
ECプラットフォームとは?選び方・おすすめのサービスもご紹介
ECプラットフォームとは?おすすめのECプラットフォームは何?と気になっていませんか。
ECプラットフォームとは、オンラインで商品を販売するためのシステムやサービスの基盤のことです。
ECプラットフォームには大きく分けて「ASP型」「オープンソース型」「パッケージ型」「モール型」の4種類があり、事業規模や必要なカスタマイズや機能に合わせて選ぶのがおすすめです。
この記事ではECプラットフォームの選び方や「ASP型」「オープンソース型」「パッケージ型」「モール型」それぞれおすすめのサービスなどを詳しく解説していきます。
ぜひ参考にしてくださいね。
目次 [閉じる]
ECプラットフォームとは?
ECプラットフォームとは、インターネット上で商品を販売するためのシステムやサービスのことです。簡単に言えば、オンラインショップを作り、運営するための土台となる仕組みです。
これを使うことで、商品を登録したり、決済を受け付けたり、注文や在庫を管理したりすることができます。
例えば、楽天市場やAmazonのようなECモールでは、出店者が既存のプラットフォームに商品を出品し、集客の恩恵を受けながら販売することができます。一方で、ShopifyやBASEのようなサービスを利用すれば、自分のブランド専用のオンラインショップを作ることも可能です。また、より自由度の高いECサイトを構築したい場合は、オープンソースのECシステムやパッケージ型のECプラットフォームを使うこともあります。
ECプラットフォームを利用することで、専門的な知識がなくても比較的簡単にネットショップを開設し、運営することができます。
そのため、個人の小規模なネットショップから、大企業が運営する大規模なECサイトまで、幅広い用途で活用されています。
ECプラットフォームの種類
ECプラットフォームは、以下の4種類に分かれます。
・ASP型
・オープンソース型
・パッケージ型
・モール型
それぞれ詳しく解説していきます。
ASP型
ASP型ECプラットフォームとは、クラウド上で提供されるECサイト構築サービスのことで、自社専用のオンラインショップを簡単に作れるのが特徴です。
代表的なプラットフォームには、Shopify、BASE、STORES、カラーミーショップ、Makeshop などがあります。
以下ではASP型ECプラットフォームを利用するメリット・デメリット・おすすめの企業を詳しく見ていきましょう。
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メリット
ASP型ECプラットフォームの最大のメリットは、低コストで簡単にネットショップを開設できることです。
またサーバーの管理やセキュリティ対策、システム開発の手間がなく、テンプレートを使えばすぐにデザインを整えられるため、初心者でもスムーズに運営をスタートできます。
さらに、Shopifyやカラーミーショップなどのサービスでは、HTMLやCSSを編集することで、ある程度のデザインカスタマイズも可能です。
このように楽天市場やAmazonなどのモール型ECとは異なり、ショップごとに個別のデザインができるため、ブランドの世界観を表現しやすく、リピーターを獲得する戦略も立てやすいのが特徴です。また、販売手数料がほとんどかからないため、モール型に比べて利益率を高めやすいという点も大きなメリットです。
デメリット
一方で、ASP型のECプラットフォームにはいくつかのデメリットもあります。
最大のデメリットは、集客を自分で行う必要があることです。楽天市場やAmazonのようなモール型ECとは異なり、プラットフォーム自体が顧客を集めてくれるわけではないため、SEO対策、SNS運用、広告運用などのマーケティング施策を積極的に行わなければ、集客が難しくなります。
特に、開店当初は認知度が低いため、広告費をかけてでもユーザーを獲得する努力が必要になります。
さらに、デザインの自由度がある程度あるとはいえ、完全なカスタマイズには技術的な知識が求められます。
基本的なテンプレートを利用するだけなら簡単ですが、より細かくデザインを変更したり、独自の機能を追加したりする場合は、HTMLやCSS、場合によってはJavaScriptやLiquid(Shopifyのテンプレートエンジン)の知識が必要になります。そのため、カスタマイズ性を重視する場合は、開発者やWeb制作会社に依頼するコストも考慮しなければなりません。
もう一つの懸念点として、ASP型プラットフォームは外部サービスに依存しているため、提供会社の仕様変更やサービス終了のリスクがあることも覚えておきましょう。
ASP型ECプラットフォームが向いている企業
ASP型ECプラットフォームが向いている企業の特徴は、以下の通りです。
- 初期費用を抑えながらECサイトを開設したい企業
低コストで導入でき、無料プランや月額数千円で運用できるため、スタートアップや個人事業主にも適しています。 - 自社ブランドを確立し、長期的に育てていきたい企業
