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ECサイトの集客を増やす方法4選!「難しい」と悩んでいる人必見です!

ECサイトの集客が難しい!ECサイトの集客を増やすには?と気になっていませんか。

結論から言うと、ECサイトの集客を増やすには大きく分けて以下の4つの方法があります。

・WEB広告からの集客
・SNSからの集客
・SEO対策による集客
・リピーターによる集客

この記事では、ECサイトで集客を行うための上記4つの方法について詳しく解説していきます。

もし「自分ではECサイトの集客が難しい…」と感じた場合は、最後に“ECサイトの集客が得意なコンサル会社”も紹介しているので、是非参考にしてくださいね。

執筆者

佐藤美樹

アートトレーディング株式会社の専属WEBライター。
ECサイト運営では、SEOやSEM、SNSマーケティングの導入・運用を担当。現在はECサイト運営に関する記事の執筆を行う。

監修者

アートトレーディング株式会社代表取締役。
2002年に楽天市場へ出店したことをきっかけに、EC支援サービスの提供をスタート。累計150社以上のサイト制作、運営経験を持つ。

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ECサイト運営における集客の重要性

ECサイト運営において、どうやって『集客』をするかということが成功のカギとなります。

というのもECサイトは、実店舗とは異なり、人々が自然と通りかかることがありません。そのため、自ら積極的に集客を行い、ターゲットとなる消費者に対して存在感を示すことが求められるのです。

集客が必要な理由とは?

それではなぜECサイト運営において集客が必要なのでしょうか?

ECサイトの売上を決定する方程式「売上=アクセス数(集客)×購入率×客単価」を考慮すると、集客がなぜ必要なのかが明確になります。

まず、「アクセス数(集客)」は、この方程式の最初の要素であり、その重要性は極めて高いです。

というのも集客がなければ、商品やサービスの購入自体が発生しないからです。したがって、集客は売上を生み出すための最初のステップとなります。

また、「購入率(コンバージョン率)」の向上にも集客が直接関わっています。なぜなら、適切な集客戦略により、ターゲットとなる消費者をサイトに集めることができれば、その結果として購入率が上がる可能性があるから。

例えば、あるECサイトが手掛ける商品が「高級なギター」だとします。そして、そのサイトが集客の一環として行う広告配信によって、「ギターを始めたい初心者」ではなく、「プロのギタリスト」や「高品質なギターを探している音楽愛好家」からのアクセスを集めたとしましょう。

この場合、「高級なギター」は「プロのギタリスト」や「高品質なギターを探している音楽愛好家」のニーズに直接対応しているため、サイトに訪れた後で商品を購入する確率(つまり「購入率」)は、初心者などの非ターゲット顧客を集客した場合に比べて高いと考えられます。

このように、ECサイトの売上を左右する方程式から見ても、集客の役割は非常に重要であり、ECサイトの成功をかなえるカギだと言えるでしょう。

公開したばかりのECサイトは集客がほとんどない

ただし、新たに公開したECサイトは、通常、集客がほとんどありません。

というのも、新たなECサイトを制作しても、ブランドの認知度が低いと、消費者がサイトを知らず自然と訪問者が少なくなるから。そのため、サイト公開の段階ではブランドの存在を多くの人々に伝えることが必要です。

さらに、新たなECサイトは検索エンジンのランキングでも上位を獲得するのが難しいです。SEOが適切に行われていないと、Googleなどの検索エンジンでの表示順位を上げることができず、消費者がサイトを見つける機会が減少してしまうのです。

また、初期段階では、口コミやレビューなどの消費者間の情報共有も少ないです。これらは信頼性の向上や新規顧客の獲得に大きく寄与するため、これらが不足すると集客に影響します。

ECサイトで集客を増やすには?

それでは、ECサイトで集客を行うにはどうすればいいのでしょうか?

結論から言うと、ECサイトで集客を行うには、以下の方法があります。

▼ECサイトで集客を行う方法
・WEB広告からの集客
・SNSからの集客
・SEO対策による集客
・リピーターによる集客

以降では、これらの集客方法について詳しく解説していきます。

ECサイトの集客をWEB広告で行う方法

ここでは、ECサイトの集客をWEB広告で行う方法を紹介していきます。

まず、WEB広告とはWeb広告とは、インターネット上のメディアに掲載される広告全般を指します。

ECサイトの集客にWEB広告を利用するメリットは、ターゲットを絞った広告配信ができること。例えば、ユーザーの検索履歴、興味関心、地域、年齢などの詳細なユーザーデータを基にしたターゲティングが可能です。

また、どれだけのユーザーが広告をクリックし、その後どのような行動を取ったのかなどのデータをリアルタイムで収集し分析することができるため、広告のパフォーマンスをすぐに把握し、必要に応じて改善することができる点もWEB広告の強みと言えるでしょう。

しかし、WEB広告での集客にはコストがかかるというデメリットも。また効果的なWEB広告運用には、マーケティングの知識、データ分析のスキル、クリエイティブな広告作成の能力などが必要となるため、素人が行うと効果が出ず、結果的にコストの無駄につながる可能性があるということも覚えておきましょう。

なお、ECサイトの集客に適したWEB広告には、いくつか種類があります。以下では、各WEB広告の詳細について見ていきましょう。

Googleショッピング広告

Googleショッピング広告は、Googleが提供する広告サービスの一つで、主にECサイト向けに提供されています。

以下のように、商品の画像、価格、商品名、ストア名などが一覧表示される形式の広告となっていて、検索結果ページやGoogleショッピングタブ、Google画像検索などに表示することができます。

◆メリット

Googleショッピング広告を利用するメリットはいくつかあります。

一つ目は、視覚的な情報を提供できる点です。Googleショッピング広告は、商品の画像、価格、商品名、ストア名などを一覧表示できるため、ユーザーが商品の具体的なイメージを掴みやすくなり、購買意欲を引き出しやすいという特性があります。

二つ目のメリットは、コンバージョン率が高いことです。商品の詳細情報を初めから見せることができるので、広告をクリックするユーザーの購買意欲が高く、一般的なテキスト型の検索広告よりも高い購入率を期待できるでしょう。

最後のメリットは、競合他社との比較が容易である点です。同じ商品を扱う競合他社の広告と並んで表示されるため、ユーザーは価格や商品の特性を比較しやすくなります。そのため、自社の商品に競合よりも優位性があれば、より強い購買効果を期待することができるでしょう。

