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ECサイトのポイント機能を導入する方法は?メリットやデメリットも解説!

ECサイトにポイント機能を導入する方法は?導入するメリットやデメリットは?と気になっていませんか。

結論、ECサイトにポイント機能を導入する方法は、以下の3つになります。

・ASPカートのポイント機能を使う
・ポイント管理システムを導入する
・オンライン決済サービスを導入する

ECサイトにポイント機能を導入すると「ユーザーのリピート率が高まる」「新規ユーザーの獲得がしやすくなる」「販売促進効果が期待できる」「顧客情報を獲得できる」といったメリットがあります。

一方で「利益率の低下」「システムの運用コストが増加する」「ポイントシステムの不正利用がある」といったデメリットがあることも覚えておきましょう。

この記事では他にも、ECサイトにポイント機能を導入する際に気を付けたいことや、ポイント付与する最適なタイミングについてを詳しく解説しています。ぜひ参考にしてくださいね。

執筆者

佐藤美樹

アートトレーディング株式会社の専属WEBライター。
ECサイト運営では、SEOやSEM、SNSマーケティングの導入・運用を担当。現在はECサイト運営に関する記事の執筆を行う。

監修者

アートトレーディング株式会社代表取締役。
2002年に楽天市場へ出店したことをきっかけに、EC支援サービスの提供をスタート。累計150社以上のサイト制作、運営経験を持つ。

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ECサイトのポイントサービスとは?

ECサイトのポイントサービスとは、ショップのお客様に対して、商品購入時に割引として利用できるポイントを付与するサービスのこと。

ECサイトにポイントサービスを導入することで、ECサイトの新規顧客やリピーターの獲得、利用頻度の向上が期待できます。

またポイント付与のタイミングでお客様に会員登録を催し、顧客情報を収集することで、ECサイトの売り上げ拡大のためのマーケティング分析に活かすことも可能です。

しかしECサイトにポイントサービスを導入することで利益率が低下してしまった例などもあるので、十分調査を行ってから導入に踏み切るようにしましょう。

ECサイトにポイントサービスを導入する方法

ECサイトにポイントサービスを導入する方法として、以下3つの方法が挙げられます。

・ASPカートのポイント機能を使う
・ポイント管理システムを導入する
・オンライン決済サービスを導入する

それぞれ詳しく解説していきます。
 

ASPカートのポイント機能を使う

ECサイトにポイント付与の機能を付ける方法として、「ASPカート」のポイント機能を利用することが挙げられます。ASPカートとは、ショッピングカートシステムを提供するサービスのことで、ShopifyやMakeShop、future shopなどが代表的です。

それぞれのASPカートシステムによって、システムの標準機能としてポイント付与のサービスが付いていたり、別途アプリをダウンロードしてポイント付与の機能を構築する場合があります。
  

◆shopifyでポイント機能を使うには?

Shopifyでは、標準機能としてポイント付与の機能は提供されていませんが、以下のようなアプリを使って、ポイント付与の機能を追加することができます。

【LoyaltyLion】 Shopifyアプリストアで利用可能な人気の高いポイント付与アプリです。購入時にポイントを獲得し、そのポイントを使って割引を受けたり、製品を交換したりできます。

【Smile.io】 Smile.ioは、ポイント、紹介ボーナス、コンテスト、リファラルなど、さまざまな方法で顧客のロイヤルティを促進するためのシンプルなプラットフォームです。

【どこポイ】「どこポイ」はShopifyのポイントアプリで、自動ポイント付与、貯めたポイントの利用方法が豊富で日本語にも対応。他のアプリとの違いは、独自のマーケティング機能によるポイント利用促進や、ポイント付与の条件設定が自由自在な点が挙げられます。

これらのアプリを使えば、ポイントシステムを簡単に実装できます。ただし、アプリを導入する前に、必ず利用規約やプランの詳細を確認し、自社のECサイトに適したアプリを選択するようにしてください。
  

◆makeshopでポイント機能を使うには?

makeshopでは、ポイント付与の機能が標準で用意されています。

以下の手順でポイント機能の設定をしていきましょう。

1.管理画面にログインし、「ショップ作成」>「会員ポイント機能の設定」を選択します。
2.「会員ポイント機能の設定」で、ポイントの有効期限やポイント付与率などを設定
3.「保存」をクリックで設定完了

  

◆future shopでポイント機能を使うには?

