フルフィルメントサービスとは?おすすめ会社3選の比較や導入のメリットなど徹底解説!
フルフィルメントサービスとは?比較しておすすめのサービスはどこ?と気になっていませんか。
フルフィルメントサービスとは、ECサイトにおける「商品の注文受付から商品の配送完了」までの一連の物流業務を代行してくれるサービスのこと。
また各サービスを比較してわかった、おすすめのフルフィルメントサービスは、以下の通りです。
今回は、フルフィルメントサービスの業務内容、導入するメリット・デメリットを解説するだけでなく、おすすめのフルフィルメントサービス会社3選までを紹介します。
最後まで読むことで、自社が本当にフルフィルメントサービスを導入するべきか確認することができますよ。ぜひ参考にしてくださいね。
目次
01.フルフィルメントサービスとは? 02.フルフィルメントサービス会社おすすめ3選03.フルフィルメントサービス会社の比較ポイント04.フルフィルメントサービスの業務内容05.フルフィルメントサービスを導入する5つのメリット06.フルフィルメントサービスを導入する4つのデメリット07.フルフィルメントサービスを導入するべき企業の4つの特徴08.フルフィルメントサービスの料金体系09.フルフィルメントサービスに関するその他の疑問まとめ
01.フルフィルメントサービスとは?
フルフィルメントとは、ECサイトにおける「商品の注文受付(受注)〜商品の配送完了」の一連の物流業務全般のことです。
そしてフルフィルメントサービスとは、フルフィルメント業務を全てまたは部分的に外部のプロに委託するサービスのことです。
具体的な業務としては、受注・ピッキング・流通加工・検品・梱包・発送(出荷手続き)が挙げられ、場合によってはコールセンターやクレーム対応などの顧客対応も含まれます。
フルフィルメントサービスを利用すれば、わずらわしい物流業務を全て外注して時間を捻出することが可能です。その空いた時間で商品企画や販売促進、マーケティング業務などのEC運営者が本来行うべき、コア業務に専念して売り上げをあげることができますよ。
02.フルフィルメントサービス会社おすすめ3選
ここではフルフィルメントサービスを行っているおすすめの会社を3社紹介します。
おすすめフルフィルメントサービス会社 | |
---|---|
【中小企業におすすめ】 ・受発注、物流、カスタマーサポートまで一貫して対応 ・ラッピングやノベルティの同梱なども対応可能 ・月5~200件の中小規模通販を格安で支援 |
アートトレーディング 株式会社 |
【大手企業におすすめ】 ・物流に特化 ・関東・関西の一部は当日配送が可能 ・月100件未満~月100,000件以上まで対応 |
ヤマト運輸 |
【大手企業におすすめ】 ・受発注業務、カスタマーサポートに特化 ・月100件未満~月100,000件以上まで対応 |
KSプレミアムスタッフ 株式会社 |
アートトレーディング株式会社
当社アートトレーディングは、埼玉県所沢市にフルフィルメントセンターを持つ発送代行会社です。
一番の強みは、受注業務・物流・カスタマーサポート・商品のささげ業務(撮影・採寸・原稿作成)までを一貫して対応できるところ。
また月5~200件程度の中小規模通販のフルフィルメント業務を、格安料金で代行することができる点です。
さらにアートトレーディングでは、お客様の状況に合わせて、ラッピング作業やカタログなどの同梱作業、梱包資材の選定なども柔軟に対応することが可能。
月に1回行うミーティングでは、コンシューマから寄せられた意見を加味した上で、物流やEC運営に関する改善提案までを行うので、お客様のEC運営をブラッシュアップしていくことが可能です。
・受発注の代行だけではなく、コールセンターやカスタマーサポート、商品のささげ業務(撮影・採寸・原稿作成)まで対応
・月に一回カスタマーサポートのフィードバックでEC運営の改善提案あり
・売上アップのための運営サポートサービス有り
・物流では、ラッピングやノベルティの同梱などきめ細やかな対応が可能
アートトレーディングに相談!
