ECサイトのレビューの効果とは?レビューを集める方法まで詳しく解説!
ECサイトのレビューの効果とは?どうやってレビューを集めればいい?と気になっていませんか。
結論、ECサイトにレビューを集めることで期待できる効果は以下の通りです。
・サイトの信頼性が向上する
・顧客満足度が向上する
・SEO対策になる
・EC運営における改善点が見つかる
・顧客とコミュニケーションを取ることができる
またECサイトにレビューを集めるには、「フォローアップメールを送る」「インセンティブを提供する」「商品にレビュー投稿用のQRコードを同梱する」「ECサイトを簡単にレビュー投稿ができる仕様にする」「すでに投稿されたレビューをSNSで紹介する」といった方法があるので、実践してみましょう。
この記事では、他にもECサイトにネガティブなレビューが投稿された時の対処法やレビューに関する注意点なども紹介しています。ぜひ参考にしてくださいね。
目次
ECサイトのレビューの効果とは?
ECサイトにレビューを設置することで、以下の効果が得られるでしょう。
・サイトの信頼性が向上する
・顧客満足度が向上する
・SEO対策になる
・EC運営における改善点が見つかる
・顧客とコミュニケーションを取ることができる
それぞれ詳しく解説していきます。
サイトの信頼性が向上する
ECサイトにレビュー機能を設置することで、サイトの信頼性が向上すると言えるでしょう。
なぜなら、商品ページにレビューが掲載されていることで消費者にとって購入前の判断材料が増え、購入決定がしやすくなるから。
購入者が商品やサービスについてのリアルな意見や評価を共有することで、新たな購入者はその情報を参考に、自分に合った商品を選ぶことができます。
レビューが多く集まることで、商品やサービスの実際の品質がより明確になり、消費者は安心して購入することができるでしょう。
ユーザーはレビューをどれだけ参考にしている?
それでは、実際にECサイト利用者は、レビューをどれだけ参考にしてネットショッピングを行っているのでしょうか?
以下は、株式会社情報通信総合研究所が実施した「買い物をする際にレビューをどの程度参考にするのか」の調査結果となっています。


参照:総務省
上記の表を確認すると、どの年代でも7割近くのユーザーがECサイトで買い物をする際にレビューを気にするということがお分かりいただけるでしょう。
特に若い世代になるほど、商品購入前に口コミを確認する人は多く、近年では、商品ページだけではなくSNSなどを利用して商品のレビューをチェック人も数多く存在します。
ブランドイメージの向上にもつながる
ポジティブなレビューが蓄積されることで、「品質の高いショップ」「対応が丁寧なショップ」といった好印象が形成されます。こうした顧客の評価は、新規顧客の獲得やリピート購入の増加にも大きく貢献します。
顧客満足度が向上する
ECサイトにレビュー機能を設置することで、顧客満足度の向上も期待できます。
というのも、商品ページにレビューが掲載されていることで、消費者は商品の具体的なイメージがしやすくなるから。
例えば洋服などの場合、自分と同じような体形の人のレビューがあれば、それを参考に購入するかしないかを判断しやすくなります。またレビューを確認し、素材感や色など掲載されている写真通りの商品が送られてくるのかをチェックすることもできます。
商品ページにレビューを掲載することで、これから購入するユーザーが「第三者目線から見た商品の品質」を事前に確認することができるようになり、商品の期待値を落とすことがなくなるため、顧客満足度が向上すると言えるでしょう。
返品防止にもつながる
またECサイトにレビュー機能を設置することで、返品防止にもつながると言えるでしょう。
第三者視点での正直なレビューによって商品の利点と欠点が明確になり、消費者は自分のニーズに合わせて適切な商品を選ぶことができるからです。
もしレビューによって悪い評価が目立つ場合でも、消費者が購入を見送ることはありますが、これによって期待と違った商品であると感じて返品をするケースを減少させることができるでしょう。
レビュー投稿による顧客参加型マーケティング
購入後にレビューを投稿できる仕組みを設けることで、顧客は「自分の意見が反映される」という満足感を得られます。これはブランドへの愛着を生み、リピート率を高める要因となります。
SEO対策につながる
ECサイトにレビュー機能を設置すると、サイトのSEO対策にもつながります。
ECサイトにレビューを設置することがSEO対策につながるのは、レビューがユーザー生成コンテンツ(UGC)としてオリジナルで新鮮な情報を提供し、検索エンジンが評価する要素を充実させるからです。また、購入者が商品に関する具体的な情報や感想を述べることで、関連キーワードが自然に含まれ、SEO対策に効果的となります。購入者が使用する言葉は検索ユーザーが入力するキーワードと一致しやすく、検索結果の上位表示につながるのです。
さらに、商品ページにレビューが掲載されることで、訪問者はレビューを読むためにページを長く閲覧することが一般的で、サイト滞在時間が延長されます。これにより、検索エンジンが評価するユーザーエンゲージメントが向上し、検索順位が向上する可能性があるといえるでしょう。
レビューによってサイトのコンテンツが充実し、キーワードが自然に増え、サイト滞在時間が延長されることで、検索エンジンからの評価が向上し、検索結果の上位表示につながります。
これにより、より多くのユーザーがECサイトを訪れることになり、売上向上やブランド認知度の向上に寄与します。
楽天などのモールでもレビュー数が検索結果に影響する
ECサイトにレビュー機能を設置し、商品の口コミを増やすことでサイトのSEO対策につながると説明しましたが、楽天市場などのモールでもレビューの数はSEO対策に大きく影響します。
もちろん楽天SEOにおいて、多くのレビュー数があるというだけで必ずしも検索結果の上位に表示されるわけではありません。検索順位にはキーワード選定や売上実績なども影響しますが、レビュー数も楽天が評価する重要な要素の一つです。
実際に楽天で商品を検索すると、レビュー数の多い商品が上位に表示されている傾向にありますし、レビューの多い商品の方がユーザーの購入率も格段にアップするといえるでしょう。
EC運営における改善点が見つかる
ECサイトにレビュー機能を設置することで、EC運営における改善点が見つかると言えるでしょう。
例えばレビューを通じて顧客フィードバックを受け取り、商品品質・ECサイトのデザイン・カスタマーサポートの改善に取り組むことで、EC運営の質が向上し、顧客満足度が高まります。以下では、それぞれについて詳しく解説していきます。
商品の改善
レビューを通じて、購入者からのフィードバックを直接受け取ることにより、商品の品質やデザイン、機能性などの問題点が明らかになり、改善に取り組むことができます。また、購入者のニーズや嗜好に合わせた新商品の開発や既存商品のブラッシュアップが可能となります。