Future-Shopでは、ポイント付与の機能が標準で用意されています。以下の手順で設定してみましょう。

1.フューチャーショップの管理画面にログインし、「設定」→「ポイント設定」をクリック
2.「ポイントを利用する」を「はい」に設定し、ポイントの付与率や有効期限を設定
3.設定が完了したら、「保存する」をクリックして設定を反映

また「会員管理」で、クリックポイント付与の対象となる会員を選択し、ポイントを手動で付与することも可能です。
 

ポイント管理システムを導入する

ECサイトにポイント機能を付ける方法として、ポイント管理システムを導入するという方法が挙げられます。

ポイント管理システムとは、顧客のポイント獲得・利用を一元管理し、リピート購入を促すための仕組みを提供するシステムのこと。

ECサイトだけではなく、リアル店舗で商品を購入したお客様にもポイントを付与することが可能です。

導入費用としては、月額1~5万程度が相場料金となっています。

以下では、おすすめのポイント管理システムサービスを見ていきましょう。

  

◆CROSS POINT

クロスポイントは、株式会社アイルが提供するポイントシステムサービスです。

このサービスは、オンラインストアと実店舗の両方で利用可能な共通ポイントを提供しています。このオムニチャネル対応により、顧客はオンラインでの買い物や実店舗での買い物どちらでもポイントを活用できます。また加盟店が複数存在する場合でも、顧客が共通のポイントを貯めたり、使ったりすることも可能です。

さらに、クロスポイントの魅力として、導入が容易で低コストな点が挙げられます。手頃な価格設定により、中小企業でも利用しやすくなっており、簡単な設定で導入が可能です。

加えて、クロスポイントはカスタマイズ可能なポイントプログラムを提供しています。企業は自社に合ったポイントプログラムを設計し、顧客に独自の特典やサービスを提供することができます。これにより、顧客の満足度とロイヤルティを高めることが可能と言えるでしょう。
  

◆クレアンスメアード


クレアンスメアードは、株式会社クレアンスメアードが提供するポイントシステムサービス。店舗・EC・アプリ・WEBサービスにポイント管理システムを導入する際に必要な機能を網羅しています。

クレアンスメアードのポイントサービスでは、顧客の購買履歴やポイント利用状況などのデータを収集・分析できます。これにより、企業は顧客のニーズや行動パターンを把握し、より効果的なマーケティング戦略やプロモーション活動を展開することが可能です。データを活用してターゲティングやセグメント化を行うことで、個々の顧客に合わせたメッセージやオファーを提供し、マーケティング効果を最大化することができるでしょう。

また、サービスのカスタマイズ性や拡張性も高く、様々な業種や規模の企業が自社に最適なポイントプログラムを展開することも可能。企業が成長するにつれてプログラムの内容や規模を柔軟に変更・拡大することもできます。

さらに、クレアンスメアードのポイントサービスは、サポート体制が充実していることも魅力の一つと言えるでしょう。導入から運用までのサポートを提供しているので、円滑にポイントシステムを運用することが可能です。

 

オンライン決済サービスを導入する

ECサイトにポイント機能を付ける方法として、オンライン決済サービスを導入するという方法が挙げられます。

オンライン決済サービスとは、インターネットを利用した決済手段の総称のこと。例えば、楽天payやpaypayなどが挙げられます。

オンライン決済サービスを導入すれば、商品を購入してくれたお客様に、それぞれのサービスで設定されているポイントが付与されます。お客様は、普段ためているポイントを受け取ることができるので、自社ECの購入率UPも期待できるでしょう。
  