ヤマト運輸
ヤマト運輸は、フルフィルメントのなかでも、在庫管理・梱包・配送までの物流業務に特化した会社です。
特にネット通販の商品発送件数が多い大手企業におすすめで、月10,000件以上の発送業務も対応することができます。
ヤマト運輸のフルフィルメントサービスの強みは、大きく分けて以下の3つと言えるでしょう。
・関東・関西の一部は365日24時間稼働の倉庫を設けているため当日配送が可能
・海外輸入商品の国内向け流通加工やFBA向け納品代行など様々な流通加工に対応
・Yahoo!ショッピングpaypayモールでは「優良配送」の対象商品になる
特にYahoo!ショッピングやpaypayモールを運営している事業者さんであれば、登録料や月額料金も無料、配送手数料も全国どこでも統一料金となるので、フルフィルメントのコストダウンも期待できますよ。
KSプレミアムスタッフ株式会社
KSプレミアムスタッフ株式会社は、フルフィルメントのなかでも受注・カスタマーサポートに特化した会社になります。
月100件未満~月100,000件以上の受注・カスタマーサポートに対応することができるので、大手企業の取引実績も豊富です。
・受発注業務だけではなくカスタマーサポートまで対応している
・「受注1件あたり○○円」という料金設定になるので、赤字リスクへの耐性が高くなる
・ECモール、自社EC、一元管理システムなど様々なシステムに対応
国内にフルフィルメントサービスの会社は多く存在します。業者の選定を行おうとしても何を基準にサービスの選定を行えばいいのか分からずに戸惑う方も多いのではないでしょうか。 フルフィルメントサービスを選ぶときのポイント1つ目は、フルフィルメントサービスをなぜ利用したいのか、目的を明確にすることです。 一口にフルフィルメントサービスといっても、それを提供する企業によって網羅している業務や得意としている業務は異なります。まずは自社の抱えている課題や実現したいことを明確にし、その目的を果たすことのできるフルフィルメントサービスを探しましょう。 以下では、多くの事業者がどういった目的でフルフィルメントサービスを導入することが多いのか、ケースごとに紹介していきます。 スタートアップのオンラインストアが急成長し、注文量が増加すると、自社の倉庫やスタッフでは対応が難しくなるケースがあります。このような状況で、フルフィルメントサービスを導入する主な目的は、ビジネスの拡大に柔軟に対応し、スケーラビリティを持たせることです。フルフィルメントサービス会社が提供するスケーラブルなソリューションを利用することで、注文処理や配送をスムーズに行い、ビジネスの成長をサポートします。 フルフィルメントサービスの導入目的として、物流コストを抑え、利益率を向上させることということも挙げられるでしょう。特にフルフィルメントサービス会社が多くのクライアントからの商品を一括して管理し、大量の配送を一度に行うため、配送業者から、一般の小売業者や個別のビジネスには提供しない、割引された配送料を提供されることが一般的です。フルフィルメントサービス会社はこの割引を利用して、クライアントに対しても競争力のある価格を提供することができ、結果としてクライアントの物流コストが削減されるのです。 フルフィルメントサービスは、ブランドイメージを保ち、顧客満足度を高める目的で導入するケースもあります。フルフィルメントサービス会社が提供する特別な梱包やエクスプレス配送オプションを利用することで、顧客に対する印象を向上させ、ロイヤルティを築きます。 DtoC企業などの場合、ビジネスのコア業務に専念するため、フルフィルメントサービスを利用する場合があります。物流をフルフィルメントサービスにアウトソースすることで、企業は製品開発やマーケティング戦略にフォーカスを置くことができ、ビジネスの本質的な部分にリソースを集中させることが可能になります。 フルフィルメントサービスを選ぶときのポイント2つ目は、複数のフルフィルメントサービスの具体的な業務内容を比較することです。 フルフィルメントサービスの中には、商品の注文を受け手から発送するまでの業務の他にもプロモーションやマーケティングの支援をしてくれるものも存在します。 加えて利用可能な決済方法や配送方法もサービスによって異なります。 フルフィルメントサービスの選定を行う際には1つの事業者だけでなく複数の事業者を比較して、網羅している業務内容や独自のサービスなどの検討を行う必要があります。 下記では、よく確認しておくべきサービス内容について詳しく見ていきましょう。 注文管理では、依頼者側もオーダーのトラッキングやステータス更新が、リアルタイムで確認できるシステムなのかを確認しましょう。 