Shopifyのレポート機能やアプリなどを用いたストア分析方法をご紹介!
近年、「Shopify(ショッピファイ)」を用いてECサイトを開設する企業が増えています。
Shopifyでストアを開設した際には、その後にストア分析を行っていくことがその後の売り上げアップの鍵になってきます。
本記事ではShopifyの標準機能や外部ツール、アプリを用いたストア分析の方法を詳しくご紹介したいと思います。
目次
Shopify(ショッピファイ)とは
Shopifyとはカナダ発のグローバルシェアNO.1のECサイト構築プラットフォームです。
現在では、175ヵ国で利用されており、100万以上のストアがこれまでに開設されてきました。日本国内向けにローカライズされたことを皮切りに、現在多くの企業が利用しています。また、グローバル展開を行う日本企業が、国内向けECサイトとは別で海外向けECサイトを立ち上げる際に利用する例も見られます。
Shopify(ショッピファイ)を用いたストア分析を実施するメリット
Shopifyでストアを開設できたら、次に行うべきことはストア解析です。
「自身のストアは何が売れているのか」、「どのような人達が閲覧しているのか」などのストア解析を行っていかなければなりません。
このストア解析を行っていくことにより、商品を売っていく上でのストアの改善点を発見することが可能です。
Shopify(ショッピファイ)でデータ分析・アクセス解析をする方法
shopifyでは以下の3つの方法を用いて分析をおこなうことが可能です。
- 標準機能
- 外部ツール
- アプリケーション
shopifyは標準搭載されている分析機能が他のプラットフォームと比べて充実していますが、そこにアプリケーションを組み合わせることでより多くのことを分析することが可能です。また、ニーズに合わせて外部ツールを用いてさらにカスタマイズすることも可能です。
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標準機能を用いてShopify(ショッピファイ)ストアを分析する方法
Shopifyには財務レポート機能とダッシュボード機能が全てのプランに共通で搭載されています。
財務レポート機能では、商品の売り上げや支払い方法、ギフトカードの売り上げなどの情報を追跡可能です。決済方法別の利用頻度や利用額を分析することで、ストアを改善していくことができます。
ダッシュボード機能では、販売合計やオンラインストアのセッション数などの多くのことを表示することが可能です。特に、この機能で分析可能なリピーター率やオンラインストアのコンバージョン率は売り上げに直結してくる部分です。そのため、ダッシュボード機能をいかに上手く活かせるかがストア運営のポイントの一つでもあります。
このほかにも多くのストア分析機能がありますが、そのほとんどはベーシックプラン以上を契約しないと利用することができません。
外部ツールを用いてShopify(ショッピファイ)ストアを分析する方法
Shopifyでは、API連携により外部ツールも使用することが可能です。
ここではshopifyストアの分析におすすめの外部ツールを見ていきましょう。
Google アナリティクス 4(GA4)|アクセス解析の基本ツール
Shopifyストアのデータ分析でまず導入すべきなのがGoogle アナリティクス 4(GA4)です。
GA4を活用すれば、ユーザーがどのページから来訪し、どの導線で購入に至ったのかを詳細に追跡できます。
流入チャネル別・デバイス別・地域別などの多角的な視点から、コンバージョン率を改善する手がかりを得られます。
Shopify管理画面の基本データだけでは見えない「ユーザーの動線」を把握できるのが最大の魅力です。
無料で導入でき、他ツールとの連携も豊富なため、データ分析の第一歩として最適です。
Hotjar(ホットジャー)|ヒートマップとユーザー行動の可視化
Hotjarは、ユーザーがどの部分をクリックし、どこで離脱しているのかをヒートマップで可視化できるツールです。
実際の訪問者の動きを録画する機能も備えており、「なぜカート離脱が起きているのか」など具体的な原因を発見できます。
特にShopifyのLP(商品ページやキャンペーンページ)改善において効果的で、デザイン改善・UX最適化に直結するデータを得られます。
シンプルな操作性と視覚的なレポートで、データに不慣れな人でも活用しやすい点が特長です。
Better Reports|Shopify専用の高度なレポート作成ツール
Shopifyユーザーに特化した分析ツールとして人気なのがBetter Reportsです。
標準レポートでは見られない売上・在庫・顧客動向などを自由に組み合わせ、カスタムレポートを自動生成できます。
データをスプレッドシート形式で出力したり、メールで定期送信したりする機能も充実。
特に多店舗展開や大規模ストア運営においては、日次・週次の経営レポートを自動化できる点が魅力です。
Shopify管理画面と完全連携しているため、導入もスムーズに行えます。
Better Reports(Shopify App Store)
アプリケーションを用いてShopify(ショッピファイ)ストアを分析する方法
Shopifyには何千種類ものアプリケーションが用意されており、ストアのニーズに合わせてカスタマイズを施すことが可能です。
領収書や梱包伝票を発行してくれるアプリケーションから商品に対するカスタマーレビューを追加可能なものまで様々です。
ここでは、特にストア分析に特化したアプリケーションをご紹介します。
RealtimeStack : Live Analytics