◆楽天pay

楽天Payは、楽天が提供するオンライン決済サービス。買い物をすると0.5%のポイント還元があるため多くのユーザーに選ばれています。

ECサイトでは、shopfy、makeshop、future shopなどのASPカートで、楽天payの決済サービスを利用することが可能です。

◆paypay

PayPay(ペイペイ)は、ソフトバンクとヤフーが共同で設立した、スマートフォン決済サービスです。ポイント還元率は、0.5%となっています。

ECサイトでは、shopify、makeshop、futureshop、stores、カラーミーショップなどのASPカートで導入することが可能です。


ECサイトにポイントサービスを導入するメリット

ECサイトにポイントサービスを導入するメリットは、以下になります。

・ユーザーのリピート率が高まる
・新規ユーザーの獲得がしやすくなる
・販売促進効果が期待できる
・顧客情報を獲得できる

それぞれ見ていきましょう。
 

ユーザーのリピート率が高まる

ECサイトにポイントサービスを導入するメリットとして「ユーザーのリピート率が高まる」ということが挙げられます。

これは、ポイントを貯めることで得られるインセンティブが、顧客にとって魅力的であり、そのECサイトでの継続的な購入を促進するためです。

例えば、以前買い物をしてポイントが貯まっているECサイトと、特にポイントなどの特典がないECサイトであれば、お客様は優先的にポイントが貯まっているECサイトでの買い物を検討するでしょう。

また、お客様は購入する度にポイントが貯まることで、達成感や喜びを感じることができます。これが継続的な購入を促す要因となるのです。

さらにポイントに有効期限を設定し、期限のぎりぎりにポイント利用の案内メールを送ることで、お客様の「勿体ない」という心理を突き、店舗での再購入を促進させることも可能でしょう。
 

新規ユーザーの獲得がしやすくなる

ポイント付与機能を導入することで、新規ユーザーの獲得がしやすくなるというメリットがあります。

例えば、ECサイトでは新規登録特典として、特別なポイントボーナスを提供することができます。新規ユーザーは初回購入時に割引を受けられるため、そのECサイトを利用したいという気持ちが強くなるでしょう。

また、友達紹介プログラムを通じて、既存のユーザーが友人を紹介することでポイントが付与される仕組みも新規ユーザー獲得に役立ちます。既存ユーザーと新規ユーザー双方がポイントを獲得できるため、口コミ効果が高まり、新規ユーザーの流入が増えるでしょう。

  

◆初回ポイントプレゼントキャンペーンの例

ここでは初回ポイントプレゼントキャンペーンの一例として「TRENZA onlineshop」を紹介します。

TRENZA onlineshopでは、以下のように新規会員登録で3,000ポイントプレゼントキャンペーンを実施しています。

参照:TRENZA onlone

このショップでは1pt=1円でショップの商品を購入することができるので、新規会員に登録すれば、3,000円分の商品を無料で購入することが可能です。

これにより、顧客の購買意欲を向上させ、新規顧客の獲得に成功しています。

 

販売促進効果が期待できる

ポイント付与機能を導入することで、販売促進効果が期待できるというメリットがあります。

具体例として、ECサイトでポイントアップキャンペーンを実施すれば、お客様は一定期間内に通常より多くのポイントが獲得できるようになります。これにより、お客様の購入意欲を刺激され、購入率が増加することが期待できるでしょう。

また、ポイントサービスを利用して、特定の商品やカテゴリに対してポイント還元率を高めることも可能です。

例えば、季節商品や在庫処分品に対して高いポイント還元率を設定することで、これらの商品の購入を促すことができます。顧客にとってお得感が増し、積極的に購入するきっかけとなります。
  

◆期間限定ポイントアップキャンペーンの例

ここでは期間限定ポイントアップキャンペーンの例として「ogawa ONLINE STORE」を紹介します。

ogawa ONLINE STOREでは、以下のように期間限定でポイントアップキャンペーンを実施しています。

参照:ogawa ONLINE STORE

キャンペーン期間中は、対象の商品を購入することで、ポイントが通常の2倍付与されるので、商品の購入率も向上させることが可能です。

 

顧客情報を獲得できる

ポイント付与機能をECサイトに導入することで、「顧客情報を獲得できる」というメリットがあります。

具体的には、顧客がポイントを利用するためには、アカウントを作成し、個人情報を登録する必要があります。このプロセスを通じて、ECサイトは顧客の基本情報(氏名、住所、メールアドレスなど)や購入履歴、ポイント利用履歴を収集できます。
  