また、配送オプションに関しては、提供される配送方法(エクスプレス、標準など)とそのコストを詳細に確認し、リターン管理では返品や交換のプロセスがスムーズで、顧客にとって利便性があるかをチェックする必要があります。 在庫管理においても、依頼者側で「在庫のリアルタイムトラッキングを確認できるか」などを確かめておきましょう。また在庫最適化においては、在庫を適切なレベルで保つためのサポートやツールが提供されているかをチェックすると良いでしょう。 カスタムパッケージングが可能かどうか、つまり、ブランドのロゴやデザインを反映した梱包資材を利用できるかを確認しましょう。また、注文にプロモーションマテリアル(例: 試供品やクーポン)を同梱できるかをチェックします。 料金体系が明瞭で理解しやすく、隠れたコストがないかを確認し、コントラクトにおいては、契約期間や解約条件がフレキシブルで、ビジネスニーズに合っているかを検討します。 フルフィルメントサービスを選ぶときのポイント3つ目は、フルフィルメントサービス会社の提供しているカスタマーサービスの質の確認することです。 具体的にどういった内容を確認するべきか、以下で詳しく解説していきます。 どれだけ迅速に問い合わせやトラブルシューティングに対応してくれるかを確認します。特に、緊急を要する問題に対してタイムリーに対応してくれるかは、ビジネス運営においてクリティカルなポイントとなります。 企業が提供する情報が正確で、コミュニケーションがスムーズに行えるかを確認します。また、言語のバリアがないかも重要なポイントです。 万が一のトラブル、例えば商品の破損や配送トラブルが発生した場合の対応手順やポリシーを理解し、それがあなたのビジネスと合致しているかを確認します。 他のクライアントや顧客からのフィードバック、レビューをチェックし、企業の評判を確認します。特に、ネガティブなフィードバックがある場合、その対応がどうだったのかを確認すると良いでしょう。 サポートはメールやチャットだけでなく、電話など複数のチャネルで提供されているかを確認します。また、24/7サポートが提供されているかも重要なポイントです。 フルフィルメントサービスを選ぶときのポイント4つ目は、フルフィルメントサービス会社の商品の保管場所は直接見て確認をすることです。 商品の保管場所が劣悪な環境であれば、顧客とのトラブルなどのリスクが発生する確率も高くなります。 実際に倉庫を訪れて以下の内容を確認するようにしましょう。 物流の効率と商品の安全性を保つため、倉庫は整理整頓され、清潔であるべきです。通路は広く、商品は適切にラベル付けされ、配置されているかを確認しましょう。 商品の盗難や紛失を防ぐため、倉庫のセキュリティがしっかりとしているかを確認します。カメラの設置やセキュリティスタッフの配置、入退場の管理体制などをチェックしましょう。 商品の品質を保つために、倉庫内の温度や湿度が適切にコントロールされているかを確認します。特に食品や化粧品など、温度や湿度に敏感な商品を取り扱う場合、このポイントは特に重要です。 倉庫スタッフがプロフェッショナルで、作業を効率的かつ丁寧に行っているかを視察します。また、スタッフのトレーニングや教育体制も確認ポイントとなります。 在庫管理がテクノロジーを活用し、効率的に行われているかを確認します。リアルタイムで在庫情報を把握できるシステムが導入されているかも重要なポイントです。 倉庫のロケーションが物流ネットワークに適しているかを確認します。顧客への配送時間や物流コストに影響するため、戦略的なロケーションが選ばれているかを評価します。 「フルフィルメントサービスの4つのデメリット」でも紹介したように、「お客様の声が届きにくい」「リアルタイムで物流状況を把握できない」はフルフィルメントサービスのよくあるデメリットです。 しかし、このデメリットが解消されているフルフィルメントサービスもあります。 この2つのデメリットが気になって導入に踏み切れない場合は、この2点が解消されている企業を選定すると良いでしょう。各フルフィルメントサービスが、「お客様の声が届きにくい」「リアルタイムで物流状況を把握できない」といったデメリットを解消できているのか、調べる方法は以下の通りです。 フルフィルメントサービスを選定する際、顧客からのフィードバックがビジネスオーナーにどのように届くのか、そのメカニズムを確認することが重要です。また、顧客と直接コミュニケーションをとるためのチャネルが存在するか、例えばチャット、メール、電話などのコミュニケーション手段がしっかりと確立されているかも重要なポイントとなります。 