◆注意点

Googleショッピング広告を利用する際には、いくつかの注意点があります。

一つ目は、Googleショッピング広告に掲載する商品情報のフィードは、商品の在庫状況や価格など、常に最新の情報を反映している必要があるということです。情報が古い場合、広告と実際の商品情報が異なり、ユーザーの混乱を招く可能性があるので注意しましょう。

二つ目の注意点は、Googleショッピング広告で効果的な結果を得るためには定期的な分析と改善が必要であるということ。広告のパフォーマンスを分析し、クリック率やコンバージョン率を向上させるための戦略を練ることが重要です。

最後に、Googleショッピング広告はGoogleのポリシーに従う必要があります。違反すると広告が掲載されないだけでなく、アカウントが停止されることもあるので、商品の適格性や広告の内容、ランディングページの情報など、Googleの広告ポリシーを理解し、遵守するよう努めましょう。

◆Googleショッピング広告掲載の流れ

Googleショッピング広告設定の流れは、以下の通りです。

1.Google Merchant Centerの設定

Google Merchant CenterはGoogleショッピング広告で必要な商品情報を管理するツールです。

まずはMerchant Centerのアカウントを作成し、必要な情報(ビジネス情報、配送設定、税設定など)を入力します。

2.商品フィードの作成とアップロード

商品フィードとは、広告に表示する商品の詳細情報(商品名、価格、画像URL、商品ページのURLなど)を含むデータのこと。

商品データは、Merchant Centerから直接登録する方法と、データをアップロードする方法があります。

取り扱う商品数が少なければ、Merchant Centerから直接登録するのがおすすめ。多くの商品を扱っている場合は、スプレッドシートやeコマースプラットフォームのAPIを利用して自動的にフィードを生成・アップロードすることも可能です。

3.Google Adsの設定

次にGoogle Adsのアカウントを作成し、Google Merchant Centerとリンクさせます。

このリンクにより、Google AdsはMerchant Centerの商品情報を読み取り、広告の作成に利用します。

4.ショッピングキャンペーンの作成

Google Adsで新たにショッピングキャンペーンを作成します。

キャンペーンの設定では、予算、広告配信地域、広告の入札戦略などを定めます。

5.広告グループと商品グループの設定

キャンペーン内に広告グループを作成し、その中に商品グループを設定します。

商品グループは、同じ入札額を設定する商品のグループで、商品の種類、ブランド、商品状態などで商品を分類することができます。

リスティング広告

リスティング広告とは、インターネット上の検索エンジンを利用した広告形式の一つです。

以下のように、ユーザーが検索エンジンに特定のキーワードを入力した際に表示されます。

◆メリット

リスティング広告をECサイトの集客に利用する際のメリットはいくつかあります。

まず、一つ目のメリットは、ユーザーが商品やサービスに対してすでに関心を持っているタイミングで広告を見せることができるところ。

リスティング広告はユーザーが検索エンジンで特定のキーワードを入力した時点で表示されるため、広告がクリックされやすく、またクリック後の購入率も高い傾向にあります。

次に、二つ目のメリットは、広告効果の測定と最適化が簡単にできるところでしょう。リスティング広告は、どのキーワードがどれだけのクリックやコンバージョンを生んだかというデータが詳細に取得できます。これにより、広告のパフォーマンスを定量的に分析し、改善策を立てやすいです。広告の予算配分や表示するキーワードの見直し等、効果的な広告運用が可能となります。

三つ目のメリットは、広告主が予算をコントロールしやすいという点です。広告主は、各キーワードに対する入札額を自由に設定することができます。また、広告の予算も日毎に設定可能なため、広告運用の予算を効率的に管理すること可能です。

◆注意点

リスティング広告をECサイトの集客に利用する際には、いくつか注意しなければならない点があります。

まず、一つ目の注意点は、キーワードの選定と管理についてです。リスティング広告はユーザーの検索キーワードに基づいて表示されますが、適切なキーワードを選定することが重要。商品やサービスに関連したキーワードだけでなく、ユーザーの購買意図を反映したキーワードを選ぶことで、より購買意欲の高いユーザーに広告を表示できます。また、効果の低いキーワードは適時見直しを行うことも必要でしょう。

次に、二つ目の注意点は、以下のようにタイトルやディスクリプションの文章を工夫しなければならないということです。

ユーザーが広告をクリックするためには、タイトルやディスクリプションがユーザーにとって魅力的である必要があります。商品やサービスの特徴を的確に伝えることはもちろん、ユーザーが求めている価値を提供できるようなメッセージを工夫することが求められます。

三つ目の注意点は、ランディングページ(商品ページ)の最適化をしなければならないということです。広告をクリックしたユーザーが最終的に商品を購入するためには、ユーザーを誘導するランディングページは重要です。ランディングページは広告のメッセージと一致するものである必要があり、またユーザーが求める情報を容易に得られるような構成となっていることが求められるでしょう。

◆Googleリスティング広告掲載の流れ

Googleリスティング広告出稿の流れは、以下の通りです。

1.Google Adsアカウント作成

Google Adsの公式ウェブサイトからアカウントを作成しましょう。

アカウント作成にあたって「メールアドレス」と「サイトのURL」が必要となります。

2.新しいキャンペーンの作成

アカウント作成後、新しいキャンペーンを作成します。

キャンペーンの作成時には、広告の目標、広告タイプ(検索広告)、予算、地域、言語などの設定を行います。

3.広告グループの作成

キャンペーン内に広告グループを作成します。

広告グループは類似のキーワードと広告をまとめる単位で、広告グループ作成時には、広告を表示させたいキーワードと、それに対する入札額を設定します。

4.広告文の作成

広告グループ内に広告文を作成します。

広告文はユーザーに表示されるテキストで、商品やサービスの特徴を効果的に伝える必要があります。

また、広告のリンク先となるURL(ランディングページ)も設定しましょう。

ディスプレイ広告

ウェブサイトやアプリケーションなどに表示される視覚的な広告の一種です。以下のように、文字だけでなく、画像、動画、音声などのメディアを組み合わせて設計され、ブランドの認知度向上や商品・サービスの紹介、ウェブサイトへの誘導など様々な目的で利用されます。

▼ヤフージャパン掲載例

▼アドセンスを登録した個人運用のWebサイト掲載例

◆メリット

ディスプレイ広告をECサイトの集客に利用すると、いくつかのメリットがあります。

一つ目のメリットは、インターネット上の多くのウェブサイトやアプリに広告を表示できるということ。

例えばGoogleのディスプレイ広告では、食べログやYouTube、Gmail、BIGLOBEや、アドセンス登録した個人ブログなど様々な場所に広告をうつことが可能です。