ブランドの世界観を自由に表現でき、顧客と直接コミュニケーションをとりながらファンを増やしたい企業に適しています。 - 販売手数料を抑え、利益率を高めたい企業
モール型のように高い販売手数料がかからないため、コストを抑えながら利益を確保したい企業向けです。 - EC運営に手間をかけたくない、シンプルな運営を希望する企業
システム管理やサーバー保守をASP提供会社が行ってくれるため、技術的な管理をするリソースがない企業に向いています。 - 越境EC(海外販売)を考えている企業
Shopifyのように多言語・多通貨対応が可能なプラットフォームを使えば、スムーズに海外展開できます。 - 広告・SNS運用を活用できる企業
ASP型は集客を自社で行う必要があるため、SNSや広告を活用して認知度を高められる企業に適しています。
ASP型ECプラットフォームは、コストや運営負担を抑えながらスムーズにECサイトを開設できる点が魅力ですが、集客力はプラットフォームに依存せず、自社でのマーケティング戦略が鍵を握ります。
オープンソース型
オープンソース型ECプラットフォームとは、無料で公開されているEC構築システムを自社でインストールし、カスタマイズしながら運用する形式のECサイトです。
代表的なものには「EC-CUBE」「Magento」「WooCommerce(WordPressプラグイン)」などがあります。
続いてオープンソース型のメリット・デメリット・おすすめの企業について見ていきましょう。
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メリット
オープンソース型の最大のメリットは、自由度の高さです。
ASP型やパッケージ型のように決まった仕様に縛られることがなく、独自の機能を開発したり、細かいUI/UXのカスタマイズを行ったりできるため、競合と差別化しやすいという強みがあります。
また、基本的なシステム自体は無料で利用できるため、初期費用を抑えて導入できる点も魅力です。サーバー費用や開発費はかかるものの、月額利用料などのランニングコストが少ないため、長期的に見ればコストを抑えられる可能性があります。
さらに、データ管理の面でも、ASP型のように外部サービスに依存することがないため、すべての情報を自社で保持できるという点もメリットです。これにより、顧客データや販売データを独自に分析・活用しやすくなり、将来的にECの成長戦略を自由に設計できるようになります。
デメリット
一方で、オープンソース型には運用負担の大きさというデメリットがあります。
サーバーの設定やシステムの管理、セキュリティ対策などをすべて自社で行う必要があるため、運用に手間がかかります。特に、サーバートラブルや不具合が発生した際には、迅速に対応できる技術的な知識が求められます。
また、カスタマイズの自由度が高い分、開発コストがかかるのもデメリットです。初期段階で自社専用の機能を実装しようとすると、外部の開発会社に依頼する必要があり、結果的に高額な費用がかかることもあります。
さらに、オープンソースのシステムはアップデートやバージョン管理が定期的に必要になります。バージョンが古いままだと、セキュリティリスクが高まり、ハッキングや不正アクセスのリスクも増大するため、システムメンテナンスを適切に行うことが不可欠です。
どんな企業におすすめか
オープンソース型をおすすめする企業の特徴は、以下の通りです。
- 自社専用のカスタマイズ機能を必要とする企業
- 開発スキルを持つ企業や、システム開発を外注できる企業
- 長期的にEC運営を行い、運用コストを抑えたい企業
- 顧客データや販売データをすべて自社で管理・活用したい企業
- 海外向けのECサイトを独自仕様で運営したい企業
既存のASP型やパッケージ型の機能では対応できない独自の仕様や販売フローを持つ企業に適しています。
サーバー管理やシステム運用を自社で行う必要があるため、開発リソースが確保できる企業向けです。
初期の開発費用はかかるものの、月額利用料が不要なため、長期的にコストを抑えながら運営できます。
ASP型のように外部サービスにデータを依存せず、自社でデータを完全にコントロールできる点が魅力です。
Magentoのようなオープンソース型プラットフォームを活用すれば、多言語・多通貨対応のECサイトを構築しやすくなります。
ビジネスの成長フェーズやリソースに応じて、本当に自社に適した選択肢かを慎重に見極めることが大切です。
パッケージ型
パッケージ型ECプラットフォームとは、あらかじめ開発されたECシステムを「買い切り」または「ライセンス契約」で導入し、自社サーバーに設置して運用する形式のECサイトです。ASP型のように月額課金で利用するのではなく、ECサイト構築のためのシステムを一括で購入し、自由にカスタマイズしながら運営できるのが特徴です。
代表的なパッケージ型のECプラットフォームには「ecbeing」「EC-ORANGE」「ebisumart」などがあります。
次からパッケージ型のメリット・デメリット・おすすめの企業について見ていきましょう。
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メリット
