
雑貨の物流代行会社おすすめ3選!費用や選び方も徹底解説!
雑貨の物流代行でおすすめの会社を知りたい!どう選べばいいの?と気になっていませんか。
結論、雑貨の物流代行でおすすめの会社は、以下の3社です。
- mylogi株式会社(アートトレーディング株式会社)
- スクロール360
- LogiMoPro
雑貨の物流代行会社を選ぶ際は、まず、自社商品の取り扱い実績があるかどうか、在庫を正確に管理できる体制があるかを確認しましょう。また壊れやすい商品に対応できる入出荷・梱包の柔軟さや、配送スピード・手段の多様さ(配送サービス)もしっかりチェックすると安心です。
この記事では他にも、雑貨の物流代行会社にかかる費用や利用する前に知っておくべき注意点なども解説していきます。
是非参考にしてくださいね。
雑貨の物流代行会社とは?
雑貨の物流代行会社とは、商品の保管・在庫管理・受注処理・ピッキング・梱包・出荷・配送までを一括で請け負う外部業者のことです。
多品種・小ロットで構成される雑貨は、在庫管理や梱包に手間がかかるため、専門の物流代行会社に任せることで業務の効率化とコスト削減が可能になります。
また、ギフト包装やラッピング対応、ECシステムとの連携など、細かな要望にも応じてくれるため、ブランド価値を保ったまま顧客対応力を強化できるのが特徴です。
特にEC販売を中心とする企業にとっては、発送業務をアウトソースすることで、商品企画やマーケティングなどコア業務に集中できる環境が整うため、事業成長に直結する重要なパートナーとなります。
雑貨物流代行会社の選び方
雑貨の物流代行を選び際は、下記のポイントを比較しましょう。
- 取扱実績と専門性
- 保管・在庫管理体制
- 入出荷・梱包対応力
- 配送サービス
- システム連携
- コスト
- 柔軟な対応力とサポート体制
- 立地と配送スピード
それぞれ詳しく解説していきます。
取扱実績と専門性
雑貨物流代行会社を選ぶ際の最初のポイントは、その会社がどのような雑貨ジャンルを取り扱ってきたか、専門性があるかを見極めることです。
一言で雑貨といっても、インテリア雑貨・生活雑貨・ファッション小物・文具・アクセサリーなど幅広く、それぞれに最適な取り扱い方法があります。
取り扱う商品の特徴や販売チャネルに応じて、最適な物流対応ができるかどうかを確認しましょう。
▼確認すべきポイント例
- 自社の商品ジャンルの取り扱い実績があるか
- 過去にECサイトや量販店への納品経験があるか
- SKU数が多い商品の管理に慣れているか
- 壊れやすい雑貨などの梱包実績があるか
下記で詳しく見ていきましょう
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自社の商品ジャンルの取り扱い実績があるか
例えば、ガラス製品や木製雑貨、アパレル小物など、商品によって適切な取り扱い方や保管方法が異なります。過去に同様のジャンルを扱った経験があれば、安心して任せることができます。
ECサイトや量販店への納品経験があるか
納品先によってルールや梱包指示が異なるため、柔軟に対応できる経験があるかが重要です。特にモール系(Amazon、楽天など)と自社ECの両方に対応できる企業は強みになります。
SKU数が多い商品の管理に慣れているか
雑貨はSKU数が多くなる傾向があるため、正確な在庫管理・ロケーション管理が不可欠です。誤出荷や在庫差異が発生しない体制があるかをチェックしましょう。
壊れやすい雑貨などの梱包実績があるか
ガラスや陶器、精密機器などの雑貨を扱う場合、梱包方法が非常に重要になります。適切な緩衝材や資材を使用した丁寧な梱包ができるかどうかも、選定基準の一つです。
保管・在庫管理体制
物流代行会社を選定する際、商品の品質を維持しながら、正確かつ効率的に在庫管理ができる体制かどうかを確認することが不可欠です。
特に雑貨は種類や素材が多岐にわたり、保管環境やロケーション管理の精度が業務全体に大きな影響を与えます。
保管や在庫管理の質が低いと、誤出荷や在庫差異が発生し、顧客満足度や信頼に関わります。
