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ECの送料設定の決め方とは?送料を安く抑える方法や相場までを徹底解説!

EC送料の決め方が知りたい!ECの送料設定のパターンは?と気になっていませんか。

ECの送料設定の決め方として、以下のポイントを重要視しましょう。

・コスト構造の把握
・競合他社の調査
・配送業者と交渉を行う
・顧客の視点を理解する
・定期的に送料を見直す

またECの送料設定のパターンには「送料を一律にする」「重量またはサイズ別にする」「地域別にする」「注文金額に応じて送料無料にする」「全品送料無料にする」「配送方法で送料を変える」といった方法があるので、自社の状況に合わせて最適な送料を設定しましょう。

この記事では他にも「ECの送料を安く抑える方法」や「EC送料の相場」、「EC業界の送料の値上げについて」など、ECの送料に関する情報を紹介していきます。ぜひ参考にしてくださいね。

執筆者

佐藤美樹

アートトレーディング株式会社の専属WEBライター。
ECサイト運営では、SEOやSEM、SNSマーケティングの導入・運用を担当。現在はECサイト運営に関する記事の執筆を行う。

監修者

アートトレーディング株式会社代表取締役。
2002年に楽天市場へ出店したことをきっかけに、EC支援サービスの提供をスタート。累計150社以上のサイト制作、運営経験を持つ。

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ECの送料の決め方

ECの送料を決めるコツは、以下になります。

・コスト構造の把握
・競合他社の調査
・配送業者と交渉を行う
・顧客の視点を理解する
・定期的に送料を見直す

それぞれ見ていきましょう。

コスト構造の把握

ECの送料を決めるには、まず商品を配送する際にかかるコスト構造の把握をすることが重要でしょう。

具体的に言うと、運送費用、梱包材料費、人件費など、商品を顧客まで届けるための全てのコストを理解し、それらをカバーするように送料を設定することが重要ということです。

運送費用は、商品を顧客まで運ぶために発生するコストで、運送会社が設定する料金によります。このコストは商品の重量、サイズ、運送距離などによって変動するので、事前に自社の商品でどれだけの費用が掛かるかをチェックしておきましょう。

梱包材料費は、商品を適切に梱包するために必要な材料のコストです。これには、箱、緩衝材、テープ、ラベルなどが含まれます。これらの材料は商品の保護を目的としており、顧客が無事に商品を受け取ることを確保します。

人件費は、商品のピッキング(商品を倉庫から取り出す作業)、パッキング(商品を梱包する作業)、発送作業などに関わる労働コストです。これは従業員の時間や労力を考慮して設定されます。

もしこれらのコストを把握せず安すぎる送料に設定してしまうと、利益が食いつぶされてしまう可能性があるので、十分注意してください。

競合他社の調査

ECサイトの送料を設定する際には、競合他社が設定している送料の把握が大切です。

まず、他社が設定している送料を調査することで、自社の送料が他のECサイトと比較してどの程度であるかを確認できます。自社の送料が他社と比較して過剰に高い場合、顧客は他のサイトを利用する可能性が高くなります。逆に、自社の送料が他社よりも著しく低い場合、その差額が利益を圧迫する可能性があるでしょう。

また、他社がどのような送料の設定を行っているかを理解することで、自社の戦略を見直す機会も得られます。

例えば、一部の競合他社が送料無料のキャンペーンを頻繁に行っている場合、自社も顧客獲得のために同様の戦略を行う必要があるかもしれません。また、他社が特定の地域や商品に対して異なる送料を設定している場合、それが自社のビジネスモデルに適用可能かどうかを検討することも可能です。

◆競合調査の方法は?