パッケージ型の最大のメリットは、高度なカスタマイズ性と充実したサポート体制があることです。
オープンソース型と同様にシステムの自由な改変が可能でありながら、提供会社が開発・運用サポートを行うため、安定性やセキュリティ面でも優れたパフォーマンスを発揮します。
また、サーバーを自社で管理できるため、データをすべて自社内で保持できるのも大きなメリットです。これにより、外部サービスの影響を受けずに長期的な運営が可能になります。
さらに、EC事業の成長に応じて機能を追加できるため、小規模から始めて中~大規模なECサイトへとスムーズに拡張できるのも魅力の一つです。例えば、ポイントシステムや会員ランク制度、BtoB向けの機能など、ASP型では実装が難しい高度な機能もパッケージ型なら自由に追加できます。
デメリット
一方で、パッケージ型のデメリットとしては、初期費用の高さが挙げられます。
ASP型やオープンソース型と比べても、導入コストが高額になる傾向があり、数百万円~数千万円の予算が必要になることも珍しくありません。そのため、小規模なEC事業者にとっては導入ハードルが高く、ある程度の売上規模や資本力が求められます。
また、運用面においても、自社でサーバー管理を行う必要があるため、ITリテラシーのある担当者が必要です。ASP型のようにシステム運用をすべて外部に任せることはできず、トラブルが発生した場合には自社で対応するケースが多くなります。そのため、システム管理の負担が増える点も考慮しなければなりません。
さらに、パッケージ型は一度購入するとASP型のように頻繁なアップデートが提供されないため、新しい技術や市場の変化に対応するためには、追加の開発やカスタマイズが必要になる場合があります。そのため、運用コストが継続的に発生する点もデメリットの一つです。
どんな企業におすすめか
パッケージ型ECプラットフォームは、以下のような企業に特におすすめです。
- 中規模以上のEC事業を運営している企業
- 自社専用のEC機能やシステム連携が必要な企業
- セキュリティやデータ管理を自社で厳格に行いたい企業
- ASP型では対応できない高度なマーケティング施策を実施したい企業
- 長期的にECサイトを成長させたい企業
ある程度の売上規模があり、今後もEC事業を拡大していく計画がある企業に適しています。
在庫管理システムやERPなど、他の社内システムと連携させる必要がある場合に最適です。
自社サーバーで運用することで、顧客情報や販売データを安全に管理できます。
顧客分析や会員プログラムなど、独自のマーケティング施策を展開するための自由度を求める企業向けです。
初期費用は高額ですが、長期的な視点で運営し、システムを自社でコントロールしたい企業に適しています。
自社にとって「どこまでの自由度が必要か」を見極め、ASP型やオープンソース型との比較を慎重に行うことが成功の鍵となります。
モール型
モール型ECプラットフォームとは、楽天市場やAmazon、Yahoo!ショッピングなどのECモールに出店し、そのプラットフォーム上で商品を販売する形態のECサイトです。
個々のブランドが独自のECサイトを持つのではなく、モールの一部として出店することで、すでに多くの顧客が集まる環境で販売できるのが特徴です。
以下ではモール型のメリット・デメリット・おすすめの企業について見ていきましょう。
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メリット
モール型ECの最大のメリットは、圧倒的な集客力です。
楽天市場やAmazonなどのECモールは、すでに多くのユーザーが利用しており、新規のECサイトを立ち上げるよりも短期間で多くの顧客にリーチしやすいのが特徴です。
また、決済や物流の仕組みが整っているため、出店者は商品の登録や販売に集中することができます。楽天市場やAmazonでは、クレジットカード決済やポイントシステムが標準で利用でき、さらにフルフィルメントサービス(Amazon FBAなど)を活用すれば、物流も自動化できます。これにより、運営負担を軽減しながら効率的に販売を行うことができます。
さらに、モール内にはセールやキャンペーンが定期的に実施されており、これに参加することで売上を大きく伸ばすことも可能です。楽天スーパーセールやAmazonプライムデーなどのイベントでは、多くの顧客が訪れるため、売上アップのチャンスが増えます。
デメリット
一方で、モール型ECには手数料の高さという大きなデメリットがあります。モールに出店するためには、月額費用や販売手数料が発生し、売上の一定割合をモール運営会社に支払う必要があります。例えば、楽天市場では販売額の5~15%程度の手数料がかかるため、ASP型や自社ECと比較すると利益率が低くなる可能性があります。
また、ブランドの独自性を出しにくいという点も課題です。モール型ECでは、サイトのデザインやレイアウトが統一されているため、各ショップの個性を強く打ち出すのが難しくなります。特にAmazonでは、商品ページが統一されるため、顧客が「どの店舗から購入したのか」を意識しにくく、リピーター獲得が難しいという課題もあります。