▼確認すべきポイント例
- 清潔かつ温湿度管理された保管環境があるか
- 棚やロケーション管理が整っているか
- リアルタイムの在庫管理システムを導入しているか
- 棚卸し・在庫差異への対応が的確か
下記で詳しく見ていきましょう
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清潔かつ温湿度管理された保管環境があるか
雑貨の中には湿気や温度に弱い素材が使われている場合があります。カビや変色を防ぐためには、倉庫内が常に清潔に保たれており、必要に応じて温湿度管理がされているかを確認しましょう。
棚やロケーション管理が整っているか
在庫を探すのに時間がかかるような状態では、出荷ミスや遅延の原因になります。棚ごとの番号管理やバーコードによるロケーション管理が導入されていることが望ましいです。
リアルタイムの在庫管理システムを導入しているか
入出庫の情報がすぐに反映されるシステムが整っていれば、欠品や過剰在庫のリスクが減り、販売機会を逃すこともありません。ECサイトと連携している場合はなお良いです。
棚卸し・在庫差異への対応が的確か
棚卸しの頻度や精度も重要なポイントです。月次や週次で棚卸しが実施されているか、在庫差異が出た際の報告体制が明確かなども確認しておきましょう。
入出荷・梱包対応力
物流代行会社を選ぶうえで重要なのが、多品種・小ロットの商品でも、正確かつスピーディーに入出荷できる体制と、丁寧な梱包対応が可能かという点です。
雑貨は壊れやすい、形状がバラバラ、ギフト対応が求められるなど、物流業務の中でも手間のかかるジャンルと言えます。
商品特性に応じた柔軟な梱包や、急な注文にも対応できる出荷体制が整っているかを必ずチェックしましょう。
▼確認すべきポイント例
- 1件1件内容が異なる出荷(バラピッキング)に対応できるか
- 商品に合わせた緩衝材・資材を使った梱包が可能か
- ギフトラッピングやシール添付などのカスタマイズ対応ができるか
- 当日出荷や指定時間出荷などのスピード対応が可能か
下記で詳しく見ていきましょう
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バラピッキングに対応できるか
雑貨の注文は1件ごとに内容が異なることが多く、個別ピッキングの精度とスピードが求められます。バーコード管理やWMS(倉庫管理システム)の活用があるか確認しましょう。
商品に合った梱包ができるか
壊れやすい陶器、角が割れやすい文具などは、それぞれに適した梱包が必要です。緩衝材や個包装、外箱の選定まで対応できる体制が整っている会社を選ぶと安心です。
カスタマイズ対応が可能か
ギフト用ラッピング、メッセージカードの封入、ブランドシールの貼付など、ブランド価値を高める対応ができるかも重要です。対応実績があるかを確認しましょう。
スピード出荷体制があるか
ECでは注文から発送までのスピードが顧客満足度に直結します。当日出荷や14時までの注文対応など、迅速な出荷が可能かどうかも見逃せないポイントです。
配送サービス
物流代行会社を選ぶうえで欠かせない要素のひとつが、多様な配送サービスに対応しているか、そしてスピーディかつ正確な配送が可能かです。
配送は顧客との最後の接点であり、ブランドの印象にも大きく影響を与える重要なプロセスです。
顧客のニーズに応じて柔軟に配送方法を選べるか、また急ぎの配送や海外配送に対応できるかどうかを確認しておきましょう。
▼確認すべきポイント例
- 宅配便・メール便・レターパックなど配送手段が複数あるか
- 時間指定・置き配などのニーズに対応可能か
- 国内外への発送実績があるか
- 当日・翌日出荷などスピード配送が可能か
下記で詳しく見ていきましょう
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配送手段が複数あるか
商品サイズや価格に応じて最適な配送手段は異なります。ヤマト運輸、佐川急便、日本郵便の宅配便やメール便、レターパックなどを使い分けられる物流会社が理想です。
