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物流の流通加工とは?作業事例や業務の課題など徹底解説!

物流の流通加工とは?作業事例は?と気になっていませんか。

物流の流通加工とは、物流の過程で商品に加工を加え、商品の付加価値をあげる作業のことです。

流通加工の事例としては、以下の作業が挙げられます。

・カット加工
・箱詰め
・シュリンク
・検量、検品
・ラベリング
・ラッピング

この記事では、他にも「物流の流通加工についての課題」や「流通加工が必要な理由」など物流の流通加工についての情報を紹介しています。ぜひ参考にしてくださいね。

執筆者

佐藤美樹

アートトレーディング株式会社の専属WEBライター。
ECサイト運営では、SEOやSEM、SNSマーケティングの導入・運用を担当。現在はECサイト運営に関する記事の執筆を行う。

監修者

アートトレーディング株式会社フルフィルメントセンター長。
物流業界に25年間従事。BtoBからBtoCまで様々な業界の物流経験を持つ。

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物流の流通加工とは?

物流の流通加工とは、流通の過程で商品を加工し、商品の付加価値をあげる作業です。

例えば、商品をきれいにラッピングする業務や、セット商品を箱詰めする業務、商品を検品し検品済みのシールを貼るなどの業務は、物流の流通加工業務の一部になります。

これらの作業を行い商品の付加価値を向上させることで、商品を受け取ったお客様の満足度向上を促進させます。

物流の流通加工には2種類ある

物流の流通加工は、取り扱う商品によって、以下2種類の加工内容があります。

・生産加工
・販促加工

それぞれ見ていきましょう。

生産加工

生産加工とは、物流の流通加工の中でも材料や部品を商品化するために必要な加工作業のことです。

生産加工では、

・カット、カッティング
・材料の加工
・商品の組み立て
・丁合

などを行います。

例えば「商品の組み立て」では、お客様が自分で組み立てる商品を流通の段階で組み立てておくことで、商品の価値を高めます。

また「丁合」とは、複数の書類をページ順にそろえて製本することです。チラシなどの書類を決められた順番に並べていく作業をきちんと行うことで、商品価値を向上させます。

販促加工

販促加工とは、物流の流通加工の中でも商品の販促拡大に行うための加工作業のことです。

販促加工では、

・ラベリング
・包装
・アソート
・シュリンク
・検品

などを行います。

「ラべリング」とは、食品などの商品に消費期限シールを貼る、パッケージのラベルなどを設置すること。「アソート」とは、商品を指示通りの組み合わせに仕分けして梱包する方法のことです。

また「シュリンク」とは、汚れ防止の目的のために透明のフィルムで商品を密封し包装することを言います。

物流の流通加工作業事例

ここでは物流の流通加工作業の一例を紹介していきます。

・カット加工
・箱詰め
・シュリンク
・検量、検品
・ラベリング
・ラッピング

それぞれ見ていきましょう。

カット加工

カット加工とは、材料を均等な量と個数に切り分ける作業のことです。

カット加工は、主に以下の材料で行われます。

・木材
・ガラス材
・布、絹
・食品 など

例えば、食品ECで使われる食材のカットなどもカット加工で行われるということを覚えておきましょう。

箱詰め

箱詰めとは、お客様の依頼通りに商品を箱に詰め合わせていくこと。別名アソートとも言います。

例えば、

・お菓子の詰め合わせ
・化粧品のギフトボックス
・お中元などでおくる調味料の詰め合わせ

などは流通加工で人の手によって箱詰めされている商品になります。

アソートをする際は、商品のサイズや色に統一感が出るようにバランスよく箱詰めしていきましょう。

シュリンク

シュリンクとは、熱を加え収縮させるフィルムを使い、商品の形状に合わせて梱包する方法です。

シュリンクは、

・調味料などの食品
・化粧品
・お菓子の箱
・生活用品

など様々な商品に採用されています。シュリンクを行うことで、商品の保護や異物混入防止の効果があります。また開封前ということが一目でわかるので、商品を受け取るお客様に安心感を与えるといったメリットもあると言えるでしょう。

検量・検品

検量は、商品の内容量が正しいかを確認する作業。検品は、商品に欠陥がないかを確認する作業のことです。

検品作業の一例は、以下の通り。

・アパレル用品などの場合は、「洋服に穴が開いていないか」「縫製の際に針が混入していないか」などを確認
・家電製品などの場合は、実際に機器の電源を入れてしっかり作動するかを確認

