみてください。

MAQUILLAGE


「MAQUILLAGE」はモデルや商品の写真を閲覧者の気を引くように効果的に用いています。公式アカウントを開設し、限定キャンペーンや最新メイク情報を紹介するというメッセージを大々的に行っていることで、既存顧客の安定を図るだけでなく見込み客の獲得も可能です。

BULK HOMME


「BULK HOMME」はサイトの配色を白と黒で構築しており、シンプルなデザインを心がけていることが読み取れます。サイトを訪問した直後に主力商品の割引を設けているので、興味があってサイトを訪問した方が気軽に商品の購入を出来るように工夫していることが分かります。

LUSH


「LUSH」は商品の使用方法を一目で理解できるように簡潔にキャッチコピーがまとめているので、初めて商品を知った方にとっても使いやすい印象を抱かせることができます。ホームページ上での商品紹介の欄では使用者のレビューを隣に貼ってあるので、どういう商品で使い心地はどうなのか等の情報を手に入れることができ参考にしやすい設計にしていることがポイントです。

まとめ

いかがでしたでしょうか、今回は化粧品ecサイトについて紹介しました。未だ日本でのec化は小さく海外での売上高が主要となっているものの、コロナが収束すれば日本での市場規模も更に拡大し、よりec化が重要となってくると思われます。今後化粧品ecサイトを構築する上でこの記事が参考になれば幸いです。

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