Shopifyストア運営において、訪問者のリアルタイム行動を把握できる「RealtimeStack」は、売上拡大を目指す店舗にとって頼れる分析ツールです。訪問ユーザーが今どのページを見ているのか、どこで離脱しているのかを瞬時に確認できるため、改善のスピードが格段に上がります。また、UTM解析やアクセス地域の可視化など、広告効果の把握にも優れています。日本語にも対応しており、複雑な設定を行わずとも直感的に利用できるのが魅力。リアルタイムでの顧客行動をもとに、販売戦略や導線設計を改善したい事業者に最適なアプリといえるでしょう。
Zoho Advanced Analytics

「Zoho Advanced Analytics」は、Shopifyのデータをもとに高度な可視化と分析を実現するBI(ビジネスインテリジェンス)ツールです。売上、顧客属性、在庫、広告効果など、複数のデータを統合して自動でダッシュボード化。プログラミング不要で、経営やマーケティング判断を支える分析レポートを作成できます。多言語対応で日本語でも利用しやすく、チームでの共有や自動更新にも対応。経営者やマネージャーが「数字で店舗を動かす」仕組みを構築したいときに、強力なパートナーとなるアプリです。
Zoho Advanced Analyticsをチェックする
Datarize

「Datarize」は、顧客行動の分析とマーケティング自動化を融合させたShopify対応アプリです。購買履歴や閲覧データをもとに顧客を自動でセグメント化し、最適なタイミングでメールやLINEなどの施策を実行できます。日本語対応の管理画面で操作性も高く、専門知識がなくても分析から施策立案までをスムーズに行えるのが特徴です。リピート率の向上や顧客単価アップを狙うEC事業者に特におすすめ。データ活用を日常業務に落とし込みたい中小規模のストアにも適した総合的な分析・CRMアプリです。
shopifyのレポート機能を有効活用するには?
ここではshopifyのレポート機能を有効活用する方法についてみていきましょう。
売上レポートから主力商品と利益率を分析する
Shopifyの売上レポートは、ストア全体の売上推移だけでなく、商品別・チャネル別・期間別に詳細を確認できる便利な機能です。これにより、どの商品が最も売れているのか、どの販路が利益を押し上げているのかを明確に把握できます。特に粗利率と販売数を掛け合わせて分析すると、単に売上が高いだけの商品ではなく、利益に貢献する主力商品を特定できます。こうしたデータをもとに、仕入れ量の調整や広告投資の最適化を行うことで、効率的な店舗運営が実現できます。
トラフィックレポートで集客チャネルの効果を見極める
Shopifyのトラフィックレポートでは、顧客がどの経路から来て購入に至ったのかを可視化できます。参照元別・チャネル別・キャンペーン別のデータを比較することで、SNS・広告・検索エンジンのどこが最も成果を上げているかが一目でわかります。特にコンバージョン率を合わせて見ることで、単なるアクセス数ではなく「質の高い流入元」を特定できます。これをもとに、集客コストを抑えながら成果を最大化するマーケティング施策が打てます。
顧客レポートを活用してリピーター率を高める
Shopifyの顧客レポートは、購入履歴・注文回数・平均注文額などから、顧客のロイヤルティを把握できる機能です。特にリピーターと新規顧客の比率を分析することで、リピート施策の効果を測定できます。例えば、リピート率が低い場合はメールマーケティングや定期購入の導入が有効です。逆にリピーターが多い商品を特定できれば、広告費を抑えつつLTVを高めることが可能です。「誰が・何を・どのくらいの頻度で買っているか」を理解することが、売上の安定化につながります。
商品別・SKU別レポートで在庫回転率を最適化する
Shopifyの商品レポートを利用すれば、各商品の販売数・在庫数・返品率を細かく追うことができます。SKU単位で分析することで、売れ筋と不良在庫を明確に区分できます。在庫回転率を定期的にチェックすることで、過剰在庫のリスクを減らし、キャッシュフローを健全に保つことが可能です。売れ筋商品の在庫切れを防ぐことで販売機会の損失も減り、結果的に売上・利益の最大化へつながります。
ディスカウント別売上レポートでキャンペーン効果を検証する
Shopifyでは、クーポンやセールを設定した際に、ディスカウント別売上レポートでその効果を測定できます。どの割引率やキャンペーンコードが最も反応を得たのかを確認し、次回以降の施策改善に活かせます。特に割引率と利益率のバランスを取ることが重要です。過度な値引きで利益を圧迫しないよう、データを基に「最も効率の良い割引ライン」を探ることで、売上と利益の両立が可能になります。
まとめ
今回は標準機能や外部ツール、アプリを用いたストア分析の方法やプロフェッショナルレポートが使用可能なプランなどをご紹介しました。
ストアを運営していく上でストア分析は非常に重要な要素の一つです。Shopifyでは、標準機能や外部ツール、アプリをうまく組み合わせて使うことにより、作業を効率化することができます。
この記事がストア分析をする際の参考になれば幸いです。
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