時間指定や置き配などに対応可能か
近年では「午前中に届けてほしい」「不在時は置き配希望」などの顧客ニーズが増えています。柔軟に対応できる配送業者と提携しているかを確認しましょう。
海外配送にも対応しているか
越境ECやインバウンド需要に応えるには、EMSや国際小包などの海外配送が可能かが鍵となります。実績やノウハウの有無も要チェックです。
スピード出荷・即日発送が可能か
今日注文したものが明日届くというスピード感は、顧客満足度に直結します。注文締切時間と発送スケジュールが明確か、即日出荷対応が可能かを確認しましょう。
システム連携
物流代行会社を選定する際に近年特に重視されているのが、ECカートや販売管理システムとのスムーズなシステム連携が可能かどうかです。
手作業でのデータ連携では、ヒューマンエラーや処理の遅延が発生しやすく、業務の効率を大きく損ねてしまいます。
販売プラットフォームや自社システムと、受注・在庫・出荷情報をリアルタイムで連携できる体制があるかが鍵となります。
▼確認すべきポイント例
- Shopify・BASE・楽天・Amazonなどと連携可能か
- 在庫・出荷ステータスを自動で同期できるか
- CSV・APIなどで柔軟な連携手段が用意されているか
- 独自システムとの接続実績やサポート体制があるか
下記で詳しく見ていきましょう
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主要ECプラットフォームとの連携実績
ShopifyやBASE、自社EC、Amazon・楽天などの主要プラットフォームとスムーズに連携できるかは大前提です。専用アプリやモジュールの導入実績があるか確認しましょう。
在庫や出荷状況の自動同期
手入力やExcel管理では時間も手間もかかります。在庫数や出荷ステータスがリアルタイムで連携されることで、欠品防止や顧客対応のスピードが向上します。
CSV・APIによる柔軟な連携
汎用的なCSVファイルでの連携に加え、独自システムやERPとAPIでつなぐ柔軟性があると、より高度な運用が可能になります。
システム連携の技術サポート体制
連携時の設定や不具合への対応、仕様変更への柔軟なサポートがあるかどうかも重要です。ITサポート担当が常駐している会社なら安心して任せられます。
コスト
物流代行会社を選ぶ際には、単なる料金の安さだけでなく、コスト構造の明確さと、価格に見合ったサービス品質かどうかをしっかりと見極めることが大切です。
「安かろう悪かろう」では顧客満足度を下げ、長期的には大きな損失につながる可能性があります。
項目ごとの料金が明示されており、予期せぬ追加料金が発生しないかどうか、また自社の売上規模に合った価格帯かどうかを確認しましょう。
▼確認すべきポイント例
- 見積書の内訳が明瞭か(保管料・出荷料・資材費など)
- 初期費用や最低利用料金があるか
- 繁忙期・キャンペーン時の追加費用があるか
- サービス内容とコストのバランスが取れているか
下記で詳しく見ていきましょう
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料金体系の明瞭さ
月額固定・従量課金など、料金の算出方法が明確であることが前提です。見積書を確認し、項目ごとの金額が明示されているか、質問に丁寧に答えてくれるかをチェックしましょう。
初期費用・最低利用料金の有無
初期導入時に高額な設定費やシステム利用料がかかる場合もあります。また、最低月額利用料がある会社では、出荷量が少ない時期でも一定のコストが発生することがあります。
繁忙期やキャンペーン対応時の追加費
セール時や年末年始などの繁忙期には、臨時料金が加算されるケースもあります。事前にその条件を把握しておくことで、予算のズレを防げます。
コストとサービス品質のバランス
料金が安くても、梱包の質が悪かったり出荷ミスが多ければ、ブランドイメージを損ないます。金額だけでなく、対応力や信頼性も合わせて判断することが重要です。