フルフィルメントサービスがリアルタイムで在庫や配送情報を提供するためのテクノロジーを利用しているかを確認することも大切です。具体的には、依頼側がリアルタイムで物流状況を一覧できるシステムが利用されているか、またそのシステムがどれほどの情報を明確かつ正確に提供しているかを確認しましょう。 ECサイト制作や運営、物流業務などアウトソーシングの種類は年々増えています。 そこで、アウトソーシング先を複数に分けてしまうと新たな施策を行う際、業者に一から自社の課題を説明しなくてはならず非効率です。 しかし、アウトソーシング先を1つにまとめると、その業者側からニーズを汲みとったあらゆる視点からの改善策をもらうことができます。そのため、フルフィルメントサービスを選定する際はECサイト制作や運営も同時に行ってもらえるか確認しましょう。 入荷管理とは、商品が物流倉庫に配送された際に、商品に不備がないかをチェックする作業のことです。 具体的には受け取り日のスケジューリングやダッシュボードでの一元管理、バーコード管理を行い、正しく商品が入荷しているか確認します。 この入荷管理はお客様の満足度を上げる際に重要な物流作業といえるでしょう。なぜなら、入庫時の数量が予定数より少ないと、在庫切れが起きてお客様に迷惑をかけてしまうからです。 また、入荷時の数量が多い場合も無駄な商品が倉庫を圧迫してしまうため、余計な維持費がかかってしまいます。顧客満足度向上のためには、正しい入荷管理は必要不可欠であると言えるでしょう。 在庫管理とは発注の量やタイミングを決めるために、倉庫内の商品がどれだけあるのか、もしくは、不足しているのかを確認する作業のことです。 正しい在庫管理が行われていないと、機会損失や無駄な商品維持費がかかり経営状況を圧迫してしまうため、正確に在庫管理を行い、在庫切れや大量の商品を抱えてしまうリスクを防ぎましょう。 なお、フルフィルメントサービスでは、在庫の過不足をなくすためのサイクルカウントやスムーズに出荷するための棚卸し業務も行います。 受注管理とは注文・決済状況・在庫状況を確認した上で、倉庫へ出荷の指示を出す業務のことです。 受注管理は顧客と商品を繋ぐ重要な役割を担うため、ミスが許されません。もし出荷の指示を間違えてしまうと、お客様に注文とは異なる商品を送ってしまったり、商品の発送ミスが起きてしまうからです。 そういったミスを防ぐため、受注管理をアウトソーシングする企業は年々増え続けています。膨大な作業をアウトソーシングすることで、スムーズな受注管理・業務効率化を図ることができますよ。 受注管理が終わると、次はピッキングの工程に入ります。 ピッキングとは受注ごとに倉庫から商品を集める作業のことです。 ピッキングはスピードと正確性が特に求められる業務ですが、ヒューマンエラーが多発する工程でもあります。 アウトソーシングのフルフィルメントサービスを利用しピッキングの工程を外注することで、顧客満足度低下につながるピッキングミスを減らすことができます。 流通加工はラベル・値札貼り・組み立て・箱詰めの作業のことを指します。 流通加工には生鮮食品や繊維品の二次加工、小分け包装などが含まれます。 フルフィルメントサービスで精度の高い流通加工を外注することで、さらに商品の付加価値を高めることができますよ。 検品作業とはピッキングした商品と注文された商品に問題がないかどうか出荷前に検査する業務です。 商品毎に検査する項目は異なりますが、具体的に傷の有無・ホツレ・色ムラ・動作の異常有無・組み合わせの一致などについて確認します。商品を確認し異常がある場合は補修、不良品である場合は取り除くなどの適切な処理を行うことで企業の信頼度向上に繋げます。 検品作業もフルフィルメントサービスでアウトソーシングすれば、PCやバーコード、POS検品システムを用いて正確かつ、迅速な検品作業を任せることができますよ。 梱包作業は緩衝材等を用いて消費者の元へ安全に配送するために適切な梱包を行う業務です。 この梱包作業ではチラシ・クーポン・サンプルなどお客様ごとに同梱対応や納品書、払込書の差し込みや送り状の貼付も行います。丁寧な梱包は企業の信頼やECの売上に良い影響を与えます。 この梱包作業は商品ごとに規定があるものや複雑な梱包が必要とされるものが多く手間取ることが多いです。 そのため梱包作業はフルフィルメントサービスでアウトソーシングして、自社では販売企画や商品企画、マーケティング活動などのEC担当者のコア業務に専念するという手法を取る企業も増えています。 発送業務では、梱包された商品を発送方面別に仕分けし、配送業者へ引き渡しすることで消費者の元へ届けます。 