例えば、靴の素材が硬くて履き心地が悪いというレビューがあった場合、メーカーと相談し、より柔らかい素材を使用することで履き心地を向上させることが可能です。またスマートフォンケースに関するレビューで、カード収納スペースが欲しいという要望が多く寄せられた場合、新たなデザインでカードポケットを追加した商品を開発し、顧客ニーズに応えることができるでしょう。
ECサイトの改善
レビューには、サイトの使い勝手やデザインに関する意見も含まれることがあります。
これらの意見をもとに、サイトのナビゲーションやレイアウトの改善、ユーザーインターフェースの最適化を行うことができます。さらに、購入プロセスの簡素化やページの速度改善など、サイトの全体的なパフォーマンスを高めることが可能です。
カスタマーサポートの改善
購入者はレビューでカスタマーサポートに関する意見や不満を述べることもあります。
これを受けて、サポート体制の見直しやスタッフの研修を行い、問い合わせ対応やアフターサービスの質を向上させることができます。
また、よくある質問や問題に対する解決策をFAQやヘルプページにまとめることで、顧客満足度を高めることができます。
顧客とコミュニケーションを取ることができる
ECサイトにレビューを設置することで、顧客とのコミュニケーションが円滑になります。
例えば運営者がレビューに対して返信やお礼のコメントをすることで、顧客との距離を縮めることが可能です。顧客は運営者からの対応を受けることで、サイトが顧客の意見を大切にしていると感じ、信頼感が高まります。これにより、顧客との関係が深まり、長期的な取引を維持することができるでしょう。
また、レビューは他の顧客にとっても参考になる情報源です。購入検討者が他の顧客のレビューや運営者の対応を見ることで、商品やサービスの実際の評価を把握しやすくなります。その結果、購入者の期待と実際の商品やサービスが合致しやすくなり、顧客満足度が高まることが期待できます。
このように、ECサイトにレビューを設置することは、顧客とのコミュニケーションを促進し、信頼関係の構築や顧客満足度向上に繋がります。
ブランドの「人間味」を伝える機会になる
無機質な通販サイトでも、レビューを通じたやり取りによって「温かみのあるブランド」として印象づけることができます。これにより、顧客との距離が縮まり、長期的なファンづくりに役立ちます。
ECサイトのレビューを集める方法
ECサイトにレビューを集める方法は、以下になります。
・フォローアップメールを送る
・インセンティブを提供する
・商品にレビュー投稿用のQRコードを同梱する
・ECサイトを簡単にレビュー投稿ができる仕様にする
・すでに投稿されたレビューをSNSで紹介する
それぞれ見ていきましょう。
フォローアップメールを送る
ECサイトのレビューを集める方法として、フォローアップメールを送るという方法があります。
フォローアップメールでは、購入者に対して感謝の言葉を述べ、商品に対する率直な意見や感想を求めましょう。
またフォローアップメールを送る際のポイントとして、購入者が商品を使用し始めてから適切な期間が経過した後に送ることが重要です。
これにより、顧客は商品を十分に試してからレビューを書くことができるでしょう。通常、1週間から2週間程度の期間を設けると良いとされています。
フォローアップメールの例
以下では、商品に対するレビューのフォローアップメールを送る際の例文を紹介します。
[お客様の名前]様、
この度は、[ECサイト名]で[商品名]をお買い上げいただき、誠にありがとうございます。
お手元に商品が届いてから、おおよそ2週間経過しておりますので、ぜひお客様のご意見や感想をお聞かせいただければ幸いです。良い点、改善が必要な点など、どんなご意見でも大変貴重な情報となります。
お手数ですが、以下のリンクより商品レビューのページへアクセスいただき、レビューをお願いいたします。
[商品レビュー投稿リンク]
他のお客様にも参考になる情報を提供していただくことで、より良い商品やサービスの提供に努めたいと考えております。お忙しいところ恐れ入りますが、どうぞよろしくお願い申し上げます。
また、ご不明な点やサポートが必要な場合は、いつでもお気軽にお問い合わせください。
引き続き、[ECサイト名]をよろしくお願いいたします。
敬具
上記の例文のように、まず商品購入に対する感謝を述べ、率直な意見を確認するようにしましょう。
またメールには、すぐにレビューページに移動できるようにURLも記載しておくと親切です。
フォローメールは適度な間隔で複数回送ると効果的
商品レビューに対するフォローアップメールは、適度な間隔で複数回送るとさらにレビューの記載確率がアップします。
まず、最初のフォローアップメールは、商品到着後1週間から2週間程度で送ると良いでしょう。これにより、顧客は商品を使用し始めたばかりで、感想や意見が生まれているタイミングを捉えることができます。
次に、2回目のフォローアップメールは、最初のメールから2週間から1ヶ月後に送信することが望ましいです。顧客が最初のメールを見逃しているか、レビューを書くのを忘れている場合に、再度リマインドする効果があります。
ただし、フォローアップメールの回数や間隔には注意が必要です。顧客に迷惑をかけない程度に、適切なタイミングで送るようにしましょう。また、メール内では感謝の意を示すことや、顧客の意見を大切にする姿勢をアピールすることで、顧客の協力意欲を高めることができます。
インセンティブを提供する
インセンティブを提供することは、ECサイトにおいて商品レビューを集める効果的な方法の一つです。
顧客に何らかの特典を提供することで、レビューを書く動機付けに繋がります。
以下に、インセンティブの提供方法を3つ詳しく解説します。
割引クーポンやポイントのプレゼント
商品レビューを書いた顧客に対して、割引クーポンやポイントを進呈することで、次回の購入時にお得に商品を手に入れられるメリットを提供します。
これにより、顧客は再度ECサイトを利用することを促され、リピート購入を促進できます。
商品をプレゼント
レビューを書いた顧客に対して、おまけ商品をプレゼントする方法もあります。
これにより、顧客はレビューを書くことで何かしらの物を得られると感じ、書く動機が高まります。おまけ商品は、ECサイトで取り扱う商品の中から選ぶことで、顧客の興味を引くことができます。
新商品のサンプルをプレゼント
新商品のサンプルをレビュー投稿者に提供することは、商品レビューを集めるだけでなく、新商品の評価や宣伝にも役立ちます。
顧客は、新商品をいち早く試すことができ、ECサイトは新商品に対する意見や感想を収集できるため、双方にメリットがあります。
商品にレビュー投稿用のQRコードを同梱する
商品にレビュー投稿用のQRコードを同梱することで、ECサイトにおけるレビューを効率よくあつめられます。
購入者はスマートフォンやタブレットでQRコードを読み取るだけでレビュー投稿ページにアクセスできるため、スムーズに感想や評価を記載できます。