またYahooのディスプレイ広告では、Yahoo!JapanのTOPページやAmeba、All About、cookpadなどに広告が表示されるので、幅広いユーザーに商品をPRすることができます。

二つ目のメリットは、視覚的な情報を伝えられることです。ディスプレイ広告は画像や動画などの視覚的な要素を含むため、文字だけでは伝えきれない情報を視覚的に伝えることができます。これは特に、商品の魅力を視覚的に伝えたい場合や、ブランドイメージを強く印象付けたい場合に有効です。

三つ目のメリットは、リマーケティング(リターゲティング)を行えることです。一度ウェブサイトを訪れたが購入に至らなかったユーザーに対して、後日再度広告を表示することができるので、ユーザーからの再評価や購入が期待できるでしょう

◆注意点

ディスプレイ広告をECサイトの集客に利用する際には、いくつかの注意点があります。

まず、視覚的な要素が大きいディスプレイ広告では、見た目の魅力だけでなく、一瞬でユーザーの注意を引き、商品やサービスの特徴を伝えなければなりません。また、広告のメッセージが明確でなければ、ユーザーが広告をクリックした後に期待した情報が得られず離脱してしまう可能性があります。

次に、ターゲティングの精度も重要な点です。ディスプレイ広告は広範囲なユーザーに広告を表示できる一方で、その全員が自社商品やサービスに関心を持っているわけではありません。適切なターゲットを設定して、関心が高そうなユーザーや再訪問が期待できるユーザーに対して広告を表示しなければ、費用対効果を感じられないでしょう。

また、リマーケティング(リターゲティング)を利用する場合、ユーザーに対する追尾が強すぎると、逆にユーザーを不快にさせてしまう可能性があります。頻度やタイミングを適切にコントロールし、ユーザーのプライバシーに配慮しながら運用しましょう。

◆Googleディスプレイ広告掲載の流れ

Googleディスプレイ広告掲載の流れは、以下の通りです。

1.Google Adsアカウントの作成

まずはGoogle Adsの公式ウェブサイトからアカウントを作成してください。

2.新しいキャンペーンの作成

ダッシュボードから新しいキャンペーンを作成し、キャンペーンタイプとして「ディスプレイネットワーク」を選択します。

3.キャンペーンの目標設定

広告の目標を設定します。目標には「売上向上」「リード獲得」「ウェブサイトのトラフィック増加」などがあります。

4.広告予算の設定

一日あたりの予算を設定します。

5.地域・言語設定

広告を配信する地域と、ターゲットとする言語を設定します。

6.オーディエンス設定

広告を表示する対象者(オーディエンス)を設定します。デモグラフィックや興味・関心、ウェブサイトの訪問履歴などに基づいて設定します。

7.広告の配置設定

広告を表示する対象者(オーディエンス)を設定します。デモグラフィックや興味・関心、ウェブサイトの訪問履歴などに基づいて設定します。

8.広告の作成

広告のテキスト、画像、URLなどを設定します。

この際、ユーザーの関心を引き、アクションを促すようなメッセージとデザインの広告を作りましょう。

9.キャンペーンの公開

すべての設定が完了したら、キャンペーンを公開します。

アフィリエイト広告

アフィリエイト広告とは、アフィリエイターが特定の商品をウェブサイトやブログ、ソーシャルメディアなどでPRし、そのリンク経由での売上やリード獲得に対して報酬を支払うWEB広告です。

以下のように、アフィリエイターは個人ブログなどに広告主から提供される広告(商品やサービスのリンクなど)を掲載します。ユーザーがこれらのリンクをクリックし、その後に商品の購入やサービスの登録などのアクションを取ると、そのアクションに対して成果報酬を支払う必要があります。

◆メリット

アフィリエイト広告をECサイトで商品販売に利用するメリットは数多く存在します。

まず一つ目に、広告費用が成果に基づくため、無駄な出費を抑えることが可能です。広告主は商品が売れたり、ユーザーが特定のアクションを起こした時にのみ報酬を支払うため、投資対効果(ROI)を高めることができます。

二つ目のメリットは、商品の認知度向上とブランドイメージの構築ができること。アフィリエイト広告は、その商品に関する専門知識や影響力があるアフィリエイターが第三者目線で、そのフォロワーや読者に商品を紹介するので、ブランドの認知度が上がる可能性が高いです。

3つ目のメリットは、アフィリエイト広告がECサイトのSEO(検索エンジン最適化)対策に対しても間接的に貢献する可能性があるということ。なぜならアフィリエイト広告では、アフィリエイターがWEB上で商品を紹介してくれた時点で自社ECサイトへの被リンクを受けることができるから。

被リンクとは、他のウェブサイトから自身のウェブサイトへのリンクのことを指し、SEOにおいては非常に重要な要素の一つです。Googleなどの検索エンジンは、多くのウェブサイトからリンクを受けているウェブサイトを「信頼性が高い」と判断し、検索結果の上位に表示する傾向があるため、アフィリエイト広告は自社ECサイトのSEO対策にも寄与するというわけです。

◆注意点

アフィリエイト広告をECサイトで商品販売に利用する際には、いくつかの注意点があります。

一つ目の注意点は、アフィリエイトASPの選択についてです。ASPに所属しているアフィリエイターが自社の商品やサービスに興味を持つ可能性が高いか、そして自社のブランドを適切に表現することができるかどうか、これらを見極める必要があるでしょう。

二つ目の注意点は、アフィリエイトプログラムの管理と最適化についてです。アフィリエイトプログラムは設定して放置するタイプのものではありません。広告のパフォーマンスを定期的に追跡し、必要に応じて報酬金額やランディングページなどの調整を行うことが重要です。

最後の注意点は、広告主としての責任を理解することです。アフィリエイト広告は法規制により管理されています。例えば、アフィリエイターが広告を掲載する際には、それが広告であることを明確に示さなければならない、というものなど。これらのルールを理解し、パートナーにも遵守させることが重要となります。