現在は、自宅受け取りだけではなく、コンビニやオフィス・ロッカーなどの受け取り先の指定可能なためEC事業者は「配送完了メール」を送信して消費者が荷物受け取りを確実に行うためのサポートをする必要があります。 発送業務もフルフィルメントサービスに委託することが可能です。 自社製品に落ち度がなくても、何らかの理由で一度出荷した商品が物流倉庫へ返品またはキャンセルされる場合があります。 返品処理は、返品を受け付け、荷主に報告する業務のこと。返金処理は、一度決済が完了した注文が返品やキャンセルとなった場合に金額を消費者に返す業務のことです。 このイレギュラーな対応は想定以上の手間がかかってしまうことがありますが、これもフルフィルメントサービスに外注してしまえば、マーケティングなどの主業務に時間を割くことができます。 他社に委託する場合、事業者によっては、返品理由や開封の有無、商品状態、いくら返金するかなどを記録できるところもあるので、事前に対応できる範囲を確認しておきましょう。 検品や梱包を注意深く行っていても、クレーム発生をゼロにすることは至難の業です。フルフィルメントサービスの業務内容には、お客様からの苦情処理や問い合わせ対応(カスタマーサポート)も含まれます。 プロのフルフィルメントサービスに委託すれば、実績豊富なオペレーターがクレームを対応してくれるので、EC事業者のマイナス評価を防ぐことが可能です。また、事業所によっては越境ECでの多言語対応も実施している場合もあるため、自社での多言語対応が困難な際は特におすすめですよ。 フルフィルメントサービス導入の1つ目のメリットとして、商品が届くまでの一連の業務をスムーズになるという点があげられます。 ECサイトの売上増加に業務効率化は欠かせません。商品の受注から配送まで一連の業務を適切なノウハウを保有するプロに外注することでスピーディーな業務処理が可能になります。 また、近年多様化する決済を自社サイトで全ての決済対応を行った場合時間と労力が必要となります。決済業務をアウトソーシングすることで消費者の多様な決済方法のニーズに応えることができ、自社の負担を軽減することができます。 フルフィルメントサービス導入の2つ目のメリットとして、人件費を削減し企業の高収益化を狙えるという点があげられます。 自社で人材を抱え倉庫やコールセンターを構えると、売り上げは人件費も固定費として含まれた上で算出されます。 多額の人件費が固定費として含まれ、損益分岐点が高くなることで利益が出づらい結果となってしまいます。 しかしフルフィルメントサービスを利用しカスタマーサービスを含む商品の発送までの業務を委託することができれば、固定費の中で多くの割合を占める人件費を削減することができます。 それまでかかっていた人件費含む固定費は、フルフィルメントサービスを利用することで最低限の固定費と売り上げと連動した変動費に変わります。 結果として損益分岐点が押し下げられ、企業としての利益を生み出しやすくなります。 フルフィルメントサービス導入の3つ目のメリットとして、ECサイト運営のコア業務に集中できるという点があげられます。 ECサイト運営者は販売促進やマーケティング戦略・商品企画を初めとした膨大な業務をこなす必要があります。そのため、物流作業のような本来ECサイト運営者が時間を割くべきではない業務に時間を取られることは好ましくありません。 そこで、活躍するのがフルフィルメントサービスです。物流業務をアウトソーシングすることで物流負担を軽減し、コア業務に集中して取り組むことができます。 さらにノンコア業務を軽減したいのであれば、EC運営代行サービスの利用も1つの有効な手段です。EC運営代行サービスでは、商品登録代行や商品撮影、販売促進といった業務を一括代行します。 フルフィルメントサービスと同時に利用することで、コア業務に専念できる時間が増え売り上げアップが期待できます。 フルフィルメントサービス導入の4つ目のメリットとして、お客様の顧客満足度や購買体験の向上ができるという点があげられます。 入荷管理や在庫管理で商品をミスなく管理すること、受注管理や発送業務でミスなく商品をお客様に届けることで、顧客満足度を向上させることができます。 また、問い合わせや苦情対応などの顧客対応に関して、迅速な対応をすることでも顧客満足度を上げることはできます。 また、事業者によっては、ECサイト利用の際に配送料や手数料無料やお急ぎ便対応・ギフトラッピング無料などの追加特典サービスを提供している場合があります。このように、フルフィルメントサービスが対応する全ての業務が顧客満足度に関わっています。 「売上が上がったはいいものの、人手が足りないので積極的に商品を売ることができない」これは企業のよくあるお悩みです。 