QRコードは、商品パッケージや同梱チラシ、納品書などに印刷しておくのが一般的です。商品を開封したタイミングで顧客の目に自然に入りやすく、投稿への動線をつくりやすい点が特徴です。
さらに、QRコードの横に「レビュー投稿でクーポンプレゼント」や「ご購入ありがとうございます」といった短いメッセージを添えることで、顧客の行動意欲を高められます。
購入後すぐにレビュー投稿を促せる
商品にレビュー投稿ページへのQRコードを同梱することで、購入直後のモチベーションが高い状態でレビューを依頼できます。
スマートフォンで読み取るだけの簡単操作により、投稿率の向上が期待できます。
紙媒体でも自然に訴求できる
パッケージやチラシにQRコードを印刷すれば、顧客に自然にレビュー導線を届けられます。
特典付きの案内を添えることで、さらに投稿促進の効果が高まります。
レビュー導線を可視化できる
QRコードにトラッキング用のURLを設定しておくと、どの商品やどのデザインからレビューが投稿されたのかを分析できます。これにより、効果的な施策設計が可能です。
コストを抑えて継続的に実施できる
QRコードは無料で生成でき、印刷コストも少ないため、継続的なレビュー収集施策として非常に効果的です。テンプレート化することで複数商品にも展開しやすくなります。
ECサイトを簡単にレビュー投稿ができる仕様にする
レビューを集めるうえで最も重要なのは、「顧客が投稿しやすい環境を整えること」です。どんなにレビュー依頼を送っても、入力が面倒だったり、ページが見づらかったりすれば投稿率は上がりません。
そのため、ECサイト側でレビュー投稿をスムーズに行える仕様を整備することが大切です。
ユーザーが迷わず、短時間でレビューを残せるような設計を意識しましょう。以下に、具体的なポイントを紹介します。
投稿までのステップを最小限にする
レビュー投稿のハードルを下げるためには、入力項目をできるだけ少なくすることが重要です。
星評価・コメント欄・ニックネーム程度に絞ることで、ユーザーは短時間で投稿できます。特に、会員ログインを必須にせず、購入履歴からワンクリックで投稿ページに遷移できる仕様にすると、投稿率が大幅に向上します。
購入後メールから直接レビュー画面にアクセスできるようにする
購入完了後に自動で送信されるメールや発送完了通知メールに、レビュー投稿リンクを設置するのも効果的です。
リンクをクリックするとすぐにレビュー画面が開くように設定すれば、顧客は迷わず投稿できます。タイミングとしては、商品到着から数日後にリマインドメールを送ると投稿率がさらに高まります。
スマートフォンでも快適に操作できるデザインにする
ECサイトの閲覧や購入の多くはスマートフォン経由のため、レビュー投稿ページもモバイル最適化が欠かせません。
テキスト入力欄やボタンを大きく配置し、スクロール量を最小限に抑えるなど、ストレスのない操作性を重視しましょう。
エラーや手間を感じさせないUX設計を意識する
レビュー投稿中に入力エラーが起きたり、再ログインを求められたりすると離脱の原因になります。
入力内容の自動保存やプレビュー機能を設けるなど、ユーザーがストレスなく投稿できる導線を整えることが大切です。
すでに投稿されたレビューをSNSで紹介する
ECサイトに集まったレビューは、そのまま掲載するだけでなく、SNSで紹介することで大きな宣伝効果を発揮します。
実際の購入者の声を発信することで、商品の信頼性を高め、新たな購買を後押しすることができます。
特にInstagramやX(旧Twitter)、TikTokなどでは、ビジュアルやストーリー性を活かした投稿が効果的です。以下では、SNSでレビューを紹介する際の具体的なポイントを紹介します。
信頼性の高い口コミとして発信できる
SNSで実際のレビューを紹介することで、「お客様のリアルな声」として伝えられます。
自社が発信する広告よりも、第三者の体験談の方が説得力があり、新規ユーザーに安心感を与えます。
とくにスクリーンショットや購入者の同意を得た引用を使うと、自然で信頼感のある投稿になります。
ポジティブな評価をブランディングに活かす
高評価レビューや感動的な体験談をSNSで共有することで、ブランドイメージを強化できます。
「丁寧な対応でした」「リピートしたい」というようなコメントをピックアップして発信することで、信頼感と好感度の両方を高められます。
レビュー紹介を通じて投稿を促進できる
「紹介されたレビューはこちら」といった投稿を行うと、「自分のレビューも取り上げられたい」と思う顧客が増え、レビュー投稿のモチベーションアップにつながります。
レビューをSNSで紹介すること自体が、新たなレビュー収集施策としても機能します。
レビュー投稿者への感謝を添える
SNSでレビューを紹介する際には、単に内容をシェアするだけでなく、投稿者への感謝のメッセージを添えましょう。
「素敵なレビューをありがとうございます」といった言葉を添えることで、顧客との関係性が深まり、ブランドへの好感度がさらに上がります。
ECサイトのレビューが増えない原因
ECサイトにレビュー機能を設置していても、思うように投稿が集まらないケースは少なくありません。
レビューが増えない原因は、単に「購入者が面倒に感じているから」だけではなく、依頼のタイミングや伝え方、投稿導線、投稿後のメリットの見せ方など、複数の要素が関係しています。
特に、レビュー依頼が形式的になっていたり、投稿画面までの手間が多かったりすると、購入者は「あとで書こう」と思ったまま離脱してしまいます。
レビューを増やすためには、まず投稿されない理由を分解し、購入者が自然に書きたくなる流れを整えることが大切です。
ここでは、ECサイトのレビューが増えない主な原因を紹介します。
レビューを書く理由が購入者側に伝わっていない
ECサイトのレビューが増えない原因のひとつは、購入者に「なぜレビューを書く必要があるのか」が伝わっていないことです。
多くのレビュー依頼は「よろしければレビューをお願いします」というお願いだけで終わってしまい、投稿することで誰の役に立つのか、ショップにどう反映されるのかが見えません。
購入者は基本的に、レビューを書くことを自分の役割だとは考えていないため、行動する理由が弱いと後回しにされてしまいます。
単に特典をつけるだけでなく、「これから購入する方の参考になります」「いただいた声は商品改善に活用します」と伝えることで、レビュー投稿の意味が明確になり、協力してもらいやすくなります。
レビュー依頼では、投稿してほしい理由まで伝えることが大切です。
商品到着後の感情が高いタイミングを逃している
レビューは、購入者の感情が動いているタイミングで依頼することが重要です。
商品が届いた直後や、実際に使って満足した直後は「よかった」「便利だった」「誰かに伝えたい」という気持ちが高まりやすいタイミングです。
しかし、レビュー依頼のタイミングが早すぎるとまだ使用感が分からず、遅すぎると購入時の印象が薄れてしまいます。
特に食品や日用品、アパレル、コスメなどは、商品ごとに最適な依頼タイミングが異なります。
すべての商品に同じタイミングでメールを送るのではなく、使用開始までの期間やリピート周期を考慮して設計することで、自然なレビュー投稿につながりやすくなります。