さらに、価格競争が激しいのもモール型ECの特徴です。多くの競合店舗が同じプラットフォーム上に存在するため、価格を下げて競争するケースが増え、結果として利益率が圧迫されることがあります。特にAmazonでは、「最安値で販売されている商品が上位表示される」仕組みがあるため、利益を確保しながら販売する戦略が必要になります。
どんな企業におすすめか
モール型ECプラットフォームは、以下のような企業に特におすすめです。
- すぐにEC販売をスタートし、売上を伸ばしたい企業
集客力のあるモールに出店することで、短期間で顧客にリーチできるため、新規参入企業に適しています。 - 広告やSEOに頼らず、自然な流入で売上を伸ばしたい企業
自社ECサイトではなく、すでに多くのユーザーが訪れるモール内で販売することで、集客の負担を軽減できます。 - 物流や決済の手間を軽減し、効率的にEC運営をしたい企業
Amazon FBAなどの物流サービスや、モール側の決済システムを活用することで、販売に集中できます。 - EC初心者で、まずはリスクを抑えてオンライン販売を試したい企業
ASP型やオープンソース型と比べて、システム構築の手間がかからないため、初心者にも向いています。 - 大規模なセールやキャンペーンを活用して売上を拡大したい企業
楽天スーパーセールやAmazonプライムデーなどのイベントに参加し、短期間で大きな売上を狙うことができます。
利益率やブランド価値を維持する戦略を持ちつつ、モールの特性を活かした販売戦略を練ることが成功のカギとなります。
自社におすすめのECプラットフォームの選び方
ここでは自社におすすめのECプラットフォームの選び方を見ていきましょう。
① 事業規模に合ったプラットフォームを選ぶ
ECプラットフォームを選ぶ際は、事業の規模に合ったものを選ぶことが重要です。
例えば、個人や小規模事業者が高機能なプラットフォームを導入すると、コストや運営負担が大きくなり、逆に非効率になる可能性があります。一方、成長を見越さずに簡単なASP型を選ぶと、事業拡大時に機能制限に悩まされることもあります。
小規模なビジネスや初心者なら、BASEやShopifyなどのASP型を利用すれば、簡単にECサイトを立ち上げられます。また、すぐに売上を伸ばしたい場合は、楽天市場やAmazonなどのモール型が集客力に優れているため有利です。
一方で、中規模以上の事業で独自の販売戦略を強化したい場合は、EC-CUBEやMagentoなどのオープンソース型、またはFutureShopやecbeingのようなパッケージ型を選ぶと、カスタマイズの自由度が高まり、長期的な運営にも適しています。
事業の現在の規模だけでなく、今後の成長も見据えて、機能拡張のしやすさや運営負担を考慮しながら最適なプラットフォームを選ぶことが成功の鍵となります。
② コスト(初期費用・月額費用・手数料)を考慮する
ECプラットフォームを選ぶ際は、初期費用・月額費用・販売手数料・人件費などの総コストを考慮することが重要です。安く始められるASP型(BASE・Shopify)は手軽ですが、売上が増えると手数料負担が大きくなります。モール型(楽天・Amazon)は集客しやすい反面、販売手数料が高めで利益率が下がりやすい点に注意が必要です。
一方で、オープンソース型(EC-CUBE・Magento)やパッケージ型(FutureShop・ecbeing)は、販売手数料が不要ですが、開発や保守のコストが発生し、エンジニアや運営担当の人件費もかかる場合があります。
そのため、短期的な費用だけでなく、長期的な運用コストも試算し、事業規模や成長に合ったプラットフォームを選ぶことが成功の鍵となります。
③ カスタマイズ性と自由度を考える
ECプラットフォームを選ぶ際に、カスタマイズ性と自由度の高さは重要なポイントです。
事業の成長に伴い、機能を拡張したり、デザインを変更したりする必要が出てくるため、どこまで自由にカスタマイズできるかを事前に確認することが大切です。
以下の表にそれぞれのECプラットフォームのカスタマイズ性と自由をまとめました。
プラットフォーム種類 | カスタマイズ性 | 特徴 |
---|---|---|
ASP型(Shopify・BASEなど) | 低~中 | テンプレートが豊富で簡単にデザインを変更できるが、システムの根本的なカスタマイズには制限がある。 |
オープンソース型(EC-CUBE・Magentoなど) | 高 | コードを自由に変更できるため、独自の機能追加や業務に合わせたシステム構築が可能。ただし、開発の手間やコストがかかる。 |
パッケージ型(FutureShop・ecbeingなど) | 中~高 | ASP型よりカスタマイズ性が高いが、完全に自由な変更は難しく、追加開発には専門サポートが必要な場合がある。 |
モール型(楽天・Amazonなど) | 低 | プラットフォームの仕様に従う必要があり、デザインや機能の自由度はほぼない。ブランド独自のECサイトには不向き。 |
そのため、どれだけのカスタマイズが必要かを事前に整理し、運営のしやすさと自由度のバランスを考えた上で、最適なプラットフォームを選ぶことが重要です。