◆集めた顧客情報で「顧客分析」を行う

会員登録で集めた顧客情報を分析することで、ECサイト運営者は顧客の購買傾向やニーズを把握し、より適切なマーケティング戦略を立てることができます。

例えば、購入履歴に基づいて顧客の好みに合った商品をおすすめしたり、特定の商品カテゴリに対する関心度を高めるためのポイントキャンペーンを展開することが可能でしょう。また、顧客のポイント利用履歴を分析することで、どのような特典や割引が顧客にとって魅力的であるかを理解し、効果的なプロモーション活動を企画できます。

さらに、顧客情報を活用してセグメント化し、ターゲットに合わせたメールマーケティングやリターゲティング広告を実施することも可能です。これにより、顧客へのアプローチがよりパーソナライズされ、顧客満足度の向上やリピート率の増加につながると言えるでしょう。

ECサイトにポイントサービスを導入するデメリット

ECサイトにポイントサービスを導入するデメリットは、以下の3つです。

・利益率の低下
・システムの運用コストが増加する
・ポイントシステムの不正利用

それぞれ見ていきましょう。
 

利益率の低下

ECサイトにポイントサービスを導入すると「ECサイトの利益率が低下する」といったデメリットがあります。

というのも、ECサイトにポイント付与機能が導入されると、顧客がポイントを使用することで実質的な値引きが行われるから。

例えば、あるECサイトが商品を1000円で販売しているとします。この場合、ECサイトは利益率を考慮して、商品を900円で仕入れ、100円の利益を得ることを目指しているかもしれません。しかし、ポイント付与機能を導入することで、顧客に100円分のポイントを付与するとします。すると次回の購入時に、顧客がポイントを使用して900円の商品を購入する場合、ECサイトは利益を得ることができないといった事態に陥る可能性があるのです。

しかし、付与されたポイントは必ずしも使われるというわけありません。そのため、顧客のポイント利用率などを加味した上で、赤字にならないようにポイント付与を行うようにしましょう。
 

システムの運用コストが増加する

ECサイトにポイントサービスを導入するデメリットとして「独自のポイントシステムを利用する場合、運用コストが増加する」といったデメリットが挙げられます。

例えば、CROSSMALLやクレアンスメアードなど、独自のポイントシステムを利用する場合は、月々の利用料金として約1~5万円のコストが掛かってしまいます。

また売り上げ増加により、システムの機能をアップグレードする場合は、これに追加のオプション料金を支払わなければならないことも覚えておきましょう。

さらに、ポイント付与に関するお問い合わせやトラブルに対応するために、カスタマーサポートの体制を強化する必要があることも頭に入れておかなければなりません。

このように、ポイント付与機能を導入することで、システム運用・管理費が増加し、継続的な費用負担が発生します。これらのコストは、ECサイトの運営者にとって重要な要素であり、慎重な検討が求められる課題といえるでしょう。

 

ポイントシステムの不正利用

ECサイトにポイント付与機能を導入するデメリットとして「ポイントシステムを不正利用される」ことが挙げられます。

具体的な例として、以下のような事例が考えられます。

まず不正なアカウントの作成を行い、詐欺師がポイントを悪用するケースがあります。例えば、新規登録時に付与されるポイントを受け取るために、多数の偽アカウントを作成し、そのポイントを商品購入やサービス利用に充ててしまうなどです。

また、不正なポイント獲得手段として、クーポンコードやキャンペーンコードを不正に入手・利用する事例もあります。これらのコードは通常、特定の条件を満たした顧客に対して限定的に配布されるものですが、詐欺師が不正に取得したり、複数回利用したりすることで、意図しないポイント獲得が発生してしまうのです。

これらの不正利用により、ECサイト運営者は売上損失やブランドイメージの低下、さらには他の顧客からの信頼喪失といった悪影響を受ける可能性があります。そのため、ポイントシステムの導入に際しては、不正利用を防ぐためのセキュリティ対策や利用規約の策定、アカウント管理の強化などが必要と言えるでしょう。