レビュー依頼が「お願い」で終わっていて投稿内容まで導けていない
購入者がレビューを書かない理由には、「何を書けばいいか分からない」という心理的なハードルもあります。
レビュー依頼でただ投稿をお願いするだけでは、文章を書くのが苦手な人や、具体的な感想を整理できない人は途中で離脱してしまいます。
そのため、レビュー依頼時には「サイズ感はいかがでしたか」「使ってみて便利だった点はありますか」「購入前に不安だったことは解消されましたか」など、書く内容の切り口を示すことが大切です。
例文をそのまま提示すると似たレビューが増えやすいため、テンプレートではなく質問形式で導くのがおすすめです。
購入者が答えるだけで自然にレビューになる設計にすることで、投稿率と内容の質を同時に高められます。
レビュー投稿後のメリットが見えず行動する動機が弱い
レビュー投稿後に何が起きるのかが見えないと、購入者はわざわざ時間を使って投稿しようとは思いにくくなります。
クーポンやポイントなどのインセンティブは効果的ですが、それだけに頼ると「特典目的の短いレビュー」が増える可能性もあります。
大切なのは、投稿者にとってのメリットを複数用意することです。
たとえば、レビューが商品改善に使われる、公式SNSで紹介される、同じ悩みを持つ人の参考になる、といった価値を伝えると、投稿への納得感が生まれます。
さらに「レビュー投稿後に次回使えるクーポンをお送りします」といった流れを明記することで、行動後のイメージが明確になり、投稿率の向上につながります。
レビュー投稿画面までの導線に小さな離脱ポイントが多い
レビューが増えないECサイトでは、投稿画面にたどり着くまでの導線に小さなストレスが隠れていることがあります。
たとえば、ログインが必要、購入履歴を探さなければならない、入力項目が多い、スマートフォンで操作しづらいなどの要素があると、購入者は途中で離脱してしまいます。
レビュー投稿は、購入や問い合わせに比べて優先度が低い行動です。そのため、少しでも面倒だと完了されにくくなります。
理想は、メールやQRコードから直接投稿画面に遷移でき、星評価と短いコメントだけでも投稿できる状態です。
投稿完了までのクリック数や入力時間を減らすことで、レビュー依頼の効果を最大化できます。
レビュー投稿は「あとでやろう」と思われやすい行動です。できるだけ少ない手間で完了できる導線を作りましょう。
低評価を書きにくい雰囲気があり本音のレビューが集まりにくい
高評価レビューばかりを求める雰囲気があると、購入者は本音を書きにくくなります。
結果として、レビュー数が伸びないだけでなく、内容も似たようなポジティブな感想に偏ってしまい、読み手にとって参考になりにくくなります。
実際の購入者は、良い点だけでなく「少し気になった点」「思っていたより違った点」も知りたいと考えています。
そのため、レビュー依頼では「良かった点・気になった点の両方をお聞かせください」と伝えることが重要です。
短所を含むレビューを受け入れる姿勢を見せることで、購入者は安心して投稿でき、結果として信頼性の高いレビューが集まりやすくなります。
レビューが活用されている実感がなく投稿者が増えない
購入者がレビューを投稿しても、その声がどのように活用されているか分からなければ、次回以降の投稿意欲は高まりません。
レビューは集めるだけでなく、「お客様の声をもとに改善しました」と見える形で反映することが大切です。
たとえば、サイズに関するレビューが多ければ商品ページにサイズ比較表を追加する、梱包への要望があれば改善内容をお知らせに掲載するなど、レビューがショップ運営に活かされていることを伝えましょう。
投稿者は自分の声が役に立ったと感じることで、ブランドへの愛着を持ちやすくなります。
その結果、継続的にレビューが集まる好循環を作ることができます。
ECサイトで質の高いレビューを増やすポイント
ECサイトでは、レビューの数を増やすことも大切ですが、それ以上に重要なのが「購入検討者の役に立つレビュー」を集めることです。
たとえば「よかったです」「満足です」といった短いレビューだけでは、商品の魅力は伝わっても、サイズ感や使用感、他商品との違いなど、購入前の不安を十分に解消することはできません。
質の高いレビューを増やすには、購入者が具体的な体験を書きやすいように、質問項目や投稿フォーム、写真投稿の案内などを工夫する必要があります。
レビューの質が高まると、商品ページの説得力が上がり、購入率や返品防止にもつながります。
ここでは、ECサイトで質の高いレビューを増やすためのポイントを紹介します。
購入者が書きやすいレビュー質問を商品ジャンル別に変える
質の高いレビューを増やすには、商品ジャンルごとに質問内容を変えることが重要です。
すべての商品に同じ質問を設定すると、レビュー内容が抽象的になりやすく、購入検討者にとって参考になりにくくなります。
たとえばアパレルなら「サイズ感」「生地の厚み」「透け感」、食品なら「味」「量」「保存しやすさ」、コスメなら「使用感」「香り」「肌との相性」など、購入前に気になるポイントは異なります。
レビュー投稿フォームに商品特性に合った質問を用意することで、購入者は感想を書きやすくなり、読み手にとっても判断材料の多いレビューになります。
商品別に質問を最適化することで、レビューの量だけでなく質も高められます。
「良かった点」だけでなく「迷った点」も書ける設計にする
レビューの質を高めるためには、ポジティブな感想だけでなく、購入前に迷った点や不安だった点も書ける設計にすることが大切です。
購入検討者は「この商品が良いか」だけでなく、「自分に合わない可能性はないか」も確認したいと考えています。
そのため、良かった点だけが並ぶレビューよりも、「購入前はサイズが心配だったが問題なかった」「香りが強すぎないか不安だったが使いやすかった」といったレビューの方が、具体的な判断材料になります。
投稿フォームに「購入前に迷った点はありますか?」という項目を入れることで、購入者のリアルな検討過程が可視化され、次の購入者の不安解消につながります。
「迷った点」が書かれているレビューは、購入前の不安を持つユーザーにとって非常に参考になります。
サイズ感・使用シーン・比較対象など購入前の不安に直結する項目を入れる
質の高いレビューとは、単に「よかった」「満足です」と書かれているものではなく、購入前の不安を解消できる情報が含まれているレビューです。
特にECサイトでは実物を見たり試したりできないため、サイズ感、使用シーン、他商品との比較、耐久性、色味、素材感などの情報が重要になります。
たとえば「身長160cmでMサイズがちょうどよかった」「通勤用に使っても容量が十分だった」といった具体的な情報は、購入検討者の判断を強く後押しします。
レビュー項目にこうした切り口を入れておくことで、購入者は自然に詳しい内容を書きやすくなります。
結果として、商品ページ自体の説得力も高まります。
写真付きレビューを増やすために撮影してほしいポイントを明示する