柔軟な対応力とサポート体制
物流代行会社を選ぶ際には、日常業務でのトラブル対応や、急な変化にも柔軟に対応できるかどうか、そしてサポート体制が整っているかを重視することが非常に大切です。
業務が拡大したり、突発的な販促・キャンペーンを実施する際に、柔軟かつ迅速に対応してくれるパートナーがいれば安心です。
業務開始後も、問題が起きたときにすぐに相談できる担当者がいるかどうかが、長期的な信頼関係につながります。
▼確認すべきポイント例
- 繁忙期や突発的な出荷量増加に対応できるか
- ギフト対応・セット商品・緊急出荷などに柔軟か
- 担当者による定期的なフォローアップがあるか
- トラブル発生時の対応スピードが早いか
下記で詳しく見ていきましょう
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繁忙期や突発対応に強いか
セール時やTV放映後など、急激な出荷増に対応できる体制があるかどうかは重要です。スタッフ増員や作業スケジュールの柔軟さなど、臨機応変な対応が求められます。
ギフト・セット商品の対応力
雑貨ではギフト包装や複数商品のセット組みが必要になるケースも多くあります。こうした細かな対応を外注せず一括で任せられるかどうかを確認しましょう。
フォロー体制があるか
専任の担当者がついて定期的に状況確認や改善提案をしてくれる会社は、信頼性が高く、継続的な業務改善につながります。
トラブル対応のスピード
誤出荷や在庫差異、配送遅延などのトラブル発生時に、迅速に対応・報告してくれるかどうかは非常に重要です。対応履歴や体制を事前に確認しておきましょう。
立地と配送スピード
物流代行会社を選ぶ際は、倉庫の立地がターゲット顧客のエリアに合っているか、迅速な配送が可能な場所にあるかも重要なポイントです。
特にECビジネスでは、配送スピードがユーザー満足度やリピート率に大きく影響するため、倉庫の場所は軽視できません。
配送スピードを最適化するには、エンドユーザーの多いエリアに近い拠点を持つ物流代行会社を選ぶのが効果的です。
▼確認すべきポイント例
- 自社顧客の多い地域に倉庫があるか
- 主要配送業者の集荷拠点から近いか
- 当日・翌日配達が可能な配送網か
- 都市部・地方どちらにも対応できるか
下記で詳しく見ていきましょう
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ターゲットエリアへの近さ
首都圏向けの出荷が多い場合、関東圏に倉庫があることで配送日数・送料の両面でメリットがあります。主要顧客層の分布に応じて倉庫立地を選びましょう。
配送業者の拠点との距離
ヤマト運輸や佐川急便など、主要配送業者のターミナルに近い倉庫なら、集荷時間の柔軟性や当日出荷の締切時間が有利になることがあります。
当日・翌日配送への対応力
スピードが重要なEC業界では、13時・14時までの注文を即日発送できる体制が求められます。作業スピードや運送会社との連携体制も確認ポイントです。
地方への配送対応も視野に
全国へ商品を発送する場合は、複数拠点がある物流会社や、広域への配送実績がある会社を選ぶと、配送遅延や送料高騰のリスクを抑えられます。
雑貨物流代行にかかる費用
雑貨物流代行にかかる費用は、以下のとおりです。
- 雑貨物流代行にかかる費用
- 初期費用(システム導入・アカウント設定)
- 保管料(在庫の保管スペース代)
- 出荷手数料(ピッキング・梱包・納品書封入)
- 梱包資材費(箱・封筒・テープ・緩衝材など)
- 配送料(実際の配送にかかる費用)
- オプション対応費(ラッピング・セット組みなど)
それぞれ詳しく見ていきましょう。
初期費用(システム導入・アカウント設定)
雑貨物流代行をスタートする際には、サービス開始前の準備作業に伴って「初期費用」が発生する場合があります。これは、一番最初の設定費で、導入時に必要な作業を代行会社が行うための費用です。
最初の設定では、以下のような作業をおこないます。
- 商品情報(SKU)の登録や整理