ECサイトにポイントシステムを導入する際に気を付けたいこと

ECサイトにポイントシステムを導入する際に気を付けたいことは、以下の3つです。

・ポイントに有効期限をつける
・ポイントシステムの効果を定期的に分析する

それぞれ解説していきます。
 

ポイントに有効期限をつける

ECサイトにポイントシステムを導入する時に気を付ける1つ目のポイントは「ポイントに有効期限を付ける」ということです。

有効期限があることで、顧客は期限切れ前にポイントを使う必要があるので、ECサイトでの購入回数が増加し、売上アップに繋がる可能性があります。

また、ポイントの有効期限があることで、運営者側からしてもポイントに関する負債管理が容易になるというメリットがあるといえるでしょう。長期間未使用のポイントが蓄積されることを防ぎ、将来的な負担を把握しやすくなります。

ただし、有効期限を設定する際には、短すぎる期間設定にしないよう注意しなければなりません。というのも、有効期限が短すぎると、顧客がポイントを使い切れないために不満を感じることがあるからです。これによって、顧客満足度が低下し、ブランドイメージに悪影響を与える可能性があります。

また、期限が切れる前に通知を送るなど、顧客に期限を意識させる工夫も大切です。これらの対策により、顧客満足度を維持しつつ、ポイント付与機能を効果的に活用することが可能になるでしょう。

 

ポイントシステムの効果を定期的に分析する

ECサイトにポイント付与機能を導入する際に、「ポイントシステムの効果を定期的に分析する」という点が重要です。定期的な分析により、ポイントシステムが目的に沿って効果的に機能しているかを把握し、必要に応じて改善策を実施できるからです。

具体的な分析方法の例としては、まずポイントシステムが購入回数や購入金額にどの程度影響しているかを調査します。ポイント利用時の購入データや、ポイント獲得後の購入傾向を分析し、ポイントが顧客の購買行動に与える効果を定量的に評価するようにしましょう。

次に、顧客のポイント利用率や有効期限切れポイントの割合を分析します。これにより、ポイントシステムが顧客にとって魅力的であるか、あるいは改善が必要かを判断することが可能です。

さらに、顧客満足度の調査を行い、ポイントシステムに対する顧客の評価や要望を収集しましょう。アンケートやインタビューなどを通じて、顧客の声を直接聞くことで、改善点や新たなアイデアを得ることができます。

定期的にこれらの分析を行い、結果に基づいてポイントシステムを見直すことが重要です。例えば、ポイント獲得条件の変更や、特定の商品・期間におけるポイント倍増キャンペーンの実施など、効果的な改善策を検討し実行することで、ポイントシステムの効果を最大化することができるでしょう。

ECサイトでポイントを付与するタイミングはいつが良い?

ECサイトでポイントを付与するタイミングはいつが良いのでしょうか?

結論、ECサイトのポイントは、以下のタイミングに付与することで、購買率向上やリピーターを獲得することができるでしょう。

・商品購入時
・新規登録時
・レビュー投稿時
・顧客が長期間ECサイトで購入をしていない時
・キャンペーン期間や誕生日月など

それぞれ見ていきましょう。
 

商品購入時

ECサイトのポイント付与のタイミングとしておすすめなのが、「商品購入時」です。

なぜなら、商品を購入するタイミングでポイントが貯まるという特典を付けることで、顧客は同じショップで繰り返し商品を購入することでポイントが貯まるというインセンティブを感じるからです。これにより、顧客はECサイトでの購入を続ける意欲が高まり、リピーター獲得にも貢献することができます。

また、商品購入ごとにポイントが獲得できる仕組みは、新規顧客の獲得にも繋がるでしょう。ポイント獲得のために、他の競合サイトからECサイトへと顧客を誘導することが期待できるため、新規顧客層の拡大に寄与します。

さらに、ポイント付与のタイミングを商品購入時に設定することで、ポイント獲得ルールが明確でわかりやすくなるでしょう。購入金額に応じてポイントが付与される仕組みは、一般的に浸透していて理解しやすく、ポイントプログラムへの参加意欲が向上します。
 

新規登録時

ECサイトの「新規登録時」にポイントを付与するのもおすすめです。

なぜならECサイトの新規登録時にポイントを付与することで、新規顧客がECサイトを利用しやすくなるからです。ポイントを受け取るという特典があることで、他の競合サイトよりも自社のECサイトが選ばれる可能性が高まり、新規顧客層の拡大につながるでしょう。