まず始めに、自社の競合他社を特定しましょう。これは自社が販売している商品やサービスを同じく提供している他社で、同じ顧客層をターゲットにしている企業を指します。また、類似のビジネスモデルを持つ企業も競合となる可能性があります。

次に、それらの競合他社のECサイトを訪問し、送料の情報を収集します。
一部のサイトでは、カートに商品を追加した後、または購入手続きの途中で送料が表示される場合があるため、具体的な送料を知るために仮の購入を進める必要があるかもしれません。送料以外にも、配送方法、配送地域、配送時間、追跡サービスの有無など、配送に関する全般的な情報を収集すると良いでしょう。

さらに、競合他社が実施しているプロモーションやキャンペーン(例えば、特定の期間や金額以上の購入での送料無料など)についても情報を収集します。これにより、自社のキャンペーン戦略を考える際の参考にすることができるでしょう。

最後に、これらの情報を定期的に更新し、競合他社の動向を常に把握することが重要です。市場は常に変動しているため、定期的な競合調査により、自社の送料設定やビジネス戦略を適時に見直すことができます。

配送業者と交渉を行う

ECサイトの送料を設定する際には、「配送業者との交渉」も必ず行うようにしましょう。

これは、配送業者との交渉を行うことで、通常よりも安い配送料金で対応してくれる可能性があるからです。

配送業者との交渉を行うためには、まず、自社の配送量や配送頻度、配送先地域などの具体的なデータを準備しましょう。これらのデータ情報は、配送業者と交渉をする際に有利に働く材料となる可能性があります。

たとえば、定期的に大量の配送を行う・長期的な契約をするなどの場合、配送業者は安定した取引先として、より良い条件を提示してくる可能性があるでしょう。

次に、配送業者と直接交渉を行い、自社のニーズや要望を明確に伝えます。これを伝えることで、配送業者側の配送コストの削減、配送時間の短縮などを可能にし、より安い配送料金で対応してもらえる可能性が高くなります。

また配送を依頼する宅配業者には、どのような会社があるのでしょうか。以下では、おすすめの宅配業者3社を詳しく紹介していきます。

◆ヤマト運輸

ヤマト運輸は、ヤマトホールディングスの一部で、クロネコヤマトのブランド名で広く知られています。

ヤマト運輸の強みは、その広範で緻密な配送ネットワークです。ヤマト運輸は全国各地に拠点を持っており、都市部から地方、離島まで広範囲にわたる配送を可能にしています。そのため、どこに住んでいる顧客に対しても確実に商品を届けることができます。

また、商品の種類や需要に応じて様々な配送オプションを選択できる点もヤマト運輸の魅力の1つといえるでしょう。これにより、商品に最適な配送方法を選ぶことで、顧客満足度を高めることができます。

例えば「宅急便タイムサービス」は、夕方に商品を発送すると、次の日の10時までに配達してくれるというサービスです。このようなスピーディな配送は、商品を迅速に届けたい顧客には大変有益です。

さらに、ヤマト運輸は通常の配送だけでなく、クール便や海外便などの特殊な配送サービス、さらには引っ越しや車の配送といった幅広いニーズに対応している点も魅力的です。

◆佐川急便

佐川急便の主力サービスは「飛脚宅配便」で、これはヤマト運輸の宅急便と肩を並べる、素早い配送を提供する宅配サービスです。

さらに特筆すべきは、通常の宅配便の制限サイズを超える大きな荷物にも対応していること。業界で最も広範な対応サイズを誇る「ラージサイズ便」の存在は、大型の商品をお客様に届ける際に非常に役立ちます。さらに、衣類をハンガーに掛けたまま送ることができる「飛脚ハンガー便」など、多種多様な配送ニーズに対応したサービスも提供しています。

また、「飛脚クール便」は冷蔵・冷凍品を運ぶサービスで、他社の同様のサービスと比較しても、三辺合計140cm、重量20kgまでという大きな容量での配送が可能です。そして、それ以上の大きさや重さでも、相談に応じて配送を行うという柔軟性も佐川急便の魅力の一つでしょう。