◆アフィリエイト広告掲載の流れ

アフィリエイト広告掲載の流れは、以下の通りです。

1. アフィリエイトプログラムの選択

まず、あなたのビジネスニーズに適したアフィリエイトプログラムを選びます。

有名なものにはAmazon Associatesや楽天アフィリエイト、A8、バリューコマースなどがあります。

2. アカウント作成

選択したアフィリエイトプログラムのウェブサイトにアクセスし、アカウントを作成します。

3. アフィリエイトプログラムの設定

アカウント作成後、商品情報や報酬額などの設定を行います。

4. アフィリエイトパートナーの募集

アフィリエイトパートナーとして適したウェブサイトやブロガーを見つけ、パートナーシップの提案を行います。

5. アフィリエイト広告の設定

パートナーとの契約が成立したら、広告の設定を行います。これには広告の内容、表示方法、報酬の設定などが含まれます。

6. 広告の配信と管理

アフィリエイト広告がパートナーのウェブサイトやブログに掲載されたら、広告の配信と成果の管理を行います。

7. 結果の分析と最適化

広告の成果を定期的に分析し、必要に応じて広告の内容や配信方法などを調整します。

8. 報酬の支払い

成果に基づいてパートナーへ報酬を支払います。

インスタ・Facebook広告

インスタ・Facebook広告とは、以下のようにインスタやFacebookのフィード画面に画像・動画で掲載される広告のこと。

インスタとFacebookは、どちらもMeta社が運営母体となっているので、連帯して同じプラットフォームから広告出稿させることができます。

◆メリット

まずインスタグラムのメリットは、写真やビデオを共有するプラットフォームであるため、高品質なビジュアルコンテンツによってユーザーの注目を引くことが可能です。

さらに、インスタグラムは若年層の女性ユーザーが多く、ブランドが若い世代とコミュニケーションを取るのに適しています。ストーリーズ広告やショッピング機能などの特性を活用すれば、ブランドのメッセージを効果的に伝えたり、直接的な売上につなげたりすることができます。

一方、フェイスブックのメリットは、全世界の様々な年齢層、背景のユーザーを網羅しているため、幅広いターゲット層に対して広告を配信することができる点だと言えるでしょう。

また、詳細なユーザーデータに基づいて広告のターゲティングを行うことができるため、特定の興味や行動を持つユーザーに対して広告を配信することができます。これにより、広告のリーチを最大化し、広告の効果を最大限に引き出すことが可能となります。さらに、フェイスブックの広告は自社ウェブサイトへのトラフィックを向上させるのにも有効です。

◆注意点

まずインスタグラム広告についてですが、インスタグラムは基本的に視覚的なプラットフォームであるため、ビジュアルコンテンツは高品質で魅力的でなければなりません。

また、その視覚的なコンテンツにもストーリー性を持たせ、ユーザーにメッセージを伝えることが重要です。

さらに、若い世代が主なユーザー層であるため、そのターゲット層に合わせたメッセージやデザインを考えることも必要でしょう。

一方、フェイスブック広告は、ユーザーの興味、行動、地理的な位置など、様々な角度から広告のターゲティングが可能になるため、それを最大限に活用しなければなりません。もし適切なターゲット層を選定しなければ、広告費は無駄になってしまうので、ターゲット層の詳細な定義を慎重に行う必要があるでしょう。

また、インスタグラムもフェイスブックも広告のパフォーマンスを測定するための分析ツールを提供しているので、定期的に広告のパフォーマンスをチェックし、必要に応じて広告戦略を調整することも重要なポイントです。

最後に、インスタやFacebookの広告ガイドラインは厳格で、特定の商品やサービス、言葉遣いは制限されている場合があります。そのため広告を作成する前に、これらのガイドラインをしっかりと確認することが必要です。

◆インスタ・Facebook広告掲載の流れ

インスタ広告とFacebook広告掲載の流れは、以下になります。

1. フェイスブックビジネスマネージャーアカウントを作成

インスタグラム広告もフェイスブック広告も、フェイスブックビジネスマネージャーを通じて管理します。まずはこのアカウントを作成しましょう。

2. ページのリンク

ビジネスマネージャーにあなたのフェイスブックページとインスタグラムアカウントをリンクさせます。

3. 広告アカウントの設定

フェイスブックビジネスマネージャーにて広告アカウントを作成・設定します。

4. 商品カタログの作成

商品情報を含むカタログを作成します。これにより、広告内で直接商品を購入できるショッピング広告を作成することができます。

5. オーディエンスの設定

広告を表示するターゲットとなるオーディエンスを設定します。年齢、性別、地域、興味など多岐にわたるパラメーターを用いて詳細な設定が可能です。

6. 広告の作成

どのような形式の広告を作るか(写真、ビデオ、カルーセル、ストーリー等)、どのようなメッセージを伝えるか、CTA(コール・トゥ・アクション)は何かなどを決定し、広告を作成します。

7. 予算とスケジュールの設定

日々の予算や広告キャンペーン全体の予算、広告の配信スケジュール(開始日と終了日)を設定します。

8. 広告の確認と公開

作成した広告内容を確認し、問題がなければ公開します。

Tiktok広告

TikTok広告とは、動画共有アプリ「TikTok」内で展開される、以下のような広告のことを指します。

TikTok広告はいくつかの形式があり、たとえばユーザーがアプリを開いた際に最初に表示されるフルスクリーンのビデオ広告「TopView」や、フィード内に表示される15秒〜60秒のビデオ広告「インフィード広告」などがあります。

◆メリット

TikTok広告をECサイト運営で使用するメリットとしては、まず、若年層を中心とした広大なユーザーベースにアクセスできることが挙げられます。

TikTokは全世界で数億人以上のユーザーが利用しているプラットフォームで、特に若年層に人気があるため、若者向けの商品を扱うECサイトにとっては特に有益な広告手段となるでしょう。

また、TikTokの広告はユーザーのフィード内に自然な形で組み込まれ、ユーザー体験を妨げることなく商品やサービスを紹介できる点もメリットの1つです。さらにTikTok広告は視覚的に魅力的な動画広告が主であり、商品やサービスの魅力を効果的に伝えることができるでしょう。

その上、TikTokはAI技術を活用した広告配信システムにより、ユーザーの嗜好や行動パターンに合わせたターゲティングが可能となっています。これにより、広告主はより関心の高いユーザーに向けて広告を配信することができ、効率的に広告予算を使用することが可能です。

◆注意点

TikTok広告をECサイト運営で利用する際には、いくつかの注意点があります。

まず、TikTokは若年層を中心に利用されているプラットフォームであるため、若年層向けのトレンドや流行を理解し、それに合わせた広告コンテンツを作成する必要があるでしょう。また、広告メッセージは直感的で視覚的にわかりやすいものが好まれます。