写真付きレビューは、文章だけのレビューよりも商品の使用イメージが伝わりやすく、購入前の不安解消に役立ちます。
ただし、購入者に「写真も投稿してください」と伝えるだけでは、何を撮ればよいか分からず投稿されにくいことがあります。
そのため、「着用時のサイズ感が分かる写真」「実際に収納した状態」「手に持ったときの大きさ」「部屋に置いた雰囲気」など、撮影してほしいポイントを具体的に伝えることが大切です。
写真の例を示す場合も、完璧な広告写真ではなく、スマートフォンで撮影した自然な雰囲気の方が投稿のハードルを下げられます。
撮影の切り口を明示することで、参考価値の高い写真レビューが集まりやすくなります。
レビュー例文ではなくレビューの切り口を提示する
レビューを増やすために例文を用意する方法もありますが、例文をそのまま提示すると、似たような表現のレビューが増え、読み手に不自然な印象を与える可能性があります。
質の高いレビューを集めるには、文章の型ではなく「何について書くか」という切り口を提示することが有効です。
たとえば「購入前に不安だったこと」「実際に使って便利だった場面」「想像と違った点」「誰におすすめできるか」といったテーマを示すことで、購入者は自分の言葉でレビューを書きやすくなります。
これにより、レビュー内容に個人差が生まれ、リアルで信頼性のある声が集まります。
レビューは整った文章よりも、具体的な体験が伝わることが重要です。
例文を出しすぎると、似たレビューが増える原因になります。あくまで「書く切り口」を提示するのがおすすめです。
投稿者属性を加えて読み手が自分ごと化できるレビューにする
レビューの価値は、読み手が「自分と似ている人の意見だ」と感じたときに高まります。
そのため、レビューには投稿者属性を加えると効果的です。
たとえばアパレルなら身長・体型・購入サイズ、コスメなら肌質・年代、食品なら家族構成や利用シーン、家具なら部屋の広さなどが参考になります。
同じ商品でも、使う人の状況によって満足度は変わるため、属性情報があることで購入検討者は自分に置き換えて判断しやすくなります。
ただし、個人情報になりすぎる項目は避け、任意回答にすることが重要です。
適切な属性情報を添えることで、レビューは単なる感想ではなく、購入判断を助ける具体的な比較材料になります。
短所を含むレビューも歓迎することで信頼性を高める
質の高いレビューを増やすうえで重要なのは、良い点だけでなく短所も含めた正直な意見を集めることです。
高評価だけが並ぶ商品ページは一見魅力的ですが、ユーザーによっては「本当に信頼できるのか」と不安に感じることがあります。
一方で、「少し重いが収納力は十分」「香りは好みが分かれるが保湿力は高い」といったレビューは、商品の特徴を立体的に伝えられます。
短所があるレビューは、購入者の期待値を調整し、購入後のミスマッチ防止にもつながります。
レビュー依頼時に「気になった点も率直にお聞かせください」と伝えることで、より信頼性の高いレビューが集まり、結果的に購入率向上にもつながります。
ECサイトのレビューを売上につなげる活用方法
ECサイトのレビューは、集めて商品ページに掲載するだけでは十分に活用できているとはいえません。
レビューには、購入者が実際に感じた商品の魅力や不安、購入を決めた理由、使ってみて分かったメリットなど、売上につながるヒントが多く含まれています。
そのため、レビューは単なる口コミとして表示するのではなく、商品ページの改善、広告文の見直し、FAQ作成、定期購入や関連商品の訴求などに活用することが重要です。
レビューを購入前の不安解消や訴求改善に活かすことで、CVR向上やリピート購入につなげることができます。
ここでは、ECサイトのレビューを売上につなげる具体的な活用方法を紹介します。
購入前の不安ごとにレビューを商品ページへ配置する
レビューを売上につなげるには、ただ商品ページの下部に一覧表示するだけでは不十分です。
購入者が不安を感じる箇所に合わせて、関連するレビューを配置することが重要です。
たとえばサイズ選択の近くにはサイズ感に関するレビュー、素材説明の近くには肌触りや使用感に関するレビュー、配送案内の近くには梱包や到着スピードに関するレビューを掲載します。
購入検討者は、疑問が生まれた瞬間に答えを得られると、ページ離脱しにくくなります。
レビューを「まとめて見せる」のではなく、不安を解消する情報として適切な場所に配置することで、購入までの迷いを減らし、CVR向上につなげられます。
レビューは商品ページ下部にまとめるだけでなく、ユーザーが迷いやすい場所に置くと効果的です。
高評価レビューをファーストビューではなく迷いが生まれる箇所に置く
高評価レビューは、商品ページの最初に大きく見せるだけが正解ではありません。
もちろん第一印象を高める効果はありますが、購入者が本当にレビューを必要とするのは、価格、サイズ、品質、配送、返品条件などで迷いが生まれるタイミングです。
そのため、高評価レビューはファーストビューだけでなく、購入ボタン付近や比較情報の近く、価格説明の下などに配置すると効果的です。
たとえば「少し高いと思ったけれど、使ってみると納得できた」というレビューは、価格で迷うユーザーの背中を押します。
レビューを装飾として置くのではなく、購入心理の流れに合わせて配置することで、売上につながるレビュー活用ができます。
低評価レビューから商品説明の不足部分を見つけて追記する
低評価レビューは売上を下げるものと思われがちですが、商品ページ改善のヒントとして活用できます。
たとえば「思ったより小さかった」「色味が写真と違った」「使い方が分かりにくかった」といったレビューは、商品説明に不足している情報を示しています。
このような声をもとに、サイズ比較画像、カラーバリエーションの補足、使用方法の動画、注意事項などを追記すれば、同じ理由での購入後不満を減らせます。
低評価レビューを放置するのではなく、商品ページの改善に反映することで、購入前の期待値を適切に調整できます。
結果として、返品やクレームを減らしながら、納得して購入するユーザーを増やせます。
レビュー内容をもとに広告文やキャッチコピーを改善する
レビューには、企業側が気づいていない商品の魅力が含まれていることがあります。
たとえば販売者は「高品質な素材」を訴求していても、購入者は「洗濯しても型崩れしにくい」「子どもでも使いやすい」「ギフトにちょうどいい」といった点に価値を感じているかもしれません。
こうしたレビュー内の言葉は、広告文やキャッチコピーに活用できます。
実際の顧客が使っている表現は、見込み客にも伝わりやすく、広告のクリック率や商品ページの説得力を高める可能性があります。
レビューを単なる感想として見るのではなく、顧客の本音が集まったコピー素材として活用することで、売上につながる訴求を作ることができます。
レビューの中には、広告やLPでそのまま使えるような「顧客目線の言葉」が隠れています。
リピート購入者のレビューを定期購入や関連商品の訴求に使う