また、新規登録時にポイントを獲得できることは、顧客にとって歓迎の意を示すものであり、顧客満足度やエンゲージメントの向上に繋がります。これにより、新規顧客がECサイトに対して肯定的な印象を持ち、リピート購入や口コミによる拡散効果が期待できます。

さらに、新規登録時にポイントを付与することで、顧客がECサイトのポイントプログラムに興味を持ち、積極的に活用する可能性が高まります。その結果、顧客がECサイトでの購入を続ける意欲が高まり、売上にも貢献することができるでしょう。

これらの理由から、新規登録時にポイントを付与することは、ECサイトで効果的な顧客獲得戦略となります。ポイント付与の条件や利用ルールを適切に設定し、顧客のエンゲージメントを喚起することが重要です。
 

レビュー投稿時

ECサイトのポイント付与は「レビュー投稿時」に行うのもおすすめです。

なぜなら、レビュー投稿時にポイントを付与することで、ECサイト上にレビューが増えることが期待でき、購入を検討している他の顧客が商品やサービスの質を判断しやすくなるから。

また、多くのレビューが集まることで、ECサイトの信頼性が向上します。購入者からの実際の意見や評価が多く存在することで、新規顧客も安心して購入を決定できるようになり、ECサイトの売上向上が期待できるでしょう。

さらに、レビュー投稿によるポイント付与は、顧客とECサイトとのコミュニケーションを促進します。顧客は自分の意見が評価されることを感じ、ECサイトへのエンゲージメントが向上する可能性があります。

これらの理由から、レビュー投稿時にポイントを付与することは、ECサイトにおいて効果的なポイントプログラム運用の方法とされています。適切なポイント付与の条件や利用ルールを設定し、顧客が積極的にレビューを投稿する環境を整えることが重要です。
 

顧客が長期間ECサイトで購入をしていない時

ECサイトのポイント付与は「顧客が長期間ECサイトで購入をしていない」タイミングで行うのもおすすめです。

というのも、長期間購入していない顧客にポイントを付与することで、その顧客に自社のECサイトを再び注目してもらうきっかけを作ることができるから。ポイント獲得のインセンティブがあることで、顧客は再びECサイトで購入する意欲が高まり、リアクティベーションが期待できます。

また、長期間購入していない顧客へのポイント付与は、顧客が自社のECサイトを忘れずにいるためのきっかけづくりにもなります。ECサイトからのアプローチを受け取ることで、顧客のECサイトへの関心を再燃させることが期待できます。

これらの理由から、長期間購入していない顧客に対してポイントを付与することは、ECサイトにおいて効果的な再活性化戦略となります。適切なタイミングでポイント付与のアプローチを行い、顧客の購買意欲を喚起することが重要です。

 

キャンペーン期間や誕生日月など

ECサイトでは「キャンペーン期間や誕生日月」などのタイミングでポイントを付与するのもおすすめです。

なぜなら、キャンペーン期間にポイントを付与することで、お客様に期間限定の特別感や緊急性を感じさせることができるから。これにより、顧客は購入を検討している商品を早めに手に入れようとする動機づけが生まれ、売上向上につながります。

また、誕生日月にポイントを付与することで、顧客に対するお祝いや感謝の気持ちを示すことが可能です。結果として、顧客満足度が向上し、リピート購入や口コミでの評価が高まる可能性があるでしょう。

このように特定のタイミングでポイントを付与すると、顧客とECサイトとのエンゲージメントを強化し、長期的な顧客ロイヤリティの向上に寄与することが可能になります。

まとめ

ECサイトでポイント付与する方法は、以下の3つになります。

・ASPカートのポイント機能を使う
・ポイント管理システムを導入する
・オンライン決済サービスを導入する

ECサイトにポイント付与するメリットとしては「ユーザーのリピート率が高まる」「新規ユーザーの獲得がしやすくなる」「販売促進効果が期待できる」「顧客情報を獲得できる」といったことが挙げられます。

しかし、ECサイトにポイント制度を導入することで「利益率の低下」「システムの運用コストが増加する」「ポイントシステムの不正利用がある」といったデメリットがあるということも覚えておきましょう。

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