次に、TikTokのユーザーは新鮮でオリジナルなコンテンツを求めているため、他のプラットフォームと同じ広告をそのまま載せるのではなく、TikTok特有のコンテンツスタイルに合わせた広告を作成することが必要です。具体的には、TikTokの人気チャレンジやハッシュタグを活用するなど、ユーザー参加型の広告が効果的です。

最後に、広告の配信はあくまで一部のユーザーに対するものであり、全てのTikTokユーザーが広告を見るわけではないということを理解しておくことも重要です。そのため、広告戦略を考える際には、広告の視認性や配信範囲についても十分に考慮する必要があるでしょう。

◆Tiktok広告掲載の流れ

Tiktok広告掲載の流れは、以下になります。

1. アカウントの開設とビジネス情報の登録

まず、TikTok Ads Managerで広告アカウントを開設。ビジネスの情報を入力して登録します。必要な情報には、ビジネスの名前、国や地域、タイムゾーン、通貨などが含まれます。

2. 請求情報の設定

次に、広告費用の請求情報を設定します。支払方法は「自動決済(後払い)」と「手動決済(前払い)」から選ぶことが可能です。

3. 広告マネージャーモードを設定

広告マネージャーモードを設定します。

広告マネージャーモードは「簡易モード(デザインが簡易化されたモード)」「カスタムモード(使用者の好みや企業の広告目的などに合わせて、カスタマイズができるモード)」の2つから選択することができます。

4. CVイベントを設定

CVイベント(Conversion Event)とは、ウェブサイト上でユーザーが行う行動のことを指します。例えば、商品の購入や問い合わせなどです。これらのイベントをトラッキングするために、TikTokのピクセルをウェブサイトに設定します。

5. オーディエンスの作成

広告を見せるターゲットとなるオーディエンスを作成します。年齢、性別、地域、興味、行動パターンなどの様々なパラメーターを用いて詳細な設定が可能です。

6. 予算の設定

広告キャンペーン全体の予算、または広告グループごとの予算を設定します。予算設定は日ごとの上限または全体の上限を設定できます。

7. キャンペーンスケジュールの設定

広告の配信スケジュールを設定します。特定の時間帯や曜日に広告を配信したい場合、スケジュール設定を利用します。

8. 広告の投稿

広告クリエイティブ(ビデオや画像、テキストなど)を作成し、投稿します。作成した広告は審査に送られます。審査を通過した広告は設定したスケジュールに基づいて配信が開始されます。
なお、広告のパフォーマンスは、Ads Managerを通じてリアルタイムに確認することが可能です。結果に基づいて広告の内容や配信設定を最適化することで、より効果的な広告運用を行うことができます。


ECサイトの集客をSNSで行う方法

ここでは、ECサイトの集客をSNS運用で行う方法を紹介していきます。

まず、SNSとはソーシャルネットワーキングサービス(Social Networking Service)の略で、インターネット上のコミュニティサイトのことです。

現在は、InstagramやTwitter、TikTok、YOUTUBEなどが主流でしょう。

SNS運用でECサイトの集客を行うメリットとしては、あらゆるターゲット層へのアプローチが可能であること。

また、第三者であるユーザーが自発的に商品情報を発信し、その情報が共有されることで、商品に対する信頼性が高まるという点です。

さらにSNSはユーザーの行動や興味・関心をデータとして蓄積するため、このデータを用いてターゲティングすることが可能です。フラットフォームによっては、画像や動画など、さまざまなメディアを駆使した情報発信が可能であるため、商品やサービスの魅力を直感的に伝えられる点も魅力の1つと言えるでしょう。

しかし一方で、デメリットがあるのも事実です。

例えば、SNSではアルゴリズムの変更やプライバシーポリシーの更新によって、マーケティング戦略が影響を受ける可能性があります。こういった変更は予告なく行われることがあり、それによりPRのパフォーマンスが大幅に低下することもあります。

また、SNSは時にネガティブなフィードバックやクレームを公にする場となりうるため、ブランドのイメージを傷つける可能性も。特に、不適切な対応が広く共有されると、大きなダメージとなりうることを理解しておくべきでしょう。

さらにSNSマーケティングでは、ターゲットのユーザーに刺さる適切なコンテンツを適切なタイミングで配信しなければならないので、時間とリソースを大量に必要とします。すぐに成果につながるものではないので、それを覚悟しておかなければなりません。

それではここから、各SNSプラットフォームでECサイトの集客を行うメリットや注意点、活用事例などを紹介していきます。

Instagram

Instagramは、画像や動画など視覚中心のプラットフォームです。

そのため、【ファッション・美容・インテリアデザイン・食品】など視覚的に魅力的な商品を取り扱っているECサイトはInstagramを活用するのに特に適しているでしょう。

またInstagramは比較的若い世代が多く利用しているプラットフォームで、特に18歳から34歳の間のユーザーが主流。そのため、この年齢層をターゲットとする商材を扱っているECサイトはInstagramでの集客が非常に有効となります。

◆メリット

InstagramをECサイトの集客に使うメリットは、以下の通りです。

まずInstagramは、特に若年層ユーザーが多く、さらに視覚的なコンテンツに対するユーザーの反応が良いという特性があります。

このため、特にライフスタイル、ファッション、食品、などの視覚的に魅力的な商品を取り扱っているECサイトにとっては、Instagramは強力なマーケティングツールになると言えるでしょう。

次に、Instagramにはユーザーとコミュニケーションを密に撮れる機能が充実しています。例えば、ストーリーズ機能によって、一日の出来事や裏側の様子をリアルタイムにシェアすることができ、これによりユーザーとのつながりを深めることができます。また、リールやIGTVを用いて長尺の動画を共有し、ユーザーに深い情報提供をすることも可能です。

さらにInstagramでは、商品の画像やビデオに直接タグをつけて商品ページへリンクすることができる「ショッピング機能」が搭載されています。ユーザーはInstagram内で簡単に商品を探し、比較し、そして購入することができるため、商品購入へのハードルを大きく下げることができるでしょう。

◆注意点

Instagramを活用したECサイトの集客には、様々な注意点があります。

一つ目は、コンテンツの質と一貫性に注意を払わなければならないということ。

Instagramのユーザーは高品質で有益なコンテンツを求めているため、そのようなコンテンツを一貫して提供しなければ、商品が注目されることはありません。また、コンテンツに、異なるスタイルやテーマのコンテンツが混在していると、ブランドの印象が希薄になり、ユーザーの混乱を招く可能性があるので、注意しましょう。