レビューを売上につなげるには、新規購入の後押しだけでなく、リピート購入や関連商品の提案にも活用することが重要です。
特にリピート購入者のレビューには、「何度も購入している理由」「他商品から乗り換えた理由」「継続して使って感じた変化」など、初回購入者のレビューにはない説得力があります。
定期購入ページや同梱チラシ、メルマガでこうしたレビューを紹介すると、継続利用のイメージを伝えやすくなります。
また、関連商品を購入した人のレビューを掲載することで、クロスセルにもつなげられます。
レビューを単発購入のためだけに使うのではなく、LTV向上のための導線に組み込むことが大切です。
レビューをFAQ化して購入前の離脱を防ぐ
レビューには、購入者が実際に感じた疑問や不安が多く含まれています。
そのため、レビュー内容をもとにFAQを作成すると、購入前の離脱防止に役立ちます。
たとえば「洗濯して縮みますか」「ギフト包装はきれいですか」「敏感肌でも使えますか」といった内容がレビューに多く出ている場合、それは購入検討者も気にしている可能性が高い質問です。
商品ページにFAQとして整理して掲載すれば、ユーザーはレビューをすべて読まなくても必要な情報を確認できます。
さらに、FAQ内に実際のレビュー内容を引用することで、回答に説得力が生まれます。
レビューを情報整理に活用することで、購入前の不安を効率よく解消できます。
売れている商品のレビュー傾向を新商品ページに横展開する
売れている商品のレビューには、顧客が購入を決めた理由や満足したポイントが詰まっています。
その傾向を分析し、新商品ページに活かすことで、発売初期から売れやすい訴求を作ることができます。
たとえば既存商品のレビューで「ギフトに使いやすい」という声が多ければ、新商品でもギフト用途を強調する、アパレルで「体型カバーできる」という声が多ければ、着用イメージやシルエット説明を充実させるといった活用ができます。
レビューは過去商品の評価にとどまらず、次の商品ページ作成や販売戦略のヒントになります。
売れている商品のレビュー傾向を横展開することで、新商品の立ち上がりを強化できます。
ECサイトにネガティブなレビューが投稿された時の対処法
ECサイトにネガティブなレビューが投稿された時の対処法は、以下になります。
・ネガティブなレビューも公開する
・返信を必ず行う
・公開対応と個別対応を適切に使い分ける
・ネガティブなレビューに対する改善を行う
それぞれ見ていきましょう。
ネガティブなレビューも公開する
ネガティブなレビューは一見マイナスな印象を与えますが、実際にはショップの信頼性を高めるための重要な要素です。
すべてのレビューを隠すのではなく、正当な意見として受け止め、適切に公開することで透明性を示せます。
公開の判断を行う際は、内容を精査し、事実に基づいているかを確認することが大切です。詳しい内容を次から解説していきます。
信頼性を高めるためにあえて公開する
高評価ばかりのレビューは不自然に見え、かえってユーザーの不信感を招くことがあります。
ポジティブ・ネガティブ両方の声を掲載することで、ショップの誠実さやリアルさが伝わり、結果的に信頼向上につながります。
事実確認を行い、正当な内容のみ掲載する
公開前には、レビュー内容の真偽を確認しましょう。
事実と異なる情報や誤解を含む場合は、修正依頼や補足説明を加える対応が必要です。
正確な情報に基づくレビューだけを掲載することで、店舗の信頼性を守ることができます。
誤解がある場合は補足説明を添える
顧客が誤って認識しているケースでは、そのまま放置せず、コメントで丁寧に補足することが重要です。「こちらの仕様は〇〇のためです」といった説明を加えることで、他のユーザーにも誤解を与えずに済みます。
返信を必ず行う
ネガティブなレビューを放置することは、顧客満足度の低下につながります。
どんな意見でも、迅速かつ誠実に返信することが信頼を回復する第一歩です。
返信の内容は感情的にならず、冷静に事実と改善方針を伝えることが重要です。
誠意ある姿勢で迅速に対応する
レビューを確認したら、できるだけ早く返信しましょう。
「ご迷惑をおかけして申し訳ございません」「ご意見をいただきありがとうございます」といった表現を添えることで、誠実な姿勢が伝わります。
感情的な反論を避け、冷静に対応する
不当な意見や厳しい指摘に対しても、感情的な反論は避けるべきです。
落ち着いた口調で事実を説明し、改善の意向を伝えることで、店舗としての信頼を損なわずに済みます。
第三者の目線を意識して返信する
返信は投稿者だけでなく、他の閲覧者の印象にも影響します。
誠実で礼儀正しい対応を心がけることで、「対応が丁寧なショップ」という好印象を与えることができます。
返信の例
ネガティブなレビューに対する返信は、丁寧で誠実な対応が求められます。以下に、具体的な返信例を示します。
[顧客の名前またはニックネーム]様、
まずは、ご指摘いただいた点について、お詫び申し上げます。また、当ECサイトをご利用いただき、貴重なご意見をお寄せいただいたことに心より感謝いたします。
[具体的な問題点や指摘内容]については、早急に調査し、以下のような対応策を講じる予定です。
[具体的な対応策や改善予定]
当社では、お客様のご意見を真摯に受け止め、サービスの改善に努めてまいります。今後も、[顧客の名前またはニックネーム]様にご満足いただけるサービスを提供できるよう、一層努力してまいります。
何か他にもご不明な点やご意見がございましたら、お気軽にお問い合わせください。今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。
敬具、
公開対応と個別対応を適切に使い分ける
ビュー対応では、全てを公開コメントで対応するのではなく、状況に応じて個別対応と組み合わせることが重要です。
公開では誠意を示し、個別では問題解決に集中することで、総合的な信頼を築けます。
公開コメントでは誠意と透明性を示す
公開コメントでは、他のユーザーも見ることを意識し、誠実な言葉遣いで返信します。
「ご不快な思いをさせてしまい申し訳ございません」など、誠意が伝わる表現を心がけましょう。
個別対応で問題解決を徹底する
商品の不具合や配送トラブルなど、個別確認が必要な場合は「別途ご連絡させていただきます」と案内し、直接対応しましょう。
迅速で丁寧なフォローは、顧客満足度を大きく高めます。
公開と個別を組み合わせて信頼を構築する
公開対応で誠意を示し、個別対応で実際の問題を解決する。
この両立ができるショップは、他の顧客にも「信頼できる」と感じさせ、ブランド価値の向上につながります。
ネガティブなレビューに対する改善を行う
ネガティブなレビューは、商品やサービス改善のヒントになる貴重な意見です。
顧客の声を真摯に受け止め、課題を洗い出して改善につなげることで、信頼回復だけでなく、より良いショップ運営を実現できます。
レビュー内容を社内で共有し課題を分析する
投稿内容をチーム全体で共有し、どこに問題があるのかを明確にします。
スタッフ全員で意見を出し合い、原因を突き止めることで、再発防止策を実行しやすくなります。