カスタマイズの自由度が高ければ、独自性のあるECサイトを構築できますが、その分開発・運用の負担も増えるため、自社のリソースに合った選択をすることが成功への近道となります。
④ 集客とマーケティングの方法を考える
ECプラットフォームを選ぶ際には、集客とマーケティングの方法を事前に考慮することが非常に重要です。
どんなに優れた商品を扱っていても、集客ができなければ売上にはつながりません。そのため、プラットフォームごとの集客力やマーケティングのしやすさを比較し、自社に最適なものを選ぶ必要があります。
モール型(楽天市場・Amazonなど)は、すでに多くのユーザーが集まる環境が整っており、自然な流入が期待でき、商品力があれば一定の売上を確保しやすいのが特徴です。ただし、モール内には競合が多く、価格競争に巻き込まれやすい点や、ブランドの認知度を上げにくい点には注意が必要です。
一方で、ASP型(Shopify・BASEなど)やオープンソース型(EC-CUBE・Magentoなど)の場合は、自社で1から集客を行う必要があります。
例えばSEO対策を施し、Google検索での流入を増やしたり、SNSを活用してファンを獲得したりすることが不可欠です。特に、InstagramやYouTube、LINE公式アカウントなどを活用し、ターゲット層に直接アプローチする施策が重要になります。また、Facebook広告やGoogle広告を活用してサイトへの訪問者を増やすことも効果的です。
さらに、リピーター獲得を考えるなら、メルマガ配信やクーポンの発行、会員制度の導入など、顧客との継続的な関係構築が可能なプラットフォームを選ぶことが大切です。ASP型やパッケージ型の中には、マーケティング機能が充実しているものもあり、これらを活用することで効果的なリピーター施策を展開できます。
売上を伸ばすためには、どのプラットフォームを使うにせよ、マーケティング施策をしっかりと考え、実行することが欠かせません。
⑤ セキュリティ・サポート体制を確認する
ECプラットフォームを選ぶ際には、セキュリティ対策とサポート体制の充実度を確認することが重要です。
ECサイトでは、顧客の個人情報やクレジットカード情報を扱うため、セキュリティが不十分だと不正アクセスや情報漏えいのリスクが高まります。そのため、選ぶプラットフォームがどのようなセキュリティ対策を施しているのかを事前にチェックする必要があります。
ECプラットフォームそれぞれのセキュリティ対策とサポート体制について、以下の表にまとめました。
プラットフォーム種類 | セキュリティ対策 | サポート体制 |
---|---|---|
ASP型(Shopify・BASE・STORESなど) | 運営会社がセキュリティ対策を実施し、システムの更新や不正対策も定期的に行われるため、比較的安全に運営できる。 | 運営会社のサポートが受けられ、トラブル発生時も迅速に対応してもらえる。 |
モール型(楽天市場・Amazonなど) | プラットフォーム側で決済やセキュリティ管理を行うため、出店者自身が細かい対策をする必要がほとんどない。 | プラットフォームの運営会社が対応するため、安心して運営できる。 |
オープンソース型(EC-CUBE・Magentoなど) | 自社でサーバーを管理する必要があり、セキュリティ対策も自社で行わなければならない。適切な設定やシステム更新を怠ると、不正アクセスのリスクが高まる。 | 基本的に自己解決が求められるため、システムトラブル時の対応が課題となる可能性がある。 |
パッケージ型(FutureShop・ecbeingなど) | ベンダーが一定のセキュリティ対策を提供しているが、運用方法によっては追加の対策が必要な場合もある。 | ベンダーによってサポート体制が異なるため、導入前に問い合わせ対応やトラブル時のサポート内容を確認することが重要。 |
ECサイトの安全性を確保し、安心して運営するためには、プラットフォームごとのセキュリティ対策やサポート体制をしっかりと比較し、自社のリソースに合ったものを選ぶことが重要です。
特に、自社で管理する負担を減らしたい場合は、セキュリティが強固でサポート体制が整ったプラットフォームを選ぶのが理想的です。
【ASP型】おすすめのECプラットフォームを徹底比較
ここではASP型でおすすめのECプラットフォームを紹介していきます。
【動画で見る】shopify vs BASE ECを始めるには?目的に合ったカートシステムを選ぶ
Shopifyについて
Shopify社は2004年にカナダで創業された世界シェアNo.1のECプラットフォームです。
世界175ヶ国100万以上のネットショップがShopifyで運営されています。2020年の新型コロナウイルスによるオンライン化の波もあり、Shopify導入数はさらに増加の一途を辿っています。
Shopifyの4つの特徴
Shopifyは他のASPサービスよりも「ECサイト運営でできること」が多いのが大きな特徴です。ここではShopifyの特徴を4つの観点から紹介します。
Shopifyにはアプリがあり、ECサイトに様々な機能を追加することができます。