次にInstagramでは、ユーザーとのコミュニケーションを重視しなければなりません。というのもInstagramでは、投稿に対するユーザーの反応(いいね、コメント、保存など)がアルゴリズムに影響を与え、投稿がより多くのユーザーに表示されるようになります。そのため、ユーザーからのコメントに対する返信や、ストーリーズ機能を使った交流など、ユーザーとのコミュニケーションを促進する活動が重要となるのです。

また、Instagramの運用は専門知識と時間を必要とすることを覚えておきましょう。

コンテンツの作成、投稿のスケジューリング、ユーザーとのコミュニケーションなど、Instagramでの集客を成功させるためには様々な要素を管理する能力や、専門的なスキルを必要とし、かつ時間を大量に消費します。したがって、Instagramを活用するための戦略を立てる際には、適切なリソースを確保することが重要です。

最後に特定の商品やサービスがInstagramのユーザーベースやプラットフォームの特性と必ずしもマッチしていない場合もあるということを覚えておきましょう。

例えば、視覚的な魅力が少ない商品や、高齢者向けの商品などはInstagramでの露出による集客効果が低い可能性があります。そのような場合には、他のマーケティングチャネルや戦略を検討することも必要です。

◆活用事例

fifth

※参照:fifth instaアカウント

fifthは、人気レディースファッション通販サイトです。

fifthでは、自社商品のコーディネートなどをアップしたInstagramを運用していて、2023年6月時点で90.1万人のフォロワーがいます。

新作アイテムの紹介だけではなく、身長別におすすめのコーディネートなどユーザーに寄り添った投稿内容が人気です。

またコーディネートの写真だけではなく、度々インスタライブなども行い、ユーザーとのコミュニケーションも大切にしているので、多くのファンを獲得しています。

Twitter

Twitterは情報共有とコミュニケーションのためのSNSプラットフォームとして広く利用されており、ECサイトの集客にも非常に有用なツールとなります。

Twitterはユーザーがリアルタイムで情報を発信・共有するためのツールであるため、新製品の発売やセール情報、特別なイベントなど、タイムリーな情報を共有することが重要なECサイトにとって特に有用です。

また、Twitterのユーザー層は幅広く、一般的には20代から40代のユーザーが多いです。そのため、この年齢層をターゲットにした商品を扱っているECサイトの集客におすすめなSNSプラットフォームと言えるでしょう。

◆メリット

TwitterでECサイトの集客をするメリットは、以下の通りです。

まず、Twitterは直接的にユーザーとコミュニケーションを取ることが可能です。

そのため、商品に関するユーザーからのフィードバックを直接受け取ったり、質問に即時に応答したりすることができ、ユーザーサービスの改善、顧客満足度の向上、さらにはブランドの信頼性向上に繋がります。

また、Twitterのハッシュタグ機能も集客における大きなメリットの一つです。ハッシュタグを用いて投稿することで、特定のトピックやキーワードに関心を持つユーザーに対して露出する機会を増やすことができるでしょう。

◆注意点

Twitterを活用したECサイトの集客では、以下の点に注意することが重要です。

まず注意するべきことは、情報発信の頻度とタイミングに関してです。

Twitterはリアルタイム性が高いプラットフォームであるため、情報を適切なタイミングで発信することが重要。ユーザーの活動が活発な時間帯に情報を発信することで、より多くのユーザーに情報を届けることができます。

次に、ユーザーとのコミュニケーションについてです。Twitterはユーザーとの直接的なコミュニケーションを可能にするプラットフォームですが、このコミュニケーションは両刃の剣となる可能性があります。例えば、ユーザーからの質問や批判に対して迅速・適切に対応しなければ、ブランドイメージを傷つけてしまうので注意しましょう。

◆活用事例

LOWYA

※参照:LOWYATwitterアカウント

LOWYAは、デザイナーズ家具やインテリア雑貨を販売する通販サイトです。

LOWYAの公式Twitterでは、最新のお得なクーポン情報や季節に合ったおすすめ家具を紹介しています。

また、一般ユーザーが投稿したLOWYAの商品についてツイートを、頻繁にリツイートし第三者口コミを拡散することで認知拡大に成功。

またリツイートを通して利用者とのコミュニケーションを深めることで、ファン獲得に繋がっています。

TikTok

TikTokは短い動画コンテンツを共有するSNSプラットフォーム。

TikTokの主なユーザー層は若者で、特に10代から20代のユーザーが中心です。

そのため、これらの年齢層をターゲットにした【ファッション、コスメ、エンターテイメント、テクノロジー】など、若者が関心を持つ可能性の高い商品やサービスは、TikTokでのプロモーションに適しているでしょう。

◆メリット

TikTokを活用したECサイトの集客には多くのメリットがあります。

まず、TikTokはエンターテイメント性が高いという特性があります。このため、楽しくコミュニケーションを取れるコンテンツを提供することができ、ユーザーとの強い関係を築くことができるでしょう。

また、TikTokはブランドや商品が自然な形で広まる可能性が高いです。これは、ユーザーが自身の動画に商品を取り入れて共有することができるため、広告よりも自然な形で商品やブランドの魅力を伝えることができるためと言えるでしょう。

最後に、TikTokは新しいトレンドを生み出す場でもあります。ユーザーが新しいトレンドを追うために頻繁にアプリを開くので、新商品の発表や新しいマーケティングキャンペーンに最適なプラットフォームと言えるでしょう。

◆活用事例

資生堂

※参照:資生堂パーソナルビューティージャーニーTikTokアカウント

資生堂では、TikTokで資生堂ビューティージャーニーというアカウントを運営しています。

資生堂ビューティージャーニーでは、店舗だけではなく、オンライン上でも顧客にサービスを提供できるようなコンテンツを配信。

例えば、「湿気や汗でも落ちない眉の書き方」や「まつ毛キープのやり方」など、美容に関するテクニックや、おすすめの新商品紹介動画まで、ユーザーに役立つ情報を提供することで、認知拡大やファン獲得につなげています。