具体的な分析方法はこちらをご覧ください
改善後の取り組みを顧客に伝える
改善を行った際は、「お客様の声をもとに〇〇を改善しました」と発信しましょう。
顧客の意見を大切にしている姿勢が伝わり、ブランドイメージの向上にもつながります。
継続的な改善サイクルを意識する
一度の対応で終わらせず、定期的にレビューを見直し、改善を積み重ねることが大切です。
PDCAを回すことで、顧客満足度を高めながら、長期的なファンを育てていくことができます。
ECサイトのレビューに関する注意点
ECサイトのレビューは、購入率の向上や信頼性の強化に役立つ一方で、運用方法を誤るとショップの信用を大きく損なう可能性があります。
特に、レビューの見せ方や集め方には注意が必要です。高評価を意図的に増やそうとしたり、都合の悪いレビューを削除したりすると、ユーザーから「信頼できないショップ」と判断されてしまう恐れがあります。
また、レビューには顧客の個人的な体験や情報が含まれるため、返信内容や公開範囲にも配慮しなければなりません。
ECサイトのレビューは、ただ集めるだけでなく、公平性・透明性・個人情報保護を意識して運用することが重要です。
ここでは、ECサイトでレビューを扱う際に注意すべきポイントを紹介します。
ステマは絶対にしてはいけない
ECサイトにレビュー機能を設置する場合、ステマを行うのは絶対にやめましょう。
ステマとは、企業が自らの商品やサービスに対して、偽の肯定的なレビューや評価を投稿し、消費者の意思決定に影響を与える不正行為のこと。
まずステマを行ってしまうと消費者の信頼を失う可能性があるでしょう。消費者は、商品やサービスの購入にあたりレビューを重要な判断材料として活用しています。偽のレビューや評価があることが発覚した場合、消費者はそのECサイトに対する信頼を失い、他のサイトへ移動することが考えられます。その結果、売上や顧客満足度の低下に繋がります。
また、ステマは法律で禁じられていることが多いです。各国や地域によっては、ステマに対して厳格な規制や罰則が設けられています。
違反が発覚した場合、罰金や損害賠償請求、業務停止命令などの厳しい処罰が科せられる可能性もあるため、法的なトラブルを避けるためにも、ステマを行わないことが重要です。
レビュー削除は慎重に行う
ネガティブなレビューを理由なく削除することは、かえってショップへの不信感を生む結果になりかねません。
ユーザーは多様な意見を参考にして購買判断を行っているため、都合の悪い内容を削除してしまうと「誠実さに欠ける」と判断される恐れがあります。
削除を検討する場合は、明らかに虚偽・誹謗中傷・個人情報の漏えいなど、ガイドライン違反が確認できるケースに限るべきです。
基本的には削除ではなく、誠実な返信や改善策の提示で対応することが、信頼構築につながります。
レビュー投稿の誘導方法に注意する
レビュー投稿を促すこと自体は問題ありませんが、誘導の仕方には細心の注意が必要です。
「高評価を投稿すれば特典をプレゼント」といった形で評価内容を操作する行為は、公正な取引を損ねると見なされる場合があります。
代わりに「率直なご意見をお聞かせください」「今後のサービス改善の参考にさせていただきます」といった表現で、自然な形で投稿を促すのが理想的です。
ユーザーの自由な意見を尊重しつつ、投稿のハードルを下げる工夫を行いましょう。
個人情報の扱いに十分配慮する
レビュー対応の際、顧客の個人情報を不用意に公開することは避けなければなりません。
返信で顧客名や住所、注文内容などを具体的に記載すると、個人情報保護の観点から問題になる可能性があります。
公開コメントでは一般的な対応に留め、「詳細を確認させていただくため、別途ご連絡いたします」と案内するのが適切です。
個別対応を通してトラブル解決を図りつつ、公開の場ではプライバシーを守る姿勢を徹底しましょう。
レビュー運用ルールを明確にして社内共有する
レビューはショップの信頼に関わる重要なコンテンツであるため、社内で統一した運用ルールを設けておくことが大切です。
たとえば「返信までの目安時間」「削除判断の基準」「返信文のトーン」などを明文化し、担当者間で共有しておくことで、対応の一貫性を保てます。
また、レビューを定期的に分析し、改善点を議論する仕組みを整えることで、顧客満足度を高めながらブランド価値を継続的に向上させることができます。
ECサイト×レビュー施策の成功事例
ここではECサイト×レビュー施策の成功事例を見ていきましょう。
A社:レビュー投稿率を高めて売上120%アップを実現
購入後のレビュー投稿率が5%と低迷し比較材料が不足 新規ユーザーの信頼形成が弱く再訪率が伸び悩み
【改善結果】
- QRコード同梱と特典クーポンで投稿率25%へ
- レビュー引用をSNSで紹介し指名検索が増加
- 平均注文額が上昇し売上は前年比120%
A社はアパレルECサイトを運営しており、購入後のレビュー投稿率がわずか5%と低迷していました。
そこで、商品発送時に「レビュー投稿用QRコード付きカード」を同梱し、投稿特典として次回購入時に使えるクーポンを付与する施策を実施。さらに、投稿内容の一部をSNS公式アカウントで紹介することで、顧客のモチベーションを向上させました。
結果、レビュー投稿率は25%に上昇し、ユーザー間での信頼感が高まったことで、平均購入単価が上昇。全体売上は前年同月比で120%に伸びる成果を上げました。
B社:レビュー分析でリピート率向上に成功
好意的な声は多い一方で、賞味期限に関する不満が散見。商品情報が分散しており、購入前の不安を解消できていなかった。
【改善結果】
- 出荷ロット最適化で賞味期限関連の低評価が減少
- 代表レビューを商品ページ上部に掲載し離脱率が改善
- 定期購入が増えリピート率が約30%向上
B社は食品系ECサイトを運営。レビューの多くが「配送が早い」「梱包が丁寧」といった好意的な内容であった一方、「賞味期限が短い」という意見も散見されていました。
この指摘を受け、B社は物流倉庫との連携を強化し、出荷管理を改善。さらにレビュー内容を商品ページに引用し、安心感を訴求しました。
その結果、リピート購入率が約30%向上し、レビュー活用による顧客ロイヤリティの向上を実現しました。
C社:ネガティブレビューを活かして顧客満足度を改善
成分適合に関する低評価が目立ち、返品対応フローも不明瞭。初回購入時の不安が残り、離脱率が高かった。
【改善結果】
- 全ネガティブレビューへ48時間以内の返信を徹底
- 成分フィルターと類似成分商品の一覧でミスマッチ抑制
- 満足度スコアが過去最高を更新し指名流入が増加
C社はコスメ系ECサイトを運営しており、一部商品のレビューで「肌に合わなかった」というコメントが相次ぎました。
C社はこれを放置せず、全てのネガティブレビューに丁寧な返信を行い、返品・交換の対応を明記。また、同じ成分を含む商品の一覧を掲載して、購入前に比較できる仕組みを導入しました。
その結果、「対応が丁寧だった」「信頼できるショップ」という声が増え、顧客満足度調査で過去最高の評価を獲得。ブランド全体のファン層拡大にもつながりました。