- ECサイトや受注システムとのシステム連携(API/CSV)
- 出荷・梱包・納品書などの運用ルールの構築
- 実運用前のテスト出荷・動作確認
企業によっては初期費用が無料のケースもありますが、作業の範囲が限定されていたり、簡易的な対応にとどまることが多いため、見積もり内容を必ず確認することが大切です。
また初期費用の金額は会社の規模や連携の複雑さによって変動します。
・小規模(SKUが少ない、簡易連携):無料〜3万円程度
・中規模(SKU数が多い、標準連携あり):5万〜10万円程度
・大規模(複数モール連携や複雑な設定あり):10万〜20万円以上
コストを抑えるためには、事前にSKUデータを整理しておいたり、標準的な連携方法を選ぶことが効果的です。また、独自仕様や特殊対応が多い場合は、その分費用も上がる可能性があります。
初期費用は「無駄な出費」と感じがちですが、実はミスのない安定運用のために必要な投資です。トラブル防止や長期的なコスト削減にもつながるため、見積もり内容を丁寧に確認することをおすすめします。
保管料(在庫の保管スペース代)
保管料とは、物流代行会社の倉庫に商品を預けている間にかかる費用です。雑貨はSKU数が多く、アイテムのサイズや形状もさまざまなため、保管スペースの使い方に応じて料金が変わります。
保管料は通常、スペース単位で月額課金されることが一般的です。たとえば、棚1段・1坪・1パレットなど、使った分だけ支払う仕組みです。
- 1棚・1坪・1パレットなどスペース単位での課金
- 在庫数やSKU数が多いと保管スペースが増えやすい
- 温度・湿度管理が必要な商品は別料金になる場合も
- 繁忙期に一時的な保管量増加でコストが跳ね上がることもある
保管料は、月の在庫数ではなく、占有面積や棚数によって決まるケースが多いため、「売れていない商品」が長期保管されていると、余計なコストになることがあります。
・1棚あたり:1,000円〜3,000円/月
・1坪あたり:5,000円〜10,000円/月
・1パレットあたり:3,000円〜6,000円/月
※保管条件やエリアによって変動あり
在庫の回転率が低いと、売上に貢献しない在庫にも毎月保管料がかかってしまいます。費用を抑えるためには、定期的に在庫の見直しや棚卸しを行うことがポイントです。
保管料は固定費として毎月発生するため、商品の動きが鈍い場合はすぐにコストにつながります。在庫の最適化と、必要最小限の保管スペースで運用できるよう工夫することが大切です。
保管料(在庫の保管スペース代)
保管料とは、物流代行会社の倉庫に商品を預けている間にかかる費用です。雑貨はSKU数が多く、アイテムのサイズや形状もさまざまなため、保管スペースの使い方に応じて料金が変わります。
保管料は通常、スペース単位で月額課金されることが一般的です。たとえば、棚1段・1坪・1パレットなど、使った分だけ支払う仕組みです。
- 1棚・1坪・1パレットなどスペース単位での課金
- 在庫数やSKU数が多いと保管スペースが増えやすい
- 温度・湿度管理が必要な商品は別料金になる場合も
- 繁忙期に一時的な保管量増加でコストが跳ね上がることもある
保管料は、月の在庫数ではなく、占有面積や棚数によって決まるケースが多いため、「売れていない商品」が長期保管されていると、余計なコストになることがあります。
・1棚あたり:1,000円〜3,000円/月
・1坪あたり:5,000円〜10,000円/月
・1パレットあたり:3,000円〜6,000円/月
※保管条件やエリアによって変動あり
在庫の回転率が低いと、売上に貢献しない在庫にも毎月保管料がかかってしまいます。費用を抑えるためには、定期的に在庫の見直しや棚卸しを行うことがポイントです。
保管料は固定費として毎月発生するため、商品の動きが鈍い場合はすぐにコストにつながります。在庫の最適化と、必要最小限の保管スペースで運用できるよう工夫することが大切です。
出荷手数料(ピッキング・梱包・納品書封入)