ECサイトの集客を検索エンジン(SEO)から行う方法

検索エンジン最適化(SEO)は、ウェブサイトが検索エンジンの結果ページの上位に表示されるようにするテクニックのことです。

ECサイトの集客をSEO対策を通じて行うメリットは、SEOは商品を探しているターゲットへの直接的なアプローチをすることが可能ということ。例えば、自社ECで「アロマキャンドル」を取り扱っている場合、「アロマキャンドル おすすめ」といったキーワードで、検索結果の上位を獲得できれば、高い確率でユーザーに自社の商品をPRすることができます。

またSEO対策はうまく実行し、検索結果の上位を獲得できれば、長期的に効果を感じることが可能です。SEOではほとんどの場合、一度高いランキングを獲得すれば、その結果は数ヶ月から数年にわたり継続し、定期的なメンテナンスと更新によってその順位を維持することができます。

さらに、SEOは比較的コスト効果が高いです。広告などとは異なり、掲載費用を支払う必要がないので、一度上位化させてしまえば、無料でユーザーに商品をPRすることができるでしょう。

しかし、一方でSEO対策にはデメリットがあるのも事実。

SEOを行う上で最大の問題点は、結果が即時的ではないということです。SEOの取り組みが成果をもたらすまでには数週間から数ヶ月、場合によってはそれ以上かかる可能性があります。また、それだけの時間を投下したとしても、ECサイトの集客に大きな効果が出るか確実ではありません。

さらに、SEOは専門知識と経験が必要となります。SEO対策を行うためには、正しいキーワードを見つけるためのリサーチ、ウェブサイトの最適化、リンクの構築、高品質なコンテンツの作成など、多くの異なる要素を最適化する必要があることを覚えておきましょう。

なお以降では、SEO対策を行うための基本的な方法「コンテンツ対策」「内部対策」「外部対策」について解説していきます。それでは見ていきましょう。

コンテンツ対策

まずSEO対策でECサイトに集客を行う場合、「コンテンツ対策」が必要になります。

コンテンツ対策とは、検索結果で上位表示させたい記事やページを最適化させるための対策のこと。

以下では、より具体的な方法を解説していきます。

◆キーワード選定

まずはじめに、自社の商品やサービスに関連する基本的なキーワードのリストを作成しましょう。キーワードは、自社商品、その機能、利点、関連するトピック、顧客が解決しようとしている問題などを考慮して考えます。

次に、これらのキーワードの人気度や検索ボリュームを調査します。これはGoogleキーワードプランナーなどのキーワードリサーチツールを使用して行いましょう。(キーワードリサーチツールでは、候補となるキーワードが月にどの程度検索されているか、またそれらがどの程度競争力があるかを調べることができ、一般的に、高い検索ボリュームと低い競争力を持つキーワードを選択することが理想的です。)

その後、ここまでピックアップした検索ワードで上位表示が現実的に可能であるかを調査しましょう。

具体的に説明すると、WEBサイトにはそれぞれドメインパワーと呼ばれるサイト自体の強さを表す指標が設定されています。このドメインパワーが競合よりも弱すぎると、どんなに高品質なページを作成しても、Googleで上位表示させるのは難しいと言えるでしょう。

ドメインパワーはMOZなどのツールで調査することが可能です。狙いたいキーワードで、上位表示されているサイトと自社のECサイトのドメインパワーを比較して、現実的に勝ち目があるのがどうかを判断して、キーワードの選定を行いましょう。

◆独自性のあるコンテンツ作成

キーワードの選定が完了したら、独自性のあるコンテンツ作成を行うために、そのキーワードを検索するユーザーについて考えを深めてみましょう。

例えば、読者が何に興味を持っているか、どんな問題を解決しようとしているか、どんな質問の答えを探しているかを理解することが重要です。

また読者の検索ニーズを理解した後は、それを解決するためのリサーチを行います。最新の情報やデータを探し、記事の主題に関連する他の記事やリソースを読むことで、あなた自身の理解を深め、読者に価値ある情報を提供する準備を整えましょう。

そして記事作成のプロセスに移る際、まずは記事の構成を作成することが一般的です。記事の主要なポイントを見出しごとにまとめ、それらをどのような順序で掲載していくかを考えましょう。

なお記事のテキスト作成をするときには、現状狙っているキーワードの検索上位を獲得している記事にはない、独自の内容を組み込むことで、ユーザーに新しい情報を提供できるだけでなく、検索結果の上位を獲得しやすくなりますよ。

内部対策

次にSEO対策では、「内部対策」も必要です。

内部対策とは、Webサイトを構成するHTMLや制御するファイルなどのサイトの内部構造に対して行うSEOの施策のこと。

以下では、より具体的な方法を解説していきます。

◆サイトマップ構造の最適化

サイトマップ構造の最適化とは、ウェブサイト内の全ページが検索エンジンとユーザーにとって効率的に探索できるようにする作業のこと。

例えばあなたが家電のECサイトを運営しているとして、ユーザーがトップページから「冷蔵庫」カテゴリーのページを訪れる際は、最低2~3クリックでたどり着けるようにナビゲーションを調整するようにしましょう。これにより、ユーザー体験は改善され、検索エンジンもサイトをクロールするのが容易になります。

また、ウェブサイト上に存在する「ページが見つからない」エラーやリダイレクトの連鎖などの問題があれば修正しましょう。

たとえば、旧モデルの冷蔵庫の商品ページを新モデルのページにリダイレクトしている場合、旧モデルのページへの直接リンクを新モデルのページへ直接指すように更新すると、リダイレクトの連鎖を避けることができます。

◆内部リンク構造の最適化

内部リンク構造の最適化は、ウェブサイト内のページ間のリンクを適切に配置することで、検索エンジンがサイトをより効率的にクロールし、ユーザーが情報をより容易に見つけることができるようにする作業のことを指します。

例えば、あなたがアパレルECを運営していて、新商品としてドレスをリリースした場合、ドレスの商品ページをウェブサイト内の適切な場所にリンクすることで、検索エンジンがそのページを見つけやすくなります。

具体的には、「新商品のリリース情報をブログ記事に挙げる」「ドレスを含むカテゴリーページからも新しい商品ページへのリンクを作る」「関連商品として他のアイテムの商品ページからも新商品へリンクする」といった方法で、内部リンクを設置することで、ウェブサイトはユーザーと検索エンジンにとってよりナビゲートしやすくなります。これにより、検索エンジンのランキングが向上し、ECサイトの集客が増加する可能性があるでしょう。

◆ユーザーエクスペリエンス(UX)の最適化

ユーザーエクスペリエンスの最適化は、訪問者がウェブサイトを効率的に利用し、情報を簡単に見つけ、商品やサービスを快適に購入するための体験を改善することを目指します。