◆日本郵便

日本郵便が提供する「ゆうパック」は、国内どの郵便局からでも配送依頼が可能で、そのアクセシビリティにより宅配業者で第三位のシェアを誇ります。

また「ゆうメール」は、CDやDVDといった小さなパッケージを低コストで送ることが可能なサービスで、個人だけでなく法人にも広く利用されています。さらに日本郵便は、クール便や大きな荷物の配送依頼も受け付けていて、様々な配送ニーズに対応する宅配業者と言えるでしょう。

顧客視点を理解する

ECサイトの送料を設定する際には、顧客の視点を理解することも非常に重要です。

顧客の視点を理解するとは、顧客がどの程度の送料まで受け入れられるか、あるいは送料が無料であればどの程度の価格上昇を許容できるか、といったことを理解し、その上で適切な送料を設定することを意味します。

さらに、顧客の視点を理解することは、顧客が配送に何を求めているかを理解することでもあります。

例えば、顧客は速やかな配送を求めているのか、それとも配送日時の指定ができることを重視しているのか。また、一部の顧客は環境に配慮したエコ配送を好むかもしれません。

これらの要素を理解し、それに応じた配送オプションと送料を設定することが、顧客満足度を高めるためには重要となるでしょう。

定期的に送料を見直す

ECサイトの送料を設定するときには、その設定を一度行ったら終わりではなく、定期的に見直すことが大切です。

というのも、市場環境は常に変化しており、その時その時で最適なECの送料も変化するから。

例えば運送業者の料金体系が変わったり、競合他社の送料設定が変わったり、自社の商品ラインナップが変わったりする可能性があるでしょう。こうした変化を見落とすと、自社の送料設定が市場環境に合わなくなってしまう可能性があります。

また、顧客のニーズや期待も時間と共に変わります。一部の顧客は、高速配送に高額な送料を払うことを厭わないかもしれませんし、一方で、他の顧客は配送に時間がかかっても送料が安い方を選ぶかもしれません。

顧客のこうした嗜好は時間と共に変化するため、定期的に顧客のフィードバックを取得し、その結果を元に送料設定を見直すことも重要です。


ECの送料設定のパターン

ECの送料設定には、以下のようにいくつかのパターンがあり、それぞれ良い点と注意しなければならない点があります。

・送料を一律にする
・重量またはサイズ別にする
・地域別にする
・注文金額に応じて送料無料にする
・全品送料無料にする
・配送方法で送料を変える

それぞれ詳しく見ていきましょう。

送料を一律にする

「ECサイトの送料を一律にする」という設定方法は、すべての商品や配送先に対して均一の送料を設定する方法です。

この送料設定のメリットは、そのシンプルさです。顧客が送料をすぐに理解でき、予想外の費用が追加されることを心配する必要がありませんし、購入決定を迅速に行うのに役立ちます。

また、運営者側からすると、一律の送料を設定することで、送料の管理が容易になります。各注文に対して個別に送料を計算する必要がないため、運営効率を向上させることが可能になります。

◆一律送料設定は公平性に問題が生じることも…

しかし一方で、一律送料設定はその公平性に問題を抱えています。

例えば、重い商品を遠方に配送する場合と、軽い商品を近くに配送する場合で同じ送料が適用されると、コストのバランスが取れない場合があるでしょう。遠方への配送や重い商品の場合、一律の送料ではコストをカバーしきれず、逆に近くへの配送や軽い商品の場合には、顧客が不必要に高い送料を支払う形になってしまう可能性があるのです。

また、一律送料設定は競争力の観点からも問題を抱えていることがあります。他のECサイトが地域や商品の特性に応じた柔軟な送料設定を行っている場合、一律送料設定を行っているサイトは競争力を失う可能性があることにも注意しなければなりません。

したがって、「送料を一律にする」設定を採用する場合には、自社の商品ラインナップや顧客の地域分布、さらには競合他社の送料設定などを踏まえて、適切な送料を設定することが重要でしょう。