ECサイトにおけるレビューの分析方法
ここではECサイトのレビューにおける分析方法について詳しく説明していきます。
1. 定量分析:レビュー数・評価スコアを数値で把握する
レビュー分析の基本は、まず「どのくらいのレビューが投稿され、平均評価がどの水準にあるか」を定量的に把握することです。
平均評価点(星の数)、レビュー投稿率、商品別のレビュー件数を集計し、期間ごとの推移を確認します。
これにより、商品の人気度や顧客満足度の変化傾向を把握できます。
特に、発売直後やキャンペーン時のレビュー数の増減を比較すると、施策の効果測定にも役立ちます。
2. 定性分析:レビュー本文から顧客の本音を抽出する
数値だけではわからない顧客の感情や意見を読み解くために、レビュー本文の内容を分析します。
「良い点」「悪い点」「改善要望」などをカテゴリに分け、頻出ワードを抽出することで、ユーザーが何に満足し、どこに不満を感じているかを明確化できます。
また、ポジティブ・ネガティブワードの出現比率を可視化することで、顧客体験の質をより深く理解できます。
3. テキストマイニングツールを活用して傾向を可視化
レビュー量が多い場合、AIや分析ツールの活用が有効です。 代表的な手法として、テキストマイニング(自然言語処理)を用いて頻出キーワードを抽出し、ワードクラウドや共起ネットワークとして可視化します。
これにより、顧客が重視するポイントや改善すべき要素を客観的に把握することができます。
Googleスプレッドシート+ChatGPT APIや、無料ツールのKH Coder、YoshidaLabなどを活用する方法もあります。
4. レビュー分析結果を商品改善・販売戦略に反映させる
レビュー分析の目的は「データを集めること」ではなく、「改善行動につなげること」です。
たとえば「サイズ感が分かりづらい」という声が多い場合は、商品ページに着用写真や寸法表を追加するなど、顧客の不安を解消する具体策を立てます。
また、評価が高い商品の共通点を抽出し、新商品開発やマーケティング訴求の参考にすることで、レビュー分析を成果に直結させることができます。
5. 定期的なレビュー分析で顧客体験をアップデート
レビュー分析は一度きりではなく、継続的に行うことが重要です。
新商品の発売やキャンペーン施策ごとに定期的にレビューを見直し、顧客ニーズの変化を把握します。
定期分析によって、トレンドや季節ごとの嗜好変化をいち早く察知でき、長期的なブランド価値の向上につながります。
自社ECサイトにレビュー機能を設置する方法
ここでは自社ECサイトにレビュー機能を設置する方法をそれぞれのASPカート毎に紹介していきます。
・shopifyにレビュー機能を設置する方法
・makeshopにレビュー機能を設置する方法
・BASEでレビュー機能を設置する方法
・カラーミーショップでレビュー機能を設置する方法
shopifyにレビュー機能を設置する方法
shopifyの商品ページにレビュー機能を設置するには、Shopifyアプリストアからレビュー機能を提供するアプリをインストールする必要があります。
以下では、レビュー機能追加におすすめのshopifyアプリを見ていきましょう。
Shopify Product Reviews
これはShopify公式の無料レビューアプリで、基本的なレビュー機能を提供しています。
シンプルで使いやすく、初心者にもおすすめです。
Yotpo
Yotpoは、レビューだけでなく、写真や動画を含めたUGC(ユーザー生成コンテンツ)の収集や管理ができる人気のアプリです。
また、ソーシャルメディア統合やレビューのマーケティング機能も提供しています。基本プランは無料で利用できますが、より高度な機能を利用するためには有料プランへのアップグレードが必要です。
Judge.me
Judge.meは、レビューや写真の収集、カスタマイズ可能なレビューウィジェット、自動レビュー要請メールなど、多機能なレビューアプリです。
また、クーポンやポイントを提供してレビュー投稿を促す機能もあります。無料プランと有料プランがあります。
makeshopにレビュー機能を設置する方法
makeshopでレビュー機能を設定する方法は、以下の通りです。
1.MakeShopアカウントにログイン: まず、MakeShopアカウントにログインし、管理画面にアクセスします。
2.商品レビュー機能を有効化: 管理画面のメニューから「ショップ作成」をクリックし、その後「オプション機能の設定」を選択します。設定画面で、「商品レビュー基本設定」の項目があるので、「利用する」にチェックを入れます。
3.レビューのデザインを選択:設定画面にある「レビューのデザイン設定」の項目で、★星印のデザインを設定します。
4.保存する:ここまでの設定を反映させるためには[保存]ボタンをクリックして設定を保存してください。
ただし、MakeShopにはプランによって機能が異なるため、レビュー機能が利用可能なプランを選択していることを確認するようにしましょう。
BASEでレビュー機能を設置する方法
BASEでレビュー機能を追加するには、BASEの拡張アプリ「レビューApp」を導入する必要があります。
BASEにログインし、管理画面のメニューから[Apps]をクリックし、「レビュー」と検索してアプリをダウンロードしましょう。
「レビューApp」をインストールすると、ショップの商品ページにお客様からのレビューが表示されます。投稿されたレビューには、ショップからの返信も可能です。
カラーミーショップでレビュー機能を設置する方法
カラーミーショップでレビュー機能を追加する方法は、以下の通りです。
1.カラーミーショップにログイン:まずカラーミーショップの管理画面にログインします。
2.レビュー設定を行う:メニューバーから[商品管理>レビュー管理>レビュー設定]を選択し、レビュー設定の画面に移動します。投稿者制限やポイント付与の設定を行い保存をクリックします。
3.ショップでの表示確認:商品ページに移動し、レビュー機能が追加されているか確認する。
ただしカラーミーショップのレビュー機能が使えるのは、「レギュラープラン」「ラージプラン」「プレミアムプラン」のみとなっているので、利用したい方はプランの確認を行いましょう。





まとめ
ECサイトにレビューを集めることで、
・サイトの信頼性が向上する
・顧客満足度が向上する
・SEO対策になる
・EC運営における改善点が見つかる
・顧客とコミュニケーションを取ることができる
といった効果が期待できます。
またECサイトに口コミを集めるために有効な施策として
・フォローアップメールを送る
・インセンティブを提供する
・商品にレビュー投稿用のQRコードを同梱する
・ECサイトを簡単にレビュー投稿ができる仕様にする
・すでに投稿されたレビューをSNSで紹介する
といった方法があるので、ぜひ実践してみてくださいね。
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