UXを最適化する一つ目の方法は、ウェブサイトのデザインと機能性を向上させることです。

デザインは直感的でなければならず、ユーザーが必要な情報を素早く見つけることができるようにしなければなりません。また、ウェブサイトはモバイルフレンドリーであり、すべてのデバイスでシームレスに動作する必要があります。

さらに、ページの読み込み速度の最適化も重要です。ユーザーは遅いウェブサイトに対して不快感を抱きやすく、その結果としてサイトを早々に離れてしまう可能性があります。そのため、ページの読み込み速度を向上させることで、ユーザー体験を改善し、サイトの離脱率を減らすことができるでしょう。

外部対策

SEO対策を行う際は「外部対策」も必ず行いましょう。

外部対策とは、被リンクを獲得するために外部サービス(外部サイト)を通じて行うSEOの施策のこと。

以下で詳しく解説していきます。

◆被リンクの獲得

被リンクとは他のウェブサイトからあなたのECサイトへのリンクのことです。

被リンクの獲得数は、検索エンジンにおけるあなたのウェブサイトへの信頼性と権威性の指標となるため、集めることでSEO対策につながります。

被リンクを獲得するための方法はいくつかありますが、主な手法としては、ゲストブログ投稿、記事の共有、インフルエンサーマーケティング、フォーラムや業界団体への参加、高品質なコンテンツの作成などがあります。

◆ソーシャルメディアでの活用

ソーシャルメディアはECサイトへの流入を増加させ、ブランドの認知度を上げる強力なツールです。Facebook、Twitter、Instagramなどのソーシャルメディアプラットフォームでコンテンツを共有することで、ユーザーを自社のECサイトにに引きつけることができます。

さらに、ソーシャルシグナル(ソーシャルメディアでの「いいね」やシェア、コメントなどのユーザーの反応)は検索エンジンランキングに影響を与える要素とも考えられています。つまり、ソーシャルメディアの活動は間接的にSEOにつながると言えるでしょう。

◆PRとメディア露出

PR活動やメディア露出は、ブランドの認知度を向上させ、ウェブサイトへのトラフィックを増加させるための重要な手段です。

新製品のリリースや会社の重要なニュースを報道機関にリリースすることで、あなたのブランドやECサイトへの関心を高め、それにより被リンクやトラフィックが増える可能性があります。

また、オンラインでのイベントやウェビナーの開催、専門家としてのアドバイスやインタビューを提供するなど、自社ブランドに価値を提供する活動も、メディア露出に大きくつながるでしょう。

こういった活動はブランドの信頼性を高め、潜在的な顧客や検索エンジンに対して自社のECサイトが価値ある情報源であることを示すのに役立ちます。


ECサイトでリピーターの集客を行う方法

ここではECサイトでリピーターの集客を行う方法を解説していきます。

メルマガ

メルマガは、リピーターを獲得するための有効な手段です。

新商品やセール情報、ブランドのニュースなどを顧客に定期的に提供し、ブランドと顧客の間の関係を強化します。メルマガの効果を最大化するためには、内容が魅力的で価値あるものであること、そして配信頻度が適切であることが重要です。

商品への同梱物

商品に同梱する小さなギフトやメッセージカード、クーポンなども、顧客のロイヤルティを向上させる効果的な手段です。これは顧客があなたのブランドを特別に感じ、再購入を促す可能性があるからです。

LINE

特に日本で人気のあるLINEは、直接顧客とコミュニケーションを取る強力なツールです。個別のプロモーション、製品のアップデート、カスタマーサポートなど、多様な情報をリアルタイムで伝えることができます。さらに、スタンプやステッカーなどの独自の機能を利用して、ブランドの魅力を一層高めることもできます。

ポイント・クーポン

ポイントプログラムやクーポンは、顧客の再購入を奨励する有効な手段です。

顧客は特定の行動(例えば、購入、レビューの投稿、ソーシャルメディアでのシェアなど)によってポイントを獲得し、それを次回の購入時に割引に使用することができます。これにより、「再度あなたのECサイトで再購入したい」という顧客の意欲を高めることができるでしょう。


ECサイトの集客が得意なコンサル会社3選

アートトレーディング株式会社


当社アートトレーディング株式会社は、東京都豊島区に本社を構えるECコンサル会社。

一番の強みは、EC運営において必要な業務を一貫して対応できるところ。

ECサイトへの集客や分析業務、サイト改善はもちろん、受注業務やカスタマーサポート、商品の発送業務までをまるっとサポートすることが可能です。

もちろんECサイトの集客においても、専属チームがお客様の製品やビジネスの専門家となり、200社以上のECコンサル経験を活かした改善策の提案や実行を行います。

また集客戦略だけではなく、ECサイトの購入率向上やリピート顧客の戦略まで、分析に基づきECサイトの問題を解決していくため、確実にECサイトの売上を拡大させることが可能です。

トゥルーコンサルティング株式会社

トゥルーコンサルティング株式会社は、東京都港区にあるECコンサル会社。

トゥルーコンサルティングの一番の強みは、累計1,000社以上のコンサル経験があるところ。

国内BtoCから大手企業から中小企業まで、様々な規模のECサイトのコンサル経験があるので、安心して依頼することができるでしょう。

またトゥルーコンサルティングは業界でもトップクラスのパートナーコンサルタントを抱えています。BtoB,BtoC,サービス業のウェブコンサルティングの実績はもちろんのこと中国・東南アジアの海外進出のコンサルティングなど、様々な領域のECコンサルが可能です。

ベイクロスマーケティング株式会社

ベイクロスマーケティングは、東京・渋谷に本社を置くECコンサル会社です。

ベイクロスマーケティングでは、自社のECサイトから楽天、Amazon、Yahoo!ショッピングなど、Eコマース分野全般での運営支援が可能。

またECサイトへの集客においては、扱っている製品や業界の状況に応じて、Web広告、SEO戦略、SNSの管理、クロスメディアプロモーションを活用し、ECサイトの売上増大に寄与します。

また、一貫したWebマーケティングの成果最大化を全面的にサポートできるため、集客戦略の全体的な構築と支援が可能です。

まとめ

ECサイトの集客には、以下4つの方法があります。

・WEB広告からの集客
・SNSからの集客
・SEO対策による集客
・リピーターによる集客

自社で取り扱う商品や競合の状況にあわせて、適切な方法で集客を行うようにしましょう。

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