検品作業をしっかり行うことで、お客様の元に不良品を届けてしまうリスクを防ぎます。

ラベリング

ラベリングとは、商品の個装や内装にシールやラベルを張り付ける作業のことです。

以下のような情報が記載されたラベルを商品に張り付けていきます。

・消費期限、賞味期限
・検品済みマーク
・商品の利用方法 など

このような情報をラベルとして張り付けることで、お客様に安心して商品を利用してもらうことが可能になります。

ラッピング

ラッピングとは、商品をプレゼント用に梱包する作業のことです。

例えば、クリスマスやバレンタイン、年末年始などのイベントに合わせた資材で、丁寧に商品をラッピングしていきます。

物流で流通加工が必要な理由

物流で流通加工が必要な理由は、以下の3つになります。

・お客様の利便性アップ
・業界との差別化
・商品の信頼性をアップさせる

それぞれ見ていきましょう。

お客様の利便性アップ

物流で流通加工が必要な1つ目の理由として、お客様の利便性がアップするということが挙げられます。

というのも、流通加工で商品を完成状態にしておくことで、お客様が自ら商品を組み立てる作業をしなくて済むようになります。

商品を購入後、すぐに利用できるということは、顧客満足度の向上にもつながるため、流通加工は物流の中でも重要な作業の一つであると言えるでしょう。

業界との差別化

物流で流通加工が必要な2つ目の理由として、業界との差別化が可能になるということが挙げられます。

例えば、競合他社が商品のギフトラッピングを実施していない場合、自社で流通加工でギフトラッピングを行えば、それだけで商品の差別化につながります。

また組み立てが必要な商品に関しても、自社では完成品をお客様に届けることで、お客様の作業負担軽減につながり競合他社との差別化につながると言えるでしょう。

競合他社で行っていない流通加工の作業を自社で行うことで、業界の中でも顧客満足度の高い会社として確立することが可能になります。

商品の信頼性をアップさせる

物流で流通加工が必要な3つ目の理由として、商品の信頼性をアップできるということが挙げられます。

例えば、A社とB社で販売している同じ商品でも、どちらか一方に「検品済み」のシールが貼って有れば、お客様は優先的にシールが貼ってある方の商品を選ぶでしょう。

また、流通加工でしっかりと検品を行っている商品を販売すれば、購入後のレビューで、悪い口コミを書かれてしまうことを防ぐことができます。

お客様に安心・安全な商品を提供し、商品の信頼性をアップさせるために、物流の流通加工は重要な作業だと言えるでしょう。

物流の流通加工の課題

物流現場で流通加工を行う上では、以下2つのことが課題になるケースが多いです。

・コストの問題
・時期によって臨機応変な対応が必要

それぞれ見ていきましょう。

コストの問題

物流で流通加工を行う場合、コスト面が課題となるケースがあります。

というのも、流通加工を行うには作業内容に合わせた人材や設備などを確保する必要があるから。

人材を雇うためには、人件費を確保するだけではなく、採用コストまでを用意する必要があります。また、流通加工を行うためには、それなりのスペースが必要なため、広さのある倉庫への移転費用や作業に必要な設備の費用を用意しなければなりません。

商品の信頼性をアップさせるために必要な流通加工業務ではありますが、それなりのコストがかかるということは頭に入れておきましょう。

時期によって臨機応変な対応が必要

物流で流通加工を行う場合、時期によって臨機応変な対応が必要であるということも覚えておきましょう。

例えば、ECサイトである一定の時期にキャンペーンなどを行う場合、その時期だけ商品の発送数が増えて流通加工業務も忙しくなるという場合があります。

その場合、一時的に人員を増やすといった対応が必要になるのです。

逆に、商品の注文が少ない時期には、余分な人件費をかけないよう余った人員への適切な対処が必要になるため、時期に合わせて臨機応変な対応を心掛けなければなりません。

物流の流通加工をアウトソーシングするメリット

ここでは物流の流通加工を外部にアウトソーシングするメリットを2つ紹介していきます。

作業効率がアップする

物流の流通加工をアウトソーシングする1つ目のメリットは、作業効率がアップするということです。

というのも、物流代行会社では、流通加工業務を効率的に行うための十分な人員や設備が用意されているから。

効率的に作業を行うためのノウハウも備わった状態で業務を委託するため、自社で1から流通加工を行うよりも圧倒的に効率よく作業を行ってくれるでしょう。

コスト削減につながる

物流の流通加工をアウトソーシングする2つ目のメリットは、コスト削減につながるということです。

仮に自社内で物流の流通加工を行う場合、そのためには十分な作業人員や作業スペース、作業の設備が必要になります。これだけでも高額の費用が掛かってしまうことは明白でしょう。

それに対して、物流のアウトソーシングを利用すれば、作業スペースや設備などの初期投資は必要ありませんし、物流の需要によって変動する人員の確保も必要ありません。

もちろんサービスの料金は、かかってしまいますが、流通加工業務を1から自社で行う場合の費用と比較すると、かなりのコスト削減につながると言えるでしょう。

物流の流通加工をアウトソーシングするデメリット

物流の流通加工をアウトソーシングするデメリットは、以下になります。

・連帯が取れないと物流品質が低下する

詳しく見ていきましょう。

連帯が取れないと物流品質が低下する

物流の流通加工をアウトソーシングする場合、連帯が取れないと物流品質が低下するというデメリットがあることを覚えておきましょう。

例えば、委託先の会社に依頼した流通加工の内容と実際の作業の内容に齟齬が生じてしまうと、商品の品質低下につながってしまいます。

またキャンペーンなど一時的な依頼に対して、しっかりと連帯が取れていないと、出荷遅延などトラブルの原因にもなってしまう場合もあると言えるでしょう。

そのため、物流の流通加工をアウトソーシングする際は、コミュニケーションを密にとり、認識に差が生まれないよう努力しましょう。

まとめ

物流の流通加工とは、物流の流通過程で商品に加工を加え、商品の価値を向上させるための作業のこと。

流通加工には、「生産加工」と「販促加工」があり、取り扱う商品によって

・箱詰め
・シュリンク
・検量、検品
・ラベリング
・ラッピング

などを行います。

物流で流通加工を行うことによって「お客様の利便性アップ」「業界との差別化」「商品の信頼性をアップさせる」といった効果を期待することができるでしょう。

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