アプリには無料と有料のものがあり、数は4100以上あるため、BASEやSTORESと比べて自由にECサイトをカスタマイズすることができます。
アプリを利用すれば、SNSとShopifyの連携やチャットボットの実装、予約販売なども可能になります。
・「決済機能」が幅広い
Shopifyの大きな強みのひとつとして「決済機能の多さ」があげられます。Shopifyで対応している決済方法は以下のとおりです。
クレジットカード決済 | VISA、AMEX、JCB、MasterCard |
---|---|
携帯キャリア決済 | docomo、au、SoftBank |
コンビニ・銀行決済 | 「KOMOJI」の導入によって可能に |
キャッシュレス決済 | Apple Pay、Google Pay、Amazon Pay、Paypalなど |
代金引換 | – |
他にもクレジットカードと紐づけて決済をおこなう「Shopifyペイメント」と呼ばれる、Shopify独自のオンライン決済サービスもあります。このサービスを導入することで、取引手数料や入金手数料が「0円」になります。
・70種類を超えるテンプレートが用意されている
Shopifyでは「サイト制作」も簡単にできます。通常ECサイトを始める際、プログラミングやデザインを実装してサイト構築しなければなりません。
一方、Shopifyには70種類を超えるテンプレートが用意されており、その中から好みのテンプレートを選ぶだけで簡単にネットショップを開設できます。また、テンプレートは適宜修正することができます。販売する商品のイメージに合わせたテンプレートを作ることでより商品が魅力的に見えるようになり、売り上げアップに期待できます。
・海外越境に強い
Shopifyは海外で誕生したサービスであり、全世界175ヶ国にて使われているので様々な言語や通貨・海外配送に対応しています。
Shopifyの料金プラン
Shopifyは月額費用はかかるものの、初期費用は無料です。また月額費用も、予算や事業規模に合わせて好きなものを選択できます。
プラン名 | 月額料金 | 特徴 | おすすめの人 |
---|---|---|---|
Basic | ¥3,650 JPY/月(年額一括払い) |
|
個人事業主や小規模ビジネスを運営している方。 |
Shopify | ¥10,100 JPY/月(年額一括払い) |
|
少人数のチームでビジネスを展開している方。 |
Advanced | ¥44,000 JPY/月(年額一括払い) |
|
ビジネスが拡大し、より高度な機能やサポートを必要とする方。 |
Plus | $2,300 USD/月(3年契約) |
|
複雑なビジネスモデルや大規模な企業で、包括的な機能とサポートを求める方。 |
Shopifyはどんな人にオススメ?
Shopifyは以下のような方におすすめです。
- 本格的にECサイトを運営したい
- 売り上げを伸ばしたいという企業
- 海外向けに商売をしたい方
その理由は手数料が低い点や高度なサイト分析機能や豊富なECサイト機能など、BASEやSTORESと比べてできることが圧倒的に多いからです。
また、先ほど紹介したように海外販売に強いため、海外越境を狙っている方にもオススメです。
BASEについて
BASEは2012年にスタートしたECサービスです。BASEの公式サイトでは「30秒で開設できる」と謳っておりPCを持っていれば、すぐに開設できてしまいます。
BASEの2つの特徴
BASEの2つの特徴は以下の通りです。
BASEでは、「BASE App」という様々な拡張機能があります。このBASE Appは、以下の2種類の拡張機能に分かれます。
- Official Apps
BASE独自で開発した拡張機能です。 - Connect Apps
BASE以外の様々なサービスを展開される企業と提携した拡張機能です。
これらの2つを合わせ、現在70個以上のAppsがあり、ほとんどを無料で活用することができます。
・国内向けのネットショップを始めるのに十分な決済機能
BASEではクレジットカード、コンビニ決済、Paypayなど、国内向けのECサイトを始めるなら十分な決済手段が利用できます。
BASEの2つの料金プラン
BASEには2つの料金プランが用意されています。
プラン名 | 月額料金 | 特徴 | おすすめの人 |
---|---|---|---|
スタンダードプラン | 0円 |
|
初めてネットショップを開設する方や、リスクを抑えて始めたい方 |
グロースプラン | 16,580円/月(年払いの場合) |
|
売上が増え、決済手数料を抑えたい方や、安定した運営を目指す方 |
ネットショップは、Shopify・BASE・STORESなど様々なプラットフォームで制作することができます。
また販売する商品や品数・ターゲットによって、最適なプラットフォームや販売戦略も全く異なります。
アートトレーディングなら、あなたにぴったりのプラットフォームを選んで、売れるネットショップを作ることができますよ!まずは以下のページからお気軽にご相談ください!