出荷手数料とは、注文が入った際に倉庫から商品を取り出し、梱包して出荷するまでの一連の作業にかかる費用です。雑貨は小型で多品種なことが多く、ピッキングや梱包に手間がかかりやすい特徴があります。
この費用は基本的に1出荷単位で発生し、注文件数に比例してコストが増加します。内容物の点数や梱包形態、同梱物の有無によって料金が変動します。
- 商品を棚から取り出すピッキング作業
- 緩衝材を使った丁寧な梱包作業
- 納品書・チラシ・メッセージカードなどの封入
- 出荷ラベルの貼付と配送業者への引き渡し
ギフト対応やセット商品の組み合わせなど、標準作業を超える対応にはオプション費が加算される場合があります。また、出荷件数が少ない月でも最低出荷料金が発生する契約形態もあります。
・1件あたり:150円〜400円
・商品点数追加ごとに+20円〜50円/点
※セット作業・ギフト包装がある場合は別途加算
効率よく出荷するには、SKU整理や出荷ルールの標準化、同梱物の統一などが有効です。無駄なオプション対応を減らすことでコスト削減につながります。
出荷件数が増えるほどトータルコストも増加します。作業内容を見直して、標準化・自動化できる部分は積極的に簡略化しておきましょう。
梱包資材費(箱・封筒・テープ・緩衝材など)
梱包資材費とは、出荷時に使用するダンボール・封筒・テープ・緩衝材などの実費を指します。雑貨はサイズや形状がバラバラなため、最適な資材を選ぶことが重要です。
物流代行会社によっては標準資材を在庫しており、その分は一定の定額または出荷ごとに課金されます。オリジナル資材を使用する場合は持ち込みや別料金となることがあります。
- ダンボール箱・クラフト封筒・宅配ビニール袋などの外装資材
- 緩衝材(エアパッキン・紙緩衝・ウレタンなど)の詰め物
- ガムテープ・OPPテープなどの封緘用テープ
- ギフトラッピング資材・ブランドロゴ入り資材などの特注品
コストを抑えたい場合は、標準資材を活用する、まとめて調達する、サイズを統一するなどの工夫が効果的です。資材費は月単位で積み重なるため、見落とせないコストです。
・ダンボール:20円〜100円/箱
・緩衝材:5円〜30円/出荷分量
・ギフト包装:100円〜300円/件
※オリジナル資材や持ち込み対応の有無は業者による
ブランド体験を大切にしたい場合には、デザイン資材やメッセージカードを同梱することも有効ですが、その分資材費も増えます。予算と価値のバランスを見ながら選びましょう。
梱包資材は単価が小さくても、件数が多くなれば大きなコストになります。必要な品質を保ちつつ、適切な種類と数量で管理することがポイントです。
配送料(実際の配送にかかる費用)
配送料とは、顧客のもとへ商品を届ける際に発生する配送業者への料金です。雑貨は商品サイズや重量、配送先によって送料が大きく変動するため、コストの見積もりが重要です。
物流代行会社は、ヤマト運輸・佐川急便・日本郵便などの配送業者と大口契約を結んでいる場合が多く、個人や中小企業よりも割引料金で発送できるのがメリットです。
- 商品のサイズ・重量・梱包形態によって変動
- 配送エリア(地域)や配送スピードで加算あり
- 定形外郵便・レターパック・メール便などの選択肢
- 代行会社の契約によっては大幅な送料割引が適用される
配送料は1件ごとに発生する変動費なので、出荷件数が増えるほど全体のコストに与える影響も大きくなります。売上単価が安い商品ほど、送料の比率が重くなりがちです。
・60サイズ:500円〜800円程度(関東内)
・80サイズ以上:800円〜1,200円以上(距離により変動)
・メール便・ネコポス:200円〜350円程度
※契約条件・出荷数・配送地域で変動あり
コストを抑えるには、商品サイズの最適化や軽量化、エリア別の料金比較が効果的です。また、特定地域への送料無料設定は利益を圧迫する要因にもなるため注意が必要です。
配送コストは積み重なると収益に直結するため、契約条件の見直しや、複数業者との併用なども視野に入れた運用が求められます。
オプション対応費(ラッピング・セット組みなど)