重量またはサイズ別にする

ECサイトでは、重量またはサイズ別に送料を設定するという方法もあります。

この設定方法の大きな利点は、配送コストにより密接に連動した料金設定が可能となることです。つまり、重い商品や大きな商品を購入した顧客は、それに見合った送料を支払うことになるので、配送コストの公平な負担分配につながり、ECサイト運営者にとってはコスト管理がしやすくなります。

しかしこの方法を採用すると、顧客側が送料を事前に確認することが難しくなるというデメリットもあります。特に、商品の重量やサイズによる送料の変動が大きい場合、顧客が送料を把握しにくく、購入を断念してしまう恐れもあるでしょう。

◆重量・サイズ別に送料を決めるなら「送料計算ツール」を設置するのがおすすめ

ECサイトで、重量やサイズ別に送料を決めるのであれば、自動的に送料を計算して表示するツールを導入するのがおすすめです。

送料計算ツールでは、顧客が商品をカートに追加した時点で、その商品の重量やサイズに基づいた送料を自動的に計算し、カートやチェックアウトページに表示します。これにより、顧客は購入手続きを進める過程で常に正確な送料を確認することができるでしょう。

地域別にする

ECサイトでは、配送地域に応じて送料を決定するという方法もあります。

この設定は主に、配送コストが地域によって大きく変わる場合や、特定地域への配送に特別な手間がかかる場合などに適用されます。

地域別送料の主な利点は、地域による配送コストの差を反映することができる点です。例えば、遠方の地域や離島などへの配送は、近くの地域への配送に比べてコストが高くなることが一般的です。地域別送料を設定すれば、これらのコスト差を適切に顧客に転嫁することができます。

しかしこの設定方法も、顧客側からすると事前に送料を把握することが難しく、商品の購入を躊躇してしまう場合があるという注意点があります。

そのため、送料の計算ツールを導入したり、配送地域別の送料早見表などを商品ページのわかりやすい場所に設置することが必要になるでしょう。

注文金額に応じて送料無料にする

ECサイトでは、注文金額に応じて送料を無料にするという方法もあります。

この設定の最大の利点は、顧客の購入意欲を刺激し、カートにより多くの商品を追加するインセンティブを提供することができる点です。たとえば、送料無料の閾値を設けることで、その閾値に近い金額まで購入した顧客に対して、少しでも多くの商品を追加購入する動機付けをすることができます。これにより、一回あたりの平均購入金額や全体の売上を増加させる可能性があるのです。

また、送料無料は多くの顧客にとって魅力的なオファーであり、その結果、顧客満足度やリピート購入率を高めることが期待できるでしょう。

しかしながら、この方法には配慮が必要な点もあります。最も重要なことは、送料無料の閾値を適切に設定することです。もし閾値を低く設定しすぎると、配送料のコストが利益を食いつぶす可能性があります。逆に、閾値を高く設定しすぎると、送料無料の利点を享受できる顧客が少なくなり、その魅力が薄れる可能性があるということを覚えておきましょう。

◆適切な送料無料キャンペーンで売り上げ拡大につながった例

アメリカの化粧品ブランド「Glossier」は、2015年に送料無料の最低注文額を100ドルから50ドルに引き下げたところ、売り上げが30%増加しました。

送料無料の最低注文額の引き下げにより、Glossierはより多くの顧客が商品を購入しやすくなったと考えられます。また、送料無料は、顧客満足度を向上させる効果もあるため、売り上げ増加につながった可能性が高いでしょう。

全品送料無料にする

ECサイトの送料の設定方法として、全品一律送料無料にするという方法があります。

全品一律送料無料にすると、お客様はどんな商品を何個買っても、送料を一切払う必要がありません。これにより、お客様は追加の費用を気にせずに商品をカートに追加でき、購入のハードルが下がります。