しかし、フルフィルメントサービスを利用して物流の負担を一切考える必要がなくなると、積極的に好きなだけ商品を売ることができます。物流に不安があり、積極的に商品を売ることができなかった方には特に大きなメリットだと思います。 フルフィルメントサービス導入の1つ目のデメリットとして、顧客のニーズや声が把握しにくいことが挙げられます。 お客様の声を直接受け取る問い合わせや苦情などの対応をアウトソーシングすることで、ニーズやお客様の生の声を把握しにくくなってしまい、サイト構築の改善点や商品の問題点を知る機会が少なくなる可能性があります。 お客様の声を反映したサービス展開を実施するためには、何か別の方法でお客様の声を受け取るシステムを設ける必要があるでしょう。 フルフィルメントサービス導入の2つ目のデメリットとして、サービスの利用にコストがかかるという点があげられます。 フルフィルメントサービスの恩恵を受け取る代わりに、利用の際には当然ながら費用が発生します。在庫管理や商品のピッキング・配送のアウトソーシングを行った場合、手数料が経費として発生する場合がほとんどです。 無駄なコストを発生させないために、費用対効果を考慮しフルフィルメントサービスで外部委託するのは一部か全般か、どの事業者のサービスを利用するか確認して検討することが重要です。 フルフィルメントサービス導入の3つ目のデメリットとして、社内でのバックヤードノウハウの蓄積ができないという点があげられます。 フルフィルメントサービスは商品の注文を受けてから発送までの一連の業務を委託できるとても便利なサービスですが、自社では物流業務を行わないため社内でその業務を遂行できる人材・ノウハウを蓄積することができません。 また、フルフィルメントサービスが何らかの理由で停止してしまったときなどに、社内で対応できる人材がおらず混乱が起こる可能性もあります。 フルフィルメントサービス導入の4つ目のデメリットとしてリアルタイムで物流状況を把握できない点が挙げられます。 フルフィルメントサービスを利用すると物流業務を全て外注するため、注文キャンセルや追加注文にすぐに対応できなくなります。 また、商品の配達状況も即時には把握できなくなります。しかし、物流状況をすぐに共有してくれるシステムを持ったフルフィルメントサービスもあります。 リアルタイムでの物流状況の把握ができないことに大きな不安を感じる方にはこのようなサービスがおすすめです。 社内の経験豊富な貴重な人材に物流業務などの単純作業をやらせていませんか?ECでよく見られるのは、社長自らが注文管理や問い合わせ対応、発注まで全て行っているという状態です。 このような状況になっている企業はフルフィルメントサービスの導入を検討するべきです。物流作業はプロに任せて、EC運営者は本来行うべき、商品企画や販売促進、マーケティング業務に集中しましょう。 フルフィルメントには苦情対応などの顧客対応も含まれます。苦情対応への迅速な対応は企業の信頼向上に繋がります。 また、フルフィルメントサービスを利用することで様々な決済方法の導入が可能になりお客様のニーズに対応できるようになるため、決済段階での顧客満足度の向上も期待できます。 そもそもECサイトの利用を始めたばかりで物流業務の知識がない場合はフルフィルメントサービスを利用して、物流業務を丸投げしてしまうのをおすすめします。 フルフィルメントサービスを利用すると、物流関連に対して適切なノウハウを保有したプロに物流の全てを任せることができます。自社で物流業務を行うよりも圧倒的に満足度の高い物流サービスを顧客に提供することができます。 扱う商品が多くなってくると、商品の保管や出荷業務が複雑になり、ミスが多発しするようになります。 そこで、フルフィルメントサービスを利用し物流システムを活用すると、商品の保管や出荷業務がシステム化され、煩雑化を防ぐことができます。 フルフィルメントサービスは資料に載っている金額以外にも預ける商品によって利用料金が代わるケースがあります。 そのため、料金体系については代行業者に直接問い合わせて細かく見積を出してもらう必要があります。 倉庫に商品を納品するまでにかかる送料などの、サービス料以外のコストについても事前に見積をもらうことをおすすめします。 フルフィルメントと3PLの違いは、外注する業務範囲にあります。 3PLとはサードパーティー・ロジティクスの略で、企業の抱える業務の内の物流部門のみを外部業者に委託する業務形態のことを表します。メーカーをファーストパーティー、問屋や小売をセカンドパーティー、物流部門を担う企業をサードパーティーと名づけれたことに由来しています。