オプション対応費とは、標準的な出荷作業以外に発生する追加作業に対する費用です。雑貨ビジネスでは、ギフト包装やセット商品の組み合わせ、同梱物の封入など、ブランドや顧客体験を重視した対応が求められることが多く、こうした対応には個別に料金が発生するのが一般的です。
対応の内容や手間によって価格は大きく変わり、都度見積もりとなるケースもあります。依頼前にしっかり確認しておくことが大切です。
- ギフト包装・ラッピング・のし紙などの装飾対応
- 複数商品を一つにまとめるセット組み作業
- チラシ・メッセージカード・クーポンの封入
- 特定条件での分納・仕分け・特殊梱包など
このような作業は、単なる出荷とは異なり人の手がかかる工程のため、量が増えると人件費として反映されます。キャンペーン時やセール期間などは事前予約が必要になる場合もあります。
・ギフト包装:100円〜300円/件
・セット組み:50円〜200円/組
・チラシ・カード封入:10円〜50円/枚
・特注対応:個別見積もり(作業内容により変動)
ブランド価値を高めたい場合はオプション活用が有効ですが、費用対効果をよく見極めることが重要です。リピート率や客単価とのバランスを考慮しましょう。
オプション対応は顧客満足度を高める反面、積み重なると固定費化しやすいため、「やるべき対応」と「やらなくてもよい対応」を明確に分けることがカギです。
おすすめの雑貨物流代行会社3選
- mylogi株式会社(アートトレーディング株式会社)
- スクロール360
- LogiMoPro
mylogi株式会社(アートトレーディング株式会社)
わたしたちmylogi株式会社(アートトレーディング株式会社)は、個人や中小規模のEC事業者に最適な物流代行会社です。
丁寧さと柔軟さのある細やかな梱包対応を得意とし、アパレルやアクセサリー、グッズなど雑貨系の商材で高い評価を得ています。顧客ごとに寄り添った対応を重視しており、ギフトラッピングや同梱対応などもスムーズ。
問い合わせ対応も“接客”の意識で行われ、顧客満足度向上に貢献します。また、出荷数が少ない事業者でも柔軟に対応できるため、ECの初期フェーズにおいても安心して任せることが可能。
スタッフ全員が「丁寧で心のこもった物流」にこだわり、小さな倉庫からでも大きな安心を届けています。きめ細やかな支援を求める事業者様であれば、高い満足度を提供することが可能です!
スクロール360
スクロール360は、創業80年超の実績を持つスクロールグループが提供する高品質な物流代行サービスです。全国に展開する自社物流拠点を活かし、雑貨やアパレル、化粧品など多品種・多SKU商材にも柔軟に対応可能。誤出荷率0.0016%以下という業界トップクラスの精度を誇り、波動対応力や災害リスク分散にも優れています。EC事業者向けには、スタートアップ向けの「ライトプラン」と、成長フェーズを支える「カスタマイズプラン」を用意。ギフト対応や流通加工、販促物同梱など、付加価値の高いサービスも充実しています。また、マーケティングやCRM支援までワンストップで提供しており、物流を起点とした事業成長を強力にサポート。大手ECモールから個人ブランドまで、750社以上が導入している信頼のパートナーです。
LogiMoPro
ロジモプロは、EC事業者向けに設計された高品質な発送代行サービスです。初期費用・月額固定費がかからず、導入ハードルが低いため、スタートアップや個人ブランドにも人気です。自社倉庫による丁寧な入出荷管理と、ユーザー密着型のサポート体制が強みで、ギフトラッピングやセット組みなど雑貨の細かな出荷ニーズにも柔軟に対応。最短1週間での導入が可能で、ShopifyやBASE、ネクストエンジンなど主要ECシステムとの連携にも対応しています。実際に導入した企業からは「発送業務の負担が減り、本業に集中できるようになった」と高評価。月間出荷数にかかわらず利用でき、全国3,000以上のユーザーに選ばれている実績も安心材料です。雑貨ECの発送をもっとスムーズにしたい方におすすめのサービスです。
雑貨物流代行を利用する前の注意点