また、この全品一律送料無料の設定はECサイトの魅力を高め、他のサイトと差別化することができます。送料が無料だと知ったお客様は、どのサイトよりも優先してそのサイトで買い物をするようになるでしょう。

しかし、全品送料無料は、お店側にとっては配送料のコストが大きくなります。

というのも、全品送料無料を始めると、その配送費用は全てお店側が負担することになるから。そのため、全品送料無料を始めるときは、しっかりと費用対効果を考え、そのコストがビジネスにとって持続可能であることを確認する必要があるでしょう。

しかしだからと言って、全品送料無料は悪い設定ではありません。お客様に喜んでもらえて、より多くの商品を買ってもらうことができます。ただし、その設定を続けられるかどうか、長期的に考える必要があるでしょう。

◆EC利用者の76%が商品購入のきっかけに送料無料をあげている

それではECサイトの送料を無料にすると、ECサイトの売上にどれだけの反響があるのでしょうか。

Digital Commerce 360とBizrate Insightsがオンライン通販利用者1108人を対象に実施した、「ECで商品を購入する際に決め手になるサイトの特徴や条件」についての調査結果は、以下の通りです。

出典:『Digital Commerce 360』

上記を確認すると、ECサイト利用者の半数以上が「送料無料」をきっかけにECサイトで商品を購入するということがわかります。

実際に、全品全国送料無料でEC運営を行っている「ヨドバシ.com」は、全国のEC売上ランキングで堂々の第2位を獲得しています。それだけ送料無料の設定は、顧客の購入意欲を向上させるということがわかりますね。

配送方法で送料を変える

ECサイトの送料設定では「配送方法で送料を変える」という方法があります。

たとえば、ゆうパックなら500円、宅急便なら700円、メール便なら300円のように設定します。

この方法のメリットは、顧客に送料の選択肢を提供できることです。たとえば、早く商品が欲しい場合は宅急便を選ぶことができますし、安く送りたい場合はメール便を選ぶことができます。また、配送方法ごとに送料を設定することで、送料を抑えることができます。

デメリットは、配送方法ごとに送料を設定しなければいけないことです。そのため、配送方法が複雑な場合は、システムの設定が大変になることがあります。

また、配送方法ごとに送料を設定することで、お客様にとっても送料がわかりづらくなってしまうことがあるでしょう。

ECの送料を安く抑える方法

ECの送料を安く抑える方法は、以下の3つになります。

・梱包の無駄を省く
・配送会社と法人契約をする
・物流業務を外注する

それぞれ見ていきましょう。

梱包の無駄を省く

梱包の無駄を省くことで送料を安く抑えることができます。

梱包に無駄なコストがかかっている場合は多くあります。商品に対して大きすぎる梱包を行うと、無駄な送料がかかってしまいます。
商品の形状によっては大きいサイズを使わざるを得ない場合でも、パッケージを見直して適切なサイズで配送することで送料を安く抑えることができます。

配送会社と法人契約をする

ECの送料を安く抑える方法として配送会社と法人契約をすることもおすすめです。法人契約をすることによって配送料が割安になる場合があります。法人契約をするにはある程度まとまった出荷数が必要です。

しかし、規模が小さい事業者であっても将来的な出荷予測によっては好条件で契約を結べる可能性があります。

物流業務を外注する

物流業務をフルフィルメント代行会社に外注することで、送料を安く抑えることができます。

事業が拡大し出荷量が増えると在庫管理や梱包作業、検品など様々な業務の負担が重くなっています。

そこでおすすめなのが物流業務の外注です。物流業務を外注することで、物流業務に割いていた時間や人員を大幅に削減することができるため、その分送料を安くすることも可能です。


[ネットショップの送料比較]ECの送料の相場とは?