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STORESについて
STORESはストアーズ・ドット・ジェーピー株式会社が2012年にスタートしたECサービスです。
「自分でつくれる本格的なネットショップ」と謳っており、BASE同様にECサイト制作の簡単さを強みにしています。
STORESの2つの特徴

STORESはZOZOTOWNの親会社である、スタートトゥデイと簡易株式交換により子会社となりました。それにより、2014にZOZOMARKETがオープンしました。
ZOZOMARKETとはスタートトゥデイとSTORES.jpを運営しているスタートトゥデイの子会社ブランケットとの初の共同事業となり、個人、法人、規模を問わず商品を出品できます。
ZOZOMARKETで人気が高まればZOZOTOWNでの出品ができるようになり、ECサイトとしての可能性が広がります。
・有料プランにすると「決済手数料」が安くなる
STORESでは、無料プランと有料プラン(2,980円)のどちらかを選択可能です。有料プランにした場合、決済手数料が5.5%→3.6%に下がるため、売上規模が大きくなったら有料プランに切り替えるのがおすすめです。
STORESの料金プラン
プラン名 | 月額料金 | 特徴 | おすすめの人 |
---|---|---|---|
フリープラン | 0円 |
|
初めてネットショップを開設する方や、スモールスタートを考えている方 |
ベーシックプラン | 2,980円/月(年払いの場合) |
|
売上が増え、手数料を抑えたい方や、チームでの運営を考えている方 |
STORESはどんな人にオススメ?
- 副業としてネットショップに挑戦してみたい方
STORESは決済手数料や入金手数料が比較的に安いため、EC初心者におすすめです。
【オープンソース型】おすすめのECプラットフォームを徹底比較
ここではオープンソース型でおすすめのECプラットフォームを見ていきましょう。
EC-CUBE
EC-CUBEは、日本発のオープンソースECサイト構築パッケージで、ソースコードが公開されており、誰でも無料でダウンロード・利用できます。
自由なカスタマイズが可能で、BtoCやBtoB、モール型など多様な販売形態に対応しています。また、1,100以上のプラグインや豊富なデザインテンプレートが用意されており、独自のUI/UXを実現できます。
どんな企業におすすめ?
EC-CUBEは、以下のような企業におすすめです。
- 自社のビジネスモデルに合わせてECサイトを柔軟にカスタマイズしたい企業
- 独自のデザインや機能を追求したい企業
- 長期的な運用を視野に入れ、データやシステムを自社で管理・活用したい企業
Magento
Magento Open Sourceは、コマースビジネスに必要な基本機能を提供し、独自のオンラインストアをゼロから構築できます。
マーケットプレイスから拡張機能を追加することで、機能を強化できます。また、Adobe Commerceへの移行も可能で、クラウド基盤やAIを利用したマーチャンダイジングと分析機能を活用できます。
どんな企業におすすめ?
Magentoは、以下のような企業におすすめです。
- グローバルなビジネス展開を目指す企業や、高度なカスタマイズ性と拡張性を求める企業
- 豊富な拡張機能やコミュニティサポートを活用し、独自のECサイトを構築したい企業
Zen Cart
Zen Cartは、無料で利用できるオープンソースのショッピングカートソフトウェアです。
ユーザーフレンドリーな設計で、基本的なウェブサイト構築やコンピュータスキルがあれば、誰でもインストール・セットアップが可能です。また、豊富なオプションや機能、サポートが提供されています。
どんな企業におすすめ?
Zen Cartは、以下のような企業におすすめです。
- コストを抑えてECサイトを立ち上げたい個人や中小企業
- 基本的なウェブサイト構築スキルを持ち、自分でカスタマイズや運営を行いたい企業
- コミュニティサポートを活用しながら、独自のオンラインショップを構築したい企業
【パッケージ型】おすすめのECプラットフォームを徹底比較
ここでは、パッケージ型でおすすめのECプラットフォームを見ていきましょう。
ecbeing
ecbeingは、日本国内で多くの導入実績を持つECサイト構築プラットフォームです。豊富な機能と柔軟なカスタマイズ性を備え、BtoC、BtoB、モバイル対応など多様なニーズに応えます。また、マーケティング支援やデータ分析、セキュリティ対策など、ECサイト運営に必要なサービスを包括的に提供しています。
どんな人におすすめ?
ecbeingは、以下のような企業におすすめです。
- 特定の業種や業界に合わせたカスタマイズが必要な企業
- 高いセキュリティ対策を求める企業
- 国内市場向けに豊富な実績を持つプラットフォームを利用したい企業
EC-ORANGE
EC-ORANGEは、株式会社エスキュービズムが提供するECサイト構築プラットフォームです。
オープンソースをベースにした柔軟なカスタマイズ性と、豊富な標準機能を備えています。また、O2O(Online to Offline)やオムニチャネル対応など、最新のECトレンドにも対応可能です。
どんな人におすすめ?