ロジスティクスは一元管理を表すため、直訳すると「物流部門の一元管理」という意味になります。 一方3PLは物流に関わる業務のみをアウトソーシングするのに対し、フルフィルメントサービスでは注文に関わる業務や決済業務も対応されます Amazonのフルフィルメントサービスとは、ECモールのAmazonが提供するフルフィルメントサービスのこと。 Amazonに出品した商品をAmazonのフルフィルメントセンターに納品することで、その注文の受注、梱包、発送、カスタマーサービス、返品対応をAmazonが代行してくれるサービスのことです。 Amazonのフルフィルメントサービスを利用することで ・出品商品がプライム対象になる といったメリットがあるので、Amazonに商品を出品している人は是非利用してみましょう。 マーケティングも商品開発も物流業務も全て自社で対応できると思っていませんか?商品開発やマーケティングは自社のことを最も知っている社員に任せるのが好ましいです。しかし、単純な物流業務を優秀な社員に任せてしまっている企業が多いように思えます。
KSプレミアムスタッフは、確かな経験と迅速な対応が良いと評判です。またサポートは、電話やメールでけではなくFAXも対応しているので、どんな事業者の業務も安心して任せることができますよ。
03.フルフィルメントサービス会社の比較ポイント
そこで以下では、フルフィルメントサービスの選定を行う際に気を付けるべき6つのポイントをご紹介いたします。①フルフィルメントサービス導入の目的を明確にする
◆ スケールの拡大に対応するため
◆ 物流コストを削減するため
◆ 顧客体験を向上させるため
◆ 製品開発やマーケティングに専念するため
②フルフィルメントサービスの内容を確認する
◆ 注文処理と配送の効率性
◆ 在庫管理
◆ プロモーションとマーケティングの支援
◆ 費用とコントラクト
③カスタマーサービスの質を確認する
◆ レスポンスタイム
◆ コミュニケーションのクリアさ
◆ トラブルシューティングの手順
◆ カスタマーレビューと評判
◆ サポートチャネル
④商品の保管場所は直接視察する
◆ 倉庫の整理整頓と清潔さ
◆ セキュリティ
◆ 環境コントロール
◆ 作業の質
◆ 在庫管理システム
◆ ロケーション
⑤よくあるフルフィルメントサービスのデメリットは解消されているか?
◆「お客様の声が届きにくい問題」が解消されているか確認する方法
◆「リアルタイムで物流状況を把握できない問題」が解消されているか確認する方法
⑥ECサイト運営も一括で対応してくれるか?
04.フルフィルメントサービスの業務内容
入荷管理
在庫管理
受注管理
ピッキング
流通加工
検品作業
梱包作業
発送業務
返品・返金処理
カスタマーサポート
05.フルフィルメントサービスを導入する5つのメリット
①商品が届くまでの一連の業務がスムーズになる
②人件費削減による高収益化を狙える
③コア業務に集中できる
④顧客満足度の向上を図れる
⑤積極的に商品を売ることができるようになる
06.フルフィルメントサービスを導入する4つのデメリット
①顧客のニーズや声が把握しにくい
②サービス利用に費用が掛かる
③バックヤードノウハウの蓄積ができない
④リアルタイムで物流状況を把握できない
07.フルフィルメントサービスを導入を検討するべき企業の4つの特徴
物流業務に手間がかかり、商品企画などのコア業務が疎かになっている企業
顧客満足度が下がっている企業
ECサイトを始めたばかりの企業
扱う商品数が増えてきて商品の保管や出荷業務が煩雑になってきた企業
08.フルフィルメントサービスの料金体系
09.フルフィルメントサービスに関するその他の疑問
フルフィルメントと3PLの違いとは?
amazonフルフィルメントサービスってなに?
・カスタマーサービスと返品サービスまで受けられるので作業時間の節約になる
・料金は利用した分だけまとめ
貴重な自社の社員にはその人にしかできない仕事を任せる。物流業務は物流のプロに任せる。フルフィルメントを制する企業、つまり物流の負担をゼロにしている企業は空いた時間で素晴らしい商品を開発し販売を促進します。
もっと言えば、商品登録業務や商品撮影、デザイン、サイト制作・デザインをEC運営代行サービスに任せてしまえば、さらにコア業務に専念できるようになります。
本気でコア業務に集中して、売り上げを上げたいのであればEC運営代行サービスとフルフィルメントサービスを組み合わせて利用するのも1つの有効な手段です。
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