大手ECサイトの送料の相場はいくらなのでしょうか?
以下で大手ECサイトの送料の相場をご紹介します。

サイト名 送料
楽天 ・各店舗によって異なる
Amazon ・合計代金2000円未満の場合、送料410円
ZOZOTOWN ・【通常】250円(税込)
・【即日配送手数料】
350円(税込)
ヨドバシドットコム ・送料無料
ショップリスト ・1つの注文につき送料550円

EC業界で送料の値上げが相次ぐ理由とは?

ヤマト運輸や佐川急便、日本郵便など宅配大手3社は配送料を引き上げています。ではなぜ、配送料の値上げが相次いでいるのでしょうか?
そこには2つの理由があります。

多頻度小口配送の増加

昨今、EC市場の拡大により多頻度小口配送が主流になりました。多頻度小口配送とは少量の商品を頻繁に配送すること。

この多頻度小口配送や受取人不在による再配達の増加により配達の効率が下がっているため、配送料を値上げせざるを得ない状況になっています。

運送業界の待遇悪化

運送業界全体の平均年収は300万円〜450万円ほどです。

この金額を見ると、低賃金であると思う方は少ないかもしれませんが、運送業界で働く場合、多くの方がドライバーとして活躍しています。ドライバーは拘束時間が長く、時給換算で考えると待遇がいいとは言えません。

このように、長年蓄積した運送業界の課題が配送料の値上げに影響を与えているようです。

2020・2021年度のEC送料値上げ状況

配送料の値上げが話題になっている昨今ですが、実際に2020年度、2021年度にどのような企業が配送料の値上げを行ったのでしょうか?

2020年度には、ROOFTOP ONLINE STOREが全国一律(一部地域を除く)で1梱包の送料を800円から900円に値上げしました。また、2020年5月、花王ダイレクト販売サービスも全国一律550円(税込)から660円(税込)に値上げしました。
そして日本郵便は2021年4月1日より国際便の一部料金を改定することを発表しています。
参照:国際郵便の一部料金改定のお知らせ

ECサイトで送料値上げをお知らせする際は?

多頻度小口配送の増加やドライバー不足などによって、どんな企業であってもこれから送料の値上げをせざるを得ない状況が訪れることが考えられます。実際に送料の値上げを実行することになった場合、顧客に対してどのようにお知らせすればいいのでしょうか?

送料の値上げのお知らせに必要なのは「お客様に対してご理解をいただく文章」「改定後の送料」「改定日」です。「お客様に対してご理解をいただく文章」には値上げに至った背景と値上げに対するお詫び文を含めることをおすすめいたします。

送料値上げ報告の例文

以下は、ECサイトに送料値上げのお知らせを掲載する際の例文になります。

件名:重要なお知らせ:配送料金の改定について

お客様各位

いつも当店をご利用いただき、誠にありがとうございます。

当店ではお客様により良い商品とサービスを提供するため、毎日努力してまいりました。しかしながら、近年の物流コストの増加に伴い、やむを得ず配送料金の改定を行うこととなりました。

これまで一部または全額を当店が負担してきた送料ですが、これからは一部お客様にご負担いただく形となります。この決定に至った経緯をご理解いただきますよう、お願い申し上げます。

改定後の送料は以下の通りです。

(ここに新たな送料表を記載します)

この配送料金の改定は、2023年6月1日から適用となります。

配送料金の改定により、一部お客様にはご負担をおかけすることとなり、心苦しく思っております。しかしながら、これにより当店はより高品質な商品の提供と、より良いサービスの継続を可能にすることができます。

今後とも変わらぬご愛顧を賜りますよう、スタッフ一同、心よりお願い申し上げます。

敬具,

(あなたの名前)
(あなたの役職)
(会社名)

送料の値上げを行う際には参考にしてみてください。


まとめ

ECの送料を決めるコツは、以下になります。

・コスト構造の把握
・競合他社の調査
・配送業者と交渉を行う
・顧客の視点を理解する
・定期的に送料を見直す

これらの方法を実践して、自社にとって最適な送料設定を行いましょう。

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