EC-ORANGEは、以下のような企業におすすめです。
- 多様なビジネスモデルに対応したECサイトを構築したい企業
- 基幹システムとの連携や大量アクセス対応が必要な企業
- ソースコードの開示による自由度の高いシステム開発を求める企業
ebisumart
ebisumartは、株式会社インターファクトリーが提供するクラウド型のECサイト構築プラットフォームです。SaaS型でありながら高いカスタマイズ性を持ち、BtoC、BtoB、モール型など多様な業態に対応しています。また、専任の運用サポート担当者が付き、ECビジネスの成長を支援します。
どんな人におすすめ?
ebisumartは、以下のような企業におすすめです。
- 中・大規模のECサイトを短期間で構築したい企業
- クラウド型で導入コストを抑えたい企業
- 自動アップデートによる最新機能の利用や、専任サポートによる運用支援を求める企業
【モール型】おすすめのECプラットフォームを徹底比較
ここではモール型でおすすめのECプラットフォームを見ていきましょう。
楽天市場
楽天市場は、日本最大級のオンラインショッピングモールで、多種多様な商品が取り扱われています。出店者は、楽天のブランド力と集客力を活用してビジネスを展開できます。また、楽天ポイントなどの独自のポイントシステムを通じて、顧客のリピート購入を促進することが可能です。
出店料金
楽天市場では、以下の3つの出店プランが用意されています。
月額19,500円(税別)。登録可能商品数は5,000商品まで。
スタンダードプラン
月額50,000円(税別)。登録可能商品数は20,000商品まで。
メガショッププラン
月額100,000円(税別)。登録可能商品数は無制限。
各プランには、売上に応じたシステム利用料(2.0~7.0%)が別途かかります。
どんな人におすすめ?
楽天市場は、以下のような企業におすすめです。
- 多くの商品を取り扱い、大規模なECサイトを運営したい企業
- 楽天ポイントなどの独自のポイントシステムを活用して、顧客のリピート購入を促進したい企業
- 日本国内での高いブランド力と集客力を活用したい企業
Amazon
Amazonは、世界最大級のオンラインマーケットプレイスで、膨大なユーザーベースと高い信頼性を誇ります。出品者は、Amazonの物流サービス(FBA)や広告ツールを活用して、効率的に販売活動を行うことができます。また、国際的な販売チャネルとしても利用可能で、海外市場への展開も視野に入れることができます。
出店料金
Amazonでは、以下の2つの出品プランが提供されています。
月額4,900円(税別)。販売手数料が別途かかりますが、1商品ごとの基本成約料は無料です。
小口出品プラン
月額料金は無料ですが、1商品販売ごとに100円(税別)の基本成約料と販売手数料がかかります。
月間50商品以上の販売を予定している場合は、大口出品プランが推奨されます。
どんな人におすすめ?
Amazonは、以下のような企業におすすめです。
- 月間50商品以上の販売を見込んでいる企業
- Amazonの物流サービス(FBA)を活用して、在庫管理や配送を効率化したい企業
- 海外市場への展開を視野に入れている企業
Yahoo!ショッピング
Yahoo!ショッピングは、初期費用や月額システム利用料が無料で、出店のハードルが低いことが特徴です。また、Yahoo! JAPANの集客力を活かして、多くのユーザーにリーチすることが可能です。さらに、Tポイントとの連携により、顧客の購買意欲を高める施策を展開できます。
出店料金
初期費用、月額システム利用料、売上ロイヤリティがすべて無料です。ただし、決済手数料やアフィリエイトパートナー報酬など、別途手数料が発生する場合があります。
どんな人におすすめ?
Yahooショッピングは、以下のような企業におすすめです。
- 初期費用や月額費用を抑えてECサイトを始めたい個人や中小企業
- Yahoo! JAPANの集客力を活用して、多くのユーザーにリーチしたい企業
- Tポイントとの連携を活かして、顧客の購買意欲を高めたい企業
ECプラットフォームとECサイトの違いは?
ECプラットフォームは「ネットショップを作るためのツール」、ECサイトは「実際に運営するお店」のことです。
ECプラットフォームとは、ECサイトを作るための「基盤(システム)」のことです。ShopifyやBASE、楽天市場などがこれにあたります。これを使えば、専門的な知識がなくても簡単にECサイトを開設できます。
一方、ECサイトとは、実際に商品を販売する「オンラインショップ」のことです。ECプラットフォームを利用して構築したものや、独自に開発したものが含まれます。例えば、「◯◯ブランド公式ショップ」や「◯◯ストア」といった具体的なネットショップがECサイトです。
まとめ
ECプラットフォームを選ぶ際には、事業規模、コスト、カスタマイズ性、集客方法、セキュリティ・サポート体制などを考慮することが重要です。例えば、初期費用を抑えたい場合はASP型、独自の機能を追求したい場合はオープンソース型、既存の集客力を活用したい場合はモール型が適しています。各プラットフォームの特徴を理解し、自社のビジネスモデルやリソースに合ったものを選ぶことが成功の鍵となります。