雑貨物流代行会社を利用する前に知っておくべき注意点は、下記のとおりです。
- 自社でのコントロールが効きにくくなる
- 費用構造が複雑で、コストが読みにくい
- 初期の立ち上げに時間と労力がかかる
- 契約の縛りがあることも多い
- ブランド体験を完全に任せきれないリスクがある
詳しい内容を見ていきましょう。
自社でのコントロールが効きにくくなる
発送代行を導入すると、自社が物流業務の現場から物理的に離れることになります。そのため、倉庫内の作業状況や在庫の配置・梱包の質などに関して、直接の確認や即時の調整が難しくなります。
とくにブランドイメージを大切にしたい場合や、細やかな梱包・演出を自社で管理していた企業にとっては、品質管理の感覚がずれることもあります。
また、現場での臨機応変な判断や即日対応が難しくなる点も、スピード感を重視する事業者にはストレスになることがあります。
信頼できる代行会社としっかり連携し、「見えにくい部分」を報告・共有してもらえる体制を築くことがカギになります。
費用構造が複雑で、コストが読みにくい
物流代行サービスの費用体系は、「保管料・出荷手数料・梱包資材費・配送料・オプション費用」など多岐にわたるため、契約前にすべてを把握するのが難しいことがあります。
料金プランが一見シンプルに見えても、細かい対応がオプション扱いになっており、想定外の追加料金が発生するケースもあります。
また、出荷件数や在庫数の変動によって毎月の支払い金額が変わるため、月ごとの費用予測が難しくなり、利益率の計算にも影響します。
契約前に必ず、費用の内訳や追加料金の条件、月額見込みを複数パターンでシミュレーションしておくことが大切です。
初期の立ち上げに時間と労力がかかる
物流代行の導入には、商品情報の登録、SKU管理の準備、システム連携、業務フローの構築など、事前の設定作業が多数発生します。
これらの準備を怠ると、業務開始後に誤出荷・在庫トラブル・対応遅延などが発生しやすく、かえって手間が増えることもあります。
また、物流代行業者とのテスト出荷や運用確認も必要で、導入完了までに数週間〜数ヶ月かかることがあります。
スムーズな導入のためには、導入スケジュールと各タスクの分担を事前に整理し、余裕をもって準備を進めましょう。
契約の縛りがあることも多い
物流代行業者によっては、最低利用期間や出荷件数、月額料金の下限が設定されているケースがあり、気軽に切り替えたり解約できないことがあります。
「最低6か月契約」「月額最低5万円」などの条件がある場合、出荷が少ない月でも料金が発生し、コストに見合わなくなることもあります。
さらに、契約終了時の在庫返送に関する費用や、データの引き継ぎ条件も事前に確認が必要です。
契約書の内容は必ず細部まで確認し、解約条件・違約金・在庫引き上げの流れについても事前に明確にしておきましょう。
ブランド体験を完全に任せきれないリスクがある
雑貨は見た目やパッケージが重視されるため、開封体験や梱包の美しさも「商品の一部」として評価されがちです。代行業者に委託すると、こうした**ブランド表現の細部が伝わりにくくなる**ことがあります。
たとえば、特別な梱包紙、手書きのメッセージ、ギフトラッピングなど、感性を要する対応を任せきるのは難しい場合があります。
顧客が感じる「想像と違った」「対応が事務的だった」という印象が、ブランドロイヤリティに影響することもあるでしょう。
ブランドの価値を伝える梱包や演出が必要な場合は、代行業者との間で具体的な仕様を明文化し、作業サンプルを共有しておくと安心です。
まとめ
雑貨の物流代行を活用すれば、在庫管理や出荷作業を外注し、業務の効率化とコスト削減が可能です。
選定時は取扱実績や梱包対応力、配送スピード、システム連携、費用構造などを比較しましょう。
おすすめ業者は、丁寧で柔軟な対応が強みの「mylogi」、実績豊富で高精度な「スクロール360」、初期費用ゼロの「LogiMoPro」です。
導入には初期設定や契約条件の確認が必要で、コストやブランド管